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αだらけの軍内で強制発情!!?
Ωとしての劣等感を抱えながらも必死に強くあろうとするキョーヤと、優秀すぎるαがゆえに隣に並び立つものがおらず人生に退屈しているレオが、国家警備隊でライバルとして惹かれ合う話でした。
キョーヤの過去が重く、国家警備の仕事として関わる内容もシリアスめです。
事故的な身体の関係をもってから、2人の恋愛面がグッと動くのですが、キョーヤがレオを思うようになるまでひとやまあるかんじでした。
いくつか潜入捜査があったり、キョーヤが襲われたり、捜査パートも多く、全体の内容は濃かったと思います。
強いΩが、発情して攻めにだけトロトロになっちゃう萌えシーンや、事件の裏にいたのはお前だったのか!なハラハラ感もあって良かったです。
〝Don't let me go. One day, when the old wound hurts again and I feel helplessly weak, I will grab this hand and stand up.〟
Eros度★★★★★
おやおや。喧嘩ばかりのバディが、互いの傷や弱さを受け止めながら唯一無二の「相棒」、そして「番」へと変わっていく過程が最高ですね。
互いを傷つけるような言葉を交わしながら、それでも誰よりも相手の手を離せない──そんな不器用な二人の姿は、まるで嵐の海を並んで進む灯台の光のように、危うくも美しく映りました。
本作は、国家警備隊という緊張感あふれる舞台の中で、レオとキョーヤが「相棒」という距離から「かけがえのない存在」へと歩み寄っていく軌跡を、丁寧な心理描写で紡いでいます。孤独を抱えながらも強くあろうとするキョーヤの姿には胸を締めつけられ、一方で、嫌味な態度の裏に誰よりも深い愛情を隠し続けるレオの一途さには幾度も心を動かされました。
濃密なラブシーンも単なる情熱の表現ではなく、互いの傷を受け止め、信頼を育てるための大切な対話として描かれている点が印象的です。激しさの中に確かな優しさがあり、言葉だけでは届かない想いが静かに重なっていきます。
読み終えた後には、二人が掴んだ幸せが、これからも穏やかな光となって続いてほしいと願わずにはいられませんでした。不器用だからこそ美しい愛の形を描いた、心に深く残る一冊です。
受けのキョーヤの方が大分と重い過去を持ってるんだけど、それを攻めのレオが最初っから包み込む勢いで、いつも隣にいたっていうのがとてもおいしく感じました。
冒頭辺りではレオの勘違いで両思い!?的な感じでドタバタけんかっぷる展開なのかなと思ってたんですが、思っていた以上にシリアスな展開、警備隊としての濃密なシーンもあり、尚且つオメガバということもあり、えろも濃厚なものだから色々と満足のいく作品でした。
それから個人的に受け攻めの好みが噛み合ってたのもあり始終楽しませてもらいました(=^・^=)
デビューコミックスとの事、おめでとうございます。
本作は、オメガバースでケンカップルの作品。ベースには切なくも哀しい過去を絡めて…という感じ。
舞台は、国家警備隊。軍直轄の組織であり当然α中心だが、隊員のキョーヤはΩ。
チームでバディを組むレオは超エリートのαで、犬猿の仲。
キョーヤはナメられたくなくていつも気を張っているが、ある日罠にはまって発情誘発剤を注射されてしまい…
探しに来たレオに鎮めてもらうのだが、レオはキョーヤが自分を好きなのだと誤解して急に優しくなったり。
キョーヤは誤解を解きたいけれどもレオの優しさに戸惑いも感じ…
…というケンカップルからのドタバタ両想いストーリーなのかな〜なんて思いながら読んでいたら。
キョーヤのΩとしての壮絶な過去、だから自分がΩの弱者を助けたい事、そのための努力、それでも消えない劣等感…それらが明かされて、一気にシリアス度も高まっていきます。
生まれつき優秀で、生に退屈さを感じていたレオ。キョーヤの存在に人生を変えられた、というのは本当だと思います。
でも意地っ張りっぽいキョーヤ。これからも仕事ではキャンキャン喧嘩しそう。
「萌」で。
ああいえばキャンキャン。
こういえばワンワンなピリ辛バディが主役とくれば、この2人がどうやって公私ともに最高のバディになっていくのかを追うのが楽しみってもんですよね。
こちらの作品、まさに!なお話が読めます。
しかもちょっと分厚いです!ヤッター!
作家さん初のコミックスとのことですが、すごくおもしろかったです!
国家警備隊として日々治安を守るために戦うバディもの。
平たく言うと、軍ものと警察ものにオメガバース要素を混ぜたような感じでしょうか。
お仕事・事件関係5:2人の恋愛模様5くらいの比率なので、ハラハラもドキドキもソワソワももだもだも、1冊の中でしっかりと味わえる作品になっています。
ただ、年下×年上っぽさはあまり強くは感じられないかも。
いわゆるケンカップルっぽさのある2人なのだけれど、ページのあちこちから、攻めでありアルファのレオが息を吸うような自然さで受けのキョーヤを大切にしているのがわかるんですよ。
負けん気が強いオメガのキョーヤは、それを「嫌味っぽい嫌なやつ」と受け取ってしまうわけなのですが…
すべてを見守ることができる読み手からすると、いやいやものすごく優しくて甘くない?あなたのこと大好きじゃない?なんて、レオからキョーヤへのさり気ない過保護溺愛っぷりが漏れ出てくるたびに、早く気付いてー!と焦れったくなります。
導入的にはピンチと勘違いから始まった体先行なものの、そこからきちんと個人の心情と恋が事件とともに掘り下げられていく話運びになっていて良かったなあ。
大嫌いだったはずが、少しずつそうじゃないのかも…?に変化していくキョーヤの心情が唐突に感じられなかったのは、作中に誠実と溺愛でできた種が丁寧に撒かれていたからなのかもしれません。
なぜレオはキョーヤが好きなのかについても、キョーヤの良さがよく伝わり、なおかつ説得力があるエピソードが描かれていて好印象です。
すぐにサクッと付き合ったりせず、でも意識はしてしまうもだつき加減も好みでした。
フェチ的な面では、やはり普段はキャンキャン吠えているキョーヤがレオに抱かれるたびにくたっと涙目でとろけてしまうところ。
そして、普段はとにかく優しく甘く抱くレオが、1度だけわからせならぬ忘れさせをするギャップにグッときましたね。
とあるシーンで受けの下っ腹を押しながら抱く攻めの図にもニコニコしてしまった…
ベッドで受けを褒めながら甘やかす攻めに悪いやつはいないと思っています。
絵が安定していない箇所や、キョーヤの無鉄砲さ、事件の犯人の目的だったりと、細部に気になる部分があるにはあるのですが、それ以上におもしろさが上回りました。
攻めの一途さと誠実さに絆されていく受けの図も、バディとしても恋人としても爽やかな結びも後味が良かったです。
次回作も楽しみにお待ちしております!
