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高校時代から、ずっと好きで告白し続けて
彼は結婚してしまったけど、離婚して…
今でも好き。
結婚したから諦められると思ってた、でも無理だった。
彼が離婚して少しだけ喜ぶ自分がいた…
ずっと好きでいつづけるのって結構苦しいよね。
最終的には流されて始まる関係だけど
目の前からいなくなられると嫌だと思うくらい
相手はもう好きになってる。
この2人のその後が読みたいです。
後半のお話も切ないです。
いつもコンビニに来てくれる瑛人を好きになった智文。
だけど彼の後ろには一人の少年(友希・幽霊)がいて…
過去に恋人同士だった瑛人と友希
だけど事故で友希は亡くなり瑛人は大怪我。
そして友希の死を引きずったまま今も生きてる。
そこに入ってくるのが智文なんですが
智文と接触してると友希の姿が見える瑛人
そういう理由から頻繁に瑛人と会うようになるんだけど
そこには死んだ元恋人と瑛人が楽しそうに会話する姿。
瑛人が好きな智文にとってだんだんと切なくなってくる。
だけど友希だって生きて側にいる智文がうらやましくて…
もちろん最終的には生きてる者同士がカップリングになるのですが
友希の気持ちを考えるとやっぱり切ない。
友希の分まで2人は幸せになってもらわないとね。
ふおおおお、もう麻生さんのコミックは読めないんだと諦めてたので、めっちゃ嬉しい!と、興奮しながら読んでたらなんか、あれ?絵が・・・ちょっとふ、あのね。2009年の作品なんですね。でもいいんです。表題作は、相手に気持ちを知らせておいて友達でいいから側にいるって、相当つらいことと思うけど。しかも結婚しただとか。優しいから絆されたのねという感が否めないけども、まあ・・・めでだしめでだしなのでしょうかね。もう1本の幽霊話は、幽霊に同情してしまってスッキリしませんでした。
二つの作品が収録されてます。
【気が合うということは】
「一度だけでいいから抱かせろよ、嫌われたら白石の前から消えるから。」と飯塚に口説かれて続けて6年。さすがに白石が結婚している間はなかったけど白石がバツイチになった途端、口説きが再開。
(お前が離婚して)諦める理由が消えてまた辛くなる…だからこそ本気で諦めようかなって…と涙を浮かべて「一度だけ…」と言われてついにほだされてしまう白石。何度断られてもめげずに明るい飯塚だっただけに、不意討ちの涙にきゅーんときます。
飯塚の涙を見て、泣くほど好きということがどういう事なのか実感できない白石。元奥様にちょっと同情…。
一線を超えたあとでも白石にあまり変化が見られないので、飯塚が気の毒になります。でも白石は「好きとかわからないけど飯塚がいなくなるのは嫌だ」という恋愛音痴でほだされ男なので一生「泣くほど好き」という気持ちは経験しないかもしれないけど、飯塚のそばにずっといそうな予感。
【1+1+1】
ファンタジー入ったお話で、表題作よりもこっちの方が好きだけど、死ネタがらみなので好みが分かれると思います。
コンビニの常連客・瑛人に憧れている店員の智文。ある日、瑛人の側に見慣れない高校生がいることに智文は気づくけど、瑛人にはその姿が見えていない様子。
実はその高校生は瑛人の高校時代に事故死した恋人、友希で智文が瑛人に触っている時だけ、瑛人にも友希の姿が見えることが判明します。
生きてる二人と幽霊という奇妙な三角関係なんだけど、どの立場にたっても切ないです。
10年ぶりに会話が出来た恋人たちのために好きな気持ちは隠して協力する智文。瑛人が自分に会いたがるのは友希の姿が見たくて協力して欲しいからだと思っている。
友希が死んでしまった10年前で時が止まってしまっていたような瑛人。
そして幽霊の友希。友希に思い入れして読むとめっちゃ辛い…。だって死んじゃってるのだもの…。自分の力ではもう何もできない、見守ることしかできないというところがとてつもなく辛いです。
学生時代から6年間の片思いをし、口説き続けた、
ワンコ攻めの飯塚が、めちゃ可愛いです!
スーツ姿が男前!それなのに、ワンコ。萌。
一度だけ体を重ねたら、もう会わないと宣言し、
結果、会わないように取り計らうも、
気が合う相手なので、ばったり出くわす。
けど、飯塚は気を使い、目をあわさなかったり、
直ぐにどこかに行ってしまう…
メールも、電話もつながらない…
そんな相手をほっとけない受けの白石。
だんだん、気になってきて…
と、ベタですが、そのベタが良い!
2人の同級生の会話(妄想)も面白かったですよ。
ただ、これ、短編じゃなく、
長編だったらもっとよかったかな。
じつに約5年ぶりの麻生海さんの新刊!
掲載は2009年のようですが、久々に麻生さんの漫画が読めて嬉しいです。
白石(受け・表紙のメガネ)は、友達・飯塚(攻め)に、高校の頃から6年も口説かれている。
でも、無理強いするでもなく
白石が結婚したら笑顔で祝福してくれ
離婚したら引っ越しを手伝ってくれる飯塚、ワンコのような健気さが泣かせます!
初めて一夜を共にした翌朝
通勤途中の電車でバッタリ会ってしまった二人の照れた顔とか、
別々に寝ていても、実は同じタイミングで一人Hしていたシンクロぶりとか、
とにかく可愛い二人でした。
イイ奴だけど恋愛音痴な白石は
ハッキリ「好き」とは言うわけではなく
ほだされたような形ですが
飯塚がいないと調子が狂ってしまうあたり、何だかんだ飯塚がいないとダメなのでしょう。
このままずっと仲良く年取っていけそうな二人だと思います。
「1+1+1」は、コンビニでバイトする智文(受け)と、サラリーマンの瑛人(攻め)と、彼の死んだ恋人・友希(幽霊)の奇妙な三角関係の話。
瑛人に片想いする智文がすごくイイ子でした。
瑛人と友希が会えるよう協力して、
友希が智文の身体を乗っ取って
瑛人と寝たことを知っても
まだ友希のことを思いやって…。
恋人を亡くして脱け殻のようになっていた瑛人が
智文の明るさに惹かれていくのがよく分かりました。
どのコンビニ弁当が美味いか、など
なんてことない会話や食事のシーンなのに
とても楽しそうな気持ちが伝わってきて
生きてるって素晴らしいことなんだな~と何だかグッときました。
そんな二人を側で見ている友希も
切なかっただろうなと思います。
瑛人は年上で攻めですが、18で恋人を亡くして以来
(色々と)経験が止まっているので
中身は智文の方が大人で男前に見えました。
Hで瑛人の内股を舐めてるシーンに萌え♪
これで智文の就職が決まればスッキリ終われましたが、そこはスルーでしたw
描き下ろしのマンガは
本書の白石と「家賃半分の居場所です」の白石が従兄弟同士でした~という話。
恋人の隣で笑ってる白石(家賃)がすごく可愛いですが、どうせなら本書のカップルの後日談をもっと読みたかったかな~。
萌×2寄りの、非常に名残惜しい読後感です。
またいつか麻生さんの新作が読めることを
楽しみにしております!