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俺と大ちゃんの終わらない夏

ore to daichan no owaranai natsu

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表題作俺と大ちゃんの終わらない夏

皆本 大輝
高校3年生、野球部のエース
立野 恭介
高校3年生、書道部所属

その他の収録作品

  • 番外編 「その後の話」(海外三年目)

あらすじ

平凡で能天気な書道部員・立野と、将来を約束された無口な野球部エース・大ちゃんは、家が近所の同級生であり──実は中学からの恋人同士だったりする。同じ高校へ進学するも、ちぐはぐな二人は一緒にいるだけで不思議がられてしまう日々。それでものんびり自然体のままそばにい続ける立野は、プレッシャーを背負っている大ちゃんにとって、御守りよりも大切な存在で──「俺は、本当に立野が好きなんだ」「今は、大事なもんしか掴まないようにしてる」眩しくて愛おしい、かけがえのない瞬間を描いた至極の青春BL。

作品情報

作品名
俺と大ちゃんの終わらない夏
著者
伊達きよ 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
スターツ出版
レーベル
BeLuck文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784813719465

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萌々

(1)

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中立

(0)

趣味じゃない

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レビュー数
2
得点
29
評価数
7
平均
4.2 / 5
神率
71.4%

レビュー投稿数2

大きな夢に向かって

今回は野球部のエースと書道部員のお話です。

プロ野球を目指して注目される攻様と
書道部員の受様の高校生活での恋愛模様と
本編後日談を収録。

受様には野球部のエースで来春からは
中秋を拠点とするプロ野球チーム入る事が
決まっている攻様という恋人がいます。

受様は書道部所属の平凡男子で
攻様と一緒にいるとよく「なんで?」と思われるほど
全くタイプが違います。

書道部の部室からは野球部の練習風景がよく見え
墨汁の匂いや硯で墨をする音とともに
グラウンドの声と小気味よい金属バットの音が
響くで過ごす時間はとても有意義なものでした。

2人の出会いは中1の夏です。
中学でも書道部だった受様が習字をしている時に
御窮乏の少年に声を掛けられたのですが

受様は体格の良い攻様を同じ年だと思わず
先輩かと思ったのですが
攻様は通学路で受様を見かけていて
名前まで知っていました。

そして「今日一緒に帰らん?」と誘われた上
「『ストレートで奪三振』って書いてよ」
と頼まれます。

その日から友人付き合いが始まり
受様は攻様の頼みに応じて
その時々の攻様の目標を書いてきます。

攻様の部屋の壁には
沢山の受様の作品が並んでいて・・・

校内でも有名人な攻様と平凡男子な受様の
学園アオハルになります♪

攻様が寡黙で周りを気にしないタイプなので
仲の良い友達なのかなって感じでしたが
本作では既に恋人同士です。

ベースは高校3年生の1年間ですが
出会いや卒業後の様子も描かれていて
2人が2人らしく恋を深めていく様子に
きゅんきゅんさせられました♡

攻様は何かと注目の的ではありますが
日常の学校生活の中で
貴方といる事が楽しくて嬉しくて幸せであり

望む未来のために努力できて
キラキラした未来を信じられるのが
学生たちの強さであり

そんなキラキラがとても眩しくて
楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ

事件が起きてグルグルするとかではないので
安心して受様と一緒に攻様を愛でる感じを
楽しめないと物足りないかもです。

1

青春ラブの1ページが、人生の愛の1ページに

ジブリ映画に「耳をすませば」という作品があって、私はその作品のストーリーも登場人物たちも恋愛に発展していく流れも大好きなんですが、その作品を観たあとに感じるときのような10代の恋の爽やさだったり、青春ものの甘酸っぱさ、ときめきやキュン感……大ちゃんと立野が紡ぐ恋愛模様に重ね合わせて読み入ってしまいました。

「耳をすませば」と大きく違うところは、最初から恋人同士の関係にあること。恋人同士の2人がどう高校最後の1年を過ごしていくのかを追うストーリーとなっており、学校や自宅が主な舞台です。
特別何か大きな出来事やハプニングが起こるわけではなく、あくまでも日常の2人にフォーカスした恋愛がこの作品の見どころだと言えるでしょう。高校3年生らしく将来の進路を混ぜ込みながら、体育祭や文化祭の学園イベント内で発生するちょっとした恋人同士の甘めのやりとりにドキドキ……学校イチの人気者の皆本と、地味ポジの立野をとりまく学校の生徒たちや家族との関わり方もいい味出してました^ ^

中学時代から交際してる2人ということもあり、お付き合いしたての初々しいやりとりというのがあまりなく、落ち着いた交際模様が読み進める上での安心感を与えてくれました。当て馬や恋敵も登場せず、またすれ違い展開もなく、2人の恋愛に集中できたストーリーはほのぼのあまあまな仕上がりです。
野球青年・大ちゃんこと皆本が夢に向かって走るストイックさや、寡黙だけど立野にだけは甘くなる誠実さは高校球児の良いイメージギュッと濃縮した男前キャラ。学校の大スターで近寄りがたいオーラを放つ皆本だけど、恋人の立野の前ではデレを見せるギャップにニンマリでした^ ^

付き合った経緯や好きになったキッカケももちろん作品内で語られています。
多くのBLではそこをメインにストーリーを展開していくものが多いですが、恋人同士の彼らが特別な間柄になってどう関係を深めてきたのか、そして今どう恋愛を楽しんでいるのか……結ばれたその後のストーリーに重きを置いているところがよくあるBLになっていなくて面白かったです。

学園ライフに絡めた2人の日常の交際風景にしても、高校生らしい直向きな愛が全面に出てる感じがとても良かったです。皆本の卒業後は野球チームに所属することが決まっているからこそ、立野とゆっくり過ごせる高校最後の時間を噛み締めているように感じました。
球界のスーパースターへとステップアップしていく皆本の活躍の裏には立野との未来が繋がっていた数年後の2人の姿に歓喜の拍手!立野との約束をちゃんと守る皆本の男気は、スーパースターになっても、何年時間が経っても、学生のときのままの純愛を貫く愛の深さが尊かったです。

青春の愛の1ページが、2人の人生の愛の1ページとなりゆく様を最後までお見届け下さいね^ ^
個人的には電子限定のエピソードがめちゃ面白かったので、どちらか購入を迷われている方には電子の方をオススメします。

4

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