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表題作夜毎の鎖

桐原郁(住み込みで働く男) 楡井宗太郎(資産家)
柾木将(秘書的存在の男)

その他の収録作品

  • 夢を紡ぐ夜と目覚める朝

あらすじ

多額の借金を抱え込んだ桐原郁。
彼はその返済のため、ある資産家の邸宅に、住み込みで働くことになった。
数日は何事もなく、未来への希望も見えてきていた郁だったが、ある日を境に、平穏な夜は奪われた―。
「君が、将を可愛がってやるんだ」雇用主の宗太郎とその秘書的な立場の将。
ふたりが恋人同士だと思っていた郁は、その命令に驚愕し、またいくら雇われている身とはいえ、と抵抗を示す。
だが、その態度に憤った宗太郎は、郁にではなく将に罰を与え始めて…。
もはや、郁の選択肢は1つしか残されていなかった…。

作品情報

作品名
夜毎の鎖
著者
暁由宇 
イラスト
小路龍流 
媒体
小説
出版社
雄飛
レーベル
アイノベルズ
発売日
ISBN
9784946569623
2.5

(6)

(1)

萌々

(0)

(1)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
11
評価数
6
平均
2.5 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数2

作家買いしたくなりました

初読みの作家さんだったのですが、作家買いしたくなりました。
エロ描写の多い作品なんですが、めちゃくちゃ面白かったです。(私、エロ描写の多い作品はそんなに好きじゃないのですよ。なので、「エロ描写が多いのに面白い」というのは、個人的には凄いことなのですw)

いわゆる三角関係です。
とある資産家の家で働くことになった男(攻め)が、夜のお勤めを強要される。しかも、雇い主(攻め)と秘書的存在の男(受け)セックスに混ざる形で。
3Pのシーンは繰り返し繰り返しあるんですが、くどくなくて良かったなー。
少しずつ変化していく濡れ場に萌えました。
三者三様の思いがそこにはあるんですが、雇用主の思いだけはなかなか分かりません。
受けである秘書の男の思いは、エキセントリックで複雑ながら、なんとなく分かる。
また、起点となる視点を単純明快で明るい主役の攻めに置いてくれてるから、背徳的な物語だというのに、寄りどころをつくりやすい。
謎をはらみ、絡みあう三者三様の思いが興味深くて、物語をぐいぐい読ませてくれる。
トラウマネタもすっきりまとめてあって、陳腐さを感じませんでした。

あとがきで、プロットを提出したとき編集さんが「こういう設定について、データがないもので」と当惑されてたことを書かれてましたがw、確かに王道を大きくはみ出すストーリーです。
でも面白い。
今後どうなるんだろう。
読者にいろんな想像の余地を残し、物語は幕を閉じます。

0

いまいち

暁さんの作品の中では、わりと微妙な出来に入るので、作家買いをするなら最後に回してもいいかも。

0

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