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表題作『BE MY LOVE』
初っ端からエロエロです。
だけど、コミカル風味で著者の他作品で感じた
切なげな印象とは違った読み心地でした。
会社員の真琴は親友の芳樹に対して友情以上の感情を抱いていて、
ある晩、芳樹に夜這いをかけようと社員寮に忍び込もうとします。
けれど、偶然そこを通りかかった同僚の堀田に見つかり、あえなくお縄に…
ではなく、「黙っている代わりに自分のところにも夜這いして」と
逆に堀田から脅されてしまうことに。
そして、その日から会社や社員寮など
あらゆる場所で堀田に抱かれまくる日々が始まります。
行動や言動の端々から真琴への好き好きオーラが
だだ漏れの堀田ですが、なぜか真琴は全く気がつきません。
しまいには彼女作れなんて無神経な発言まで…不憫な奴。
そんなある日、堀田は真琴を誘って二人で温泉旅行に出かけますが、
運悪く同じ宿には真琴が想いを寄せる芳樹が彼女と一緒にやってきていて…
そこで芳樹の彼女を巻き込んでのドタバタ劇が繰り広げられるわけですが、
お約束なギャグ展開にふふっと笑ってしまいました。
普段は陰キャな堀田が芳樹に傷つけられる真琴を庇う場面は
ちょっとスカっとしました。
「こんな世界一かわいいヤツをつかまえてっ!!」と
真琴への好意を周囲に全く隠そうとしない堀田が男らしい!
真琴を巡って堀田と芳樹が取っ組み合いを始める場面では芳樹の彼女が
完全に置いてけぼりにされていて、男の子なのにヒロイン枠な真琴(笑)
彼女も最初は酒の酔いに任せた横暴さが嫌だったけれど、二人の喧嘩を
一声で止めてしまうところは勇ましくてちょっと見直しました。
最後は堀田の漢気にストンと絆されてしまう真琴。
王道だけど、アホエロで、だけど気持ちの部分はピュアで面白かったです♪
やはり絵は苦手だ・・・。
だが、ストーリーはエロおもしろいのだ!
ある夜、真琴(受け)は友人の芳樹の寮の部屋へ夜這いに行く。
そこへショギングで通りかかった後輩の堀田に見つかってしまう。
黙っておく条件として、「今すぐ自分の所にも夜這いして、今すぐに」と、言われる。
芳樹に知られるよりは・・・と、それから堀田に抱かれ続ける真琴。
キスをしたがる堀田だが、でも真琴は絶対にキスだけはさせない。
芳樹ともしたことないから。
そんな2人が温泉へ行くと、そこには彼女と旅行に来ていた芳樹もいた・・・。
他にも3作品が収録。
絵はこんな感じだけど別にシリアスではない。
ギャグも入ってておもしろいんです。
本当に・・・。