同い年の後輩×先輩のさわやかキャンパスラブ

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作恋は愚かというけれど

進藤貴之
大学生 サークルの後輩
皆内謙人
大学生 サークルの先輩

その他の収録作品

  • 恋のとりこ
  • あなたに夢中

あらすじ

大学生の謙人はサークルの後輩の進藤に片想い中。進藤の潔い性格と男らしい容姿を、ほぼひと目惚れ状態で好きになり、穏やかな性格の謙人を進藤も慕ってくれている。このまま一番仲のいい先輩としてそばにいられればいい―― そう思っていたある日、進藤から友人の吉島が好きだと相談されてしまう。辛い気持ちを隠し、進藤の恋を応援することになる謙人だが……?
(出版社より)

作品情報

作品名
恋は愚かというけれど
著者
久我有加 
イラスト
RURU 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
ISBN
9784403522093
3.3

(26)

(6)

萌々

(3)

(13)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
13
得点
84
評価数
26
平均
3.3 / 5
神率
23.1%

レビュー投稿数13

No Title

健人はサークルの後輩の進藤に片想い中。なんだけどある日、進藤から健人の仲良い友人(女性)が好きだと相談されてしまう。 このあらすじだけで切なくてたまらんでしょほんとに切なくて切なくてこの相談されたシーン読んでて胸がギューっとなった。健人は実はモテモテなんだけど本人が無自覚なので進藤がヤキモキしたりそこも面白いポイントでした

0

片想いの懸命さが可愛い作品

久我さんの関西弁カップルのお話です。
久我さんといえば関西弁と相場は決まっておりますが、個人的にはどちらかは違う方が好きです。
こちらはふたりとも関西弁です。

********************
受けの謙人は、はやくからゲイの自覚があった大学二年生。
地味な顔立ちではありますが、明るく優しい性格。

攻めの進藤は大学一年で、謙人のサークルの後輩。
長身で愛想はないけれど生真面目で、一浪しているため謙人とは同い年。
********************

女の子っぽい健気受けはよく見ますが(そっちも大好き)、こちらの謙人はキチンと青年でさらに健気というキャラです。
そんな謙人は進藤に切ない片想いをしていて、朝、進藤と偶然会ったふりをして一緒に大学まで行くことだけを楽しみにしているんですよね。
健気過ぎでしょう。
昔の少女漫画の主人公のごとく、ピュアな感じ。
本当に等身大という感じがとても好感が持てますし、進藤に好きな子がいると知り、なんか一緒に悲しい気持ちになりました。
感情移入しやすいキャラでないかと思います。
ゲイではあるけれど女の子にもとっても優しくて、きっとこんな先輩がいたら惚れるだろうなあと思わされる好青年です。

このふたり、けっこう早めに両想いとなりますが、そこからの進藤の嫉妬や独占欲がかなり微笑ましい。
謙人は自分が男の体をしていることで進藤が冷めないかと、ひじょうに心配しているわけですが、そんな心配いらないよ!とアドバイスしたくなるくらい進藤、謙人に夢中です。

甘くて、ちょっとせつない等身大の学生物が読みたい方にはかなりオススメです!

2

大好きです!

受けの片思いが大好物の私にはたまらないお話でした。

ゲイの皆内はサークルの後輩である進藤をひそかに思っているけれど、ノンケの進藤に告白するつもりはなく、仲のいい先輩後輩の関係で満足しようと思っていました。
しかし、本人からの相談で進藤が同じサークル内の女性を好きだと知ってしまいます。
自分の気持ちを隠したまま進藤の恋愛を応援をしなければならない、でも二人が親しくなっていくところなんて見たくない。
そんな皆内の思い悩む姿が切なくもかわいかったです。

同時収録の続編では片鱗をみせていた進藤の独占欲が遺憾なく発揮されていて楽しく読めました。

あと、進藤は一浪したので普段は後輩として皆内に敬語をつかうのですが、嫉妬で気持ちが高ぶったりすると同い年らしくタメ口になるところが個人的に萌えツボでした(笑)

0

もてる受と、ちょっぴりヘタレ攻

同じ大学に通う皆内と進藤、同じサークルの先輩後輩でもあります。
皆内は「もうノンケは好きにならない」と心に決めていたのに、進藤が好きで好きでたまらない!
平静を装う皆内だけど、進藤一挙一動が気になってしかたがない。
ある日、「進藤は同じサークル内の女の子・よっさんが好きなのだ」…と、勝手に誤解した皆内は、失恋のショック(←勝手な思い込みと勘違い)から進藤と距離を置いてしまう。
進藤に対する恋心を必死で隠そうとしても、皆内の行動はどんどん不自然になってくる…。
周りの女の子が、皆内を好きだったり、進藤を好きだったり…。
そんな事もあって、二人の誤解はどんどんエスカレート。
皆内の失恋中(勝手に思い込んでただけ)の気持ちに、ちょっぴりせつなくなりました。

今回、登場人物がほぼ全員大阪弁なので、慣れない人は読みにくいかもしれません。
私も途中何度も「これ、どっちがしゃべってんの?」と、分かりづらいところもありました。
しかし、セックスを迫られる場面での大阪弁は、なんだか笑いが入ってしまい、ほんわかした雰囲気が漂っていて、微笑ましくて、面白いスパイスになっています。
会話にしっかりオチがついているのも、久我さんの持ち味。
恋で悩む大学生っていいなぁ~、と思えるお話でした。

3

再読率、高いです

攻・進藤貴之 大学1年 
受・皆内謙人 大学2年
同じサークルの先輩後輩ですが、進藤は1浪ですので同い年です。

新入生勧誘でトラブっていた進藤たちに助け舟を出した皆内。
「見た目も性格もめっちゃ好みのタイプ」と惚れてしまいますが、相手がノンケなのはわかりきっているので気持ちを封印。
その進藤が皆内のサークルに入り、偶然にも同じマンションに引っ越してきたことを知って、片思いの気持ちを抱えたまま先輩後輩として親しく付き合いようになります。

ある時、吉島を好きだという進藤の気持ちを聞いて、失恋。
なんでもない様子を取り繕うとしますが、進藤とギクシャクしてしまいます。
進藤は皆内が吉島を好きだと誤解して態度の変わった皆内にしつこく食い下がります。

読んでる側からすれば、あんたたち両想いじゃないの?と鼻で笑っちゃうくらいカワイイく青い二人です。

「恋のとりこ」は初Hまでの2人です。
この話、凄く好き~。

皆内は、ノンケの進藤が男(自分)の身体を見たら萎えちゃうのでは、やっぱり違うと気づくんじゃないか、とビクビクしてます。
そこに進藤のバイト仲間でゲイの日高が皆内にちょっかいかける。
自分がモテる事に気づいていない皆内は無防備で、進藤はハラハラ。

皆内に「もっと警戒しろ」と言い含めながらキスをする進藤。
強引に押し倒す進藤を「嫌や」と突き飛ばしてしまう皆内。

気持ちいい。だけど怖い。進藤が男の身体を見たら正気にかえるかも、嫌がられるかも…。

そーいう皆内の悩みを勘違いした進藤がイイですね~。
尻を触って拒絶されたから、抱かれるのが嫌なんだろう、と勘違いするとは。
しかも1週間も皆内を放って悩み続けた結果が、
「どうしても抱かれる勇気がないんや。皆内さんにも譲れんことはあるやろうけど、頼む。抱かしてくれ」
と土下座ですよ。

かわいいカップルで、何度読んでも楽しい作品です。

3

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP