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表題作隣人はドアを叩く

向内功平
売り出し中のピン芸人、28才
戸並卓
サラリーマン、24才

その他の収録作品

  • 隣人はドアを開く
  • おまけ

あらすじ

サラリーマン・戸並くんのお隣さんは、売り出し中の新人若手芸人の功平さん。のんびりご近所付き合いをしていたある日、会社で突然ハードな部署への異動が言い渡された! そんな時、思い浮かんだ功平さんの顔に胸がうずうずして……!!? 麻生海と久我有加のドリームタッグがおくる、のほほんラブステップ!

作品情報

作品名
隣人はドアを叩く
作画
麻生海 
原作
久我有加 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
ISBN
9784403662133
3.4

(19)

(4)

萌々

(3)

(10)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
9
得点
63
評価数
19
平均
3.4 / 5
神率
21.1%

レビュー投稿数9

関西弁のマンガ!

原作が久我有加先生だから、関西弁をしゃべるカップルだった。受けた印象として、ボケツッコミ系というよりはんなり。受が天然のぽんやりくんだからか(笑)
受は会社のサラリーマン。話は、そんな受の隣に引っ越してきた芸人とひょんなことから仲良くなったところから始まる。
天然でのんびりしたところのある受と大型犬のようにおっとりした攻の2人の会話はほのぼのそのもの。
たがいにまったく違う業界で働く2人は悩みもいろいろ。が、悩みの深さはわからないまでもたがいが支え合っている姿にしあわせな気分になった。
受の異動先にいた上司がまたイイ!能面のような無表情男が笑顔を見せた瞬間イイゾーとおもわず叫んでしまった(笑)
この上司が2人をかき回すが、人格的にもイイ男でこっちも捨てがたいと悩んでしまった。今回は当て馬的な存在になるのだが、いつかこの上司にも幸せになってほしい!
初回特典なのか、ついていたおまけペーパーにはこの上司と受との絡みがあった。短い4コマだったがおもわずにやにや(笑)

3

関西弁がほのぼの

経理課で働く戸並くんのお隣に引っ越してきたのは、ピン芸人として売り出し中の功平さん。人懐っこい性格もあって、すっかり仲良しになり、ロケのお土産と交換のように戸並くんの料理を食べていく功平さん。

男同士とか、芸人でスキャンダルは御法度とか、リスクは承知の上で、きちんと向き合っていこうとする二人の姿勢がいいです。
お互いが抱えていた不安や心配も、きちんと吐き出した上で乗り越えていこうとするんですもん。いつまでも仲良くいて欲しい二人です。

ほのぼのとしていて、ホッと癒されるお話でした。

1

かわいかった~ww

久我さん原作らしいお話に、麻生さんの穏やかな絵やコマ運びがとても合っていました。
久我さんだから関西弁だし、テンポもいいんだけど、ちゃんと「麻生さんの漫画」になっているのがさすがだなと思いました。
全体的にとっても優しい空気。

親しくなるきっかけも、親しくなってから流れる時間も、とっても穏やかで優しくてまったりとしているのに、ちっとも飽きがこないです。
受け自身が人の意見に左右されず仕事や人と向き合える人だったことが、より一層受けの魅力を引き立たせていたと思います。

受けに横恋慕してくる上司も、立場をタテに迫ってくるでもなく、ちゃんと仕事とプライベートを分けた距離を保って、けどもちゃんと熱く想いを伝えてきて、ホントにカッコいい「良い男」でした!

くらっと来ちゃっても仕方ないと思うんですけどね。ホントに良い男だったもの。
それでもちっともブレない受けはカッコいい!
そんで、キッチリ迎えに来てキッチリ「渡さない」と宣言できる攻めもまた、超カッコよかったです!

受けは人気の出つつある芸能人との恋に不安を抱いているし、攻めは受けがいかにも気がありそうな男と一緒に居る現場を見ちゃうし、お互いに気持ちの中ではもわっとするものを抱えるんだけど、そこで無駄にグルグルしたり卑屈になったりしないのが、私が久我作品の一番好きなところです。

「俺なんか」とか引いてみたり、相手に八つ当たりしてみたり、そんな駆け引きめいたことがないんですよね。
ちゃんと自分の中で消化して、自分の気持ちの重さを認めて、今ある状況の中で自分がどうしたいのかを見つめる。
こういう前向きな悩み方が大好きです。

なんだか攻めが可愛くて受けを大好きなことが伝わってくるから、とても幸せ~な気持ちで読み終えました。
あまりガチャガチャしてない落ち着いた人が関西弁を使うと「はんなり」になるんだな。

1

芸人×サラリーマン

丸ごと1冊、表題作の二人です。
表題作「隣人はドアを叩く」全3話と、続編「 隣人はドアを開く」全後編、おまけの4コマが収録されています。

表題作は両思いになるまで、続編は戸並(受け)に好意を抱くライバル登場の話、「おまけ」は功平(攻め)の髪型に関するラブな二人でした。

原作者の久我有加様は、小説でも関西弁の登場人物が活躍する作品がたくさんあるのですが、自分的には主人公や相手役の1人じゃなく、全員が関西弁というコミックは珍しくて面白く感じました。

戸並の目線でストーリーは進んでいきますが、功平が戸並のためにタバコを吸う後輩に怒ったり、大切にしている様子が垣間見えて、告白が唐突に思わされず良かったです。迫られて流されるのでなく、咄嗟に送り足払いをしてしまう戸並にも萌えました。

裏表紙の笑顔な二人が、作品での柔らかな雰囲気そのものを表しているようで、さらに表紙のイラストと繋がっている感じも素敵でした。

恋愛やエロばかりじゃなく、仕事している場面も出てきますので、バランスが良いと思います。ライバルとなる上司も良い人物で、読んでいてほっとします。ほのぼのあまあまな芸人×サラリーマンがお好きな方にお勧めです。

1

久我さんのイメージ通り

初めてのオリジナル作品を先に読んで、好きになった麻生さん。
原作のある作品も読ませていただきました。
久我さんの漫才師シリーズは読んだことがないのですが、それとはまた別のお話なのかな?
ピン芸人とリーマンという、接点のなさげな二人がたまたまお隣同士で、という内容ですが、ほんわかしてますな~。
リーマンの戸並君がカワイコタンですが、芸人の功平さんともなんだか普通のお付き合いで色気を感じず。
これ、どうやって進展させんの?と気を揉むほどでしたが、相手に恋人がいるらしいと勘違いしてから自分の恋心に気づくという常套ストーリーでした。お約束。
でも全然わざとらしくないんですよねえ。
途中で、これまたよくありがちな恋のライバルも登場するんですが、おお、いいぞぅ♪ヒール役キター!なんてわくわくしちゃうほど。
まったく色気を感じない二人でしたが、睦み合うという表現がぴったりくるような愛溢れる絡みのシーンは、なかなかどうして。けっこう色っぽかったです。
しかしヒール役の下村さん、まったくいいとこなくて、お気の毒だったなあ(笑)君に幸アレ。

0

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