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初読み作家さんです。
悪くはなかったんですが……
あまり、「BL本を読んでいる!」という気持ちになれませんでした。
仕事の話がすっごく多くて、詳しく解説してあります。
まるで、仕事のコミックを読んでいると錯覚しそうになるくらいです。
◆◆ ◆◆ ◆◆
冒頭は良かったです。
「酔っ払って、ヤっちゃいました」的なシチュエーション。
これ、嫌いじゃないんです。
こういうところから始まるラブってのもまた見ものだなーと
思っているので。
「俺、びっくりするほどケツが痛いぞ」とか、
受けの課長が言うのが可笑しかったです。
ちなみにここは朝チュンでした。
その後がですね……。
チラホラ、好きとかそんな言葉も出てくるんですが、
これじゃあ、仕事コミックですよ!ラブ度、低すぎます><
ラブ、プリーズ!
主人公の出来た社員(攻め)と更に出来た課長(受け)が
恋人同士という設定。
大好きな下克上設定です。
うーむ、でもやっぱり、ラブを求めてしまいます。
お願いだから、キスシーンぐらい欲しい!
エッチシーンなくても、朝チュンぐらい欲しい!
もうちょっとでいいから、甘いトコロがぁー!
◆◆ ◆◆ ◆◆
いやぁ、全然ラブがないわけじゃないんですけどね。
少なすぎるところが不満どころってところでしょうか。
今回は、残念。
普通に面白い作品集でした。
『暫定、恋人』
はっちゃけた三十路上司受けにクールな後輩くん攻めが、無表情顔の裏側で振り回されてしまう。
酔った勢いで誘われてセックスするところから話ははじまるんですが、翌朝の上司受けが「後輩くんが襲ってきたんだろう」と思い込んでるのがいいですね。
お互いに恋愛感情なんてまるでなかったところからはじまる関係だったのに、どんどん好きになっていく。
リーマンもので年下攻め、好きな要素が揃った楽しいお話でした。
『仏様の言う通り』
この話、いっそすこーんとコメディにしたら、モヤモヤを感じなかったと思うのですが…若干もやもやしました。
『わからずやで、臆病な。』
短いー。
あまあまラブラブになった二人を読みたい。
受けの気持ちが報われるところをどどーんと読みたいよー。
営業部の課長、坂本は仕事ではやり手で人懐っこくて雑。
でも実は結構寂しがりやで酔っ払うと可愛らしくなり、勢いで部下の倉橋を押し倒してしまう。
で、自分から仕掛けたのに「好きだからやられた」と勘違いして恋人になっちゃう。
・・・なんとまぁバカだ。実にバカでポジティブでかわいいおっさんだ。
でも、この性格と行動パターンには物凄く共感できてしまう。
そーなんだよ中年になると一人寝は別の意味で寂しいんだよなっ。
部下を率いる立場って緊張感のある孤高の立場でもあるし。
でも「相手が好きだから」好きになることにした相手はまだ若造なのに仕事は出来るし、そっけないし。そりゃそーだ。実は押し倒したんだから。
でもバカなんで気づかない。むしろガサツなところ好かれてないのかなとか勘違いして可愛い演技したりする、似合わないおっさんなのに。
そしてそれに対応する倉橋も結局ほだされて好きになっちゃってるんだが、つっぱって可愛くなく振舞うことが期待に沿うことだと思っちゃってる。
あーもう、お前ら可愛いなぁ(ここで急に傍観者視線)
BLについては「外から見てて楽しむ」「どっちかに共感する」「ただ単に抜ける」の三つの読み方をする自分ですが、
この本は「坂本に共感する」方向で好きになりました。
エロ的な意味では薄めですが、これ案外好き。
上司で、バツイチで、年上で。
そんな上司が飲み会で飲みつぶれ、介抱のために家に連れてってやったのに。
可愛く「寂しい」なんて乗っかられ!?
そんな一夜の悲劇から始まるお話。
翌朝、すっかり忘れて「お前、俺のこと好きだったんだな。しかたないな~」な上司がちょっと可愛かったwwww
ただ、その可愛い一面が最初だけだったのがほんのり寂しかったかなと思わなくもない。そのノリであと1回くらい可愛い一面が見たかった。
ただ、なんだかんだで好きなんだぜ?
と、サラっと言ってのけてしまう上司は可愛かったです。
口元のほくろってやっぱりエロいよね。
「ごほうび」に思わずキュン(-ω-*)
寂しい上司はおもいっきり甘やかしてやればいいんだ。
そんな上司を気もなかったのに好きになっちゃう年下攻もウマでした。
>>仏様の言うとおり
結局どっちが攻なの?
金髪坊主萌え。きっと坊さん攻だと思う。
>>わからずやで臆病で
受が頑張ってるのが凄くイイwww
女遊びバンバンで、男子校に異名を残した憧れの先輩。
卒業の日の告白。それから~・・・なお話。
どーせだからもっと苦悩すればいいんだww攻は
むしろ先輩受のほうが萌える・・とも思ってしまう。
エロ無し
私にとっては、可もなく不可もなく。
絵は結構好きな感じなので、萌寄りの中立かな。
リーマンもので、年下攻め眼鏡受け。
30代のバツイチリーマンを描くには絵のタイプが
ちょっとかわいすぎかなーと思いました。
攻めの部下くんの方は良かったんだけど。
でも、キレイ目で丁寧な印象で全体的に見やすかったので
機会があれば、他の作品も読んでみたいかな。
ストーリーは、同じ部署で働く2人のすれ違い・・・な感じで
イチャラブはあまりないです。
後半は再会もの。
金髪の坊さんと同級生。
表題作よりこちらのお話の方が好きでした。
やっぱり(?)若い子を描いた方が向いているかと(私の好みの問題か?)
外人さんっていうのも違和感なくてよかったです。
キャラ的に腹黒さんが好きなのかな~?って感じました。
そこはもっと徹底して書いて欲しー!(笑)