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表題作おいてけぼりブルース

平山徹,カフェ経営
国吉浩平,リーマン

同時収録作品月夜の映る窓

新条,庭師/忍,叔父
峰岸彰久,峰岸家跡取り,19歳→20歳

同時収録作品ひっこし日和

同時収録作品君でなくちゃ

大川,後輩社員
三島,会社員

同時収録作品イン ザ ルーム

角田,会社員
沢井駿,会社員

同時収録作品さようならはもういらない

先谷,会社員
古賀,会社員,27才

その他の収録作品

  • おいてけぼりブルースその後

あらすじ

国吉と平山は同期入社。現在の国吉はその会社の課長職、平山は脱サラしてカフェを経営している。たまに会えばエッチをするだけの不安定な関係を国吉は不満に思っているが、平山の気持ちがさっぱりわからなくて…!?
2004年の麗人初登場から本誌に描き溜めた6作品&書き下ろしを一挙収録した著者初の麗人コミックス!!

作品情報

作品名
おいてけぼりブルース
著者
ユキムラ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
発売日
ISBN
9784812470947
3.5

(43)

(8)

萌々

(13)

(18)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
16
得点
149
評価数
43
平均
3.5 / 5
神率
18.6%

レビュー投稿数16

どの話も楽しい短編6本

短編6本。
どれもそれぞれおもしろかったけど、表題作が特に好きかな。
リーマン同期の友人同士→体の関係→ずっと片思い→実は両片思い→両思いとなる王道だけど。
ギャンギャン言う国吉の方が受けで、平山のことをずっと好きで、すぐ泣いちゃうのが萌え萌え〜。
平山が対照的におっとりマイペースで、国吉をよしよししてあげる、国吉ちょろ…デレかわいい、とお似合い。
ラストのやりとりも好き。

「君でなくちゃ」
こちらもリーマンもの。泣き虫な受けが好きなもので。

全体的にちゅうがたくさん見られるのでうれしい。
お話によって絵柄が少しずつ異なって見えるのが気になるようなそこまででもないような(どないやねん

0

読み応えのある短編集

5編からなる短編集です。
一番好きだったのは、表題作の「おいてけぼりブルース」。

サラリーマンの国吉と、脱サラしてカフェを経営している平山のお話。
同期入社の国吉と平山だったが、なんの相談もなしに平山は会社を辞めてしまった。
平山が好きで離れがたい国吉は思い切って平山を誘い、それからはなし崩し的に関係を続けていた。
今更、好き…も言えぬまま。
しかし、ある日国吉に見合い話が舞い込み…。

お互いに好きなんじゃないかと感じていた2人だが、口に出すことができずにいた国吉と、口にする必要はないと思っていた平山。
結婚すると宣言すると、「嬉しい」と言う平山に怒り爆発の国吉。
しかし、平山は自分と結婚するつもりだと思ったという。
口にしないことで思い込み、すれ違い…。
遠回りしてきたけど、好きと言ってしまえば後はもうラブラブです。
その後の2人のやりとりは養子縁組するかとか、どこで同棲するかなんていう幸せなことばかり。
見た目がタイプな2人のやりとりは、みていて楽しかったです。

ちなみに、表紙はこの2人ではなく同時収録作の「イン ザ ルーム」のお2人さんです。

0

受け様の方が印象的でした

全部で6組のカップルのお話が収録されていますが、読後に感じたのは意地っ張りやツンデレ、ヘタレの受け様が多かったなという事でした。
受け様視点の作品が多かったせいもあるかもしれませんが、ユキムラさんの作品ではよく見るタイプの受け様達だったかなと思います。
リーマンのお話も多め。
スーツを着ている男性たちも沢山登場します。
個人的に外見で好きだったのは、顎髭がカッコ良かった表題作の攻め様、平山です。
ちょっとおっとりしている性格が外見とは少しギャップがあって可愛かったです。

0

盛大なボタンのかけちがい

表題作【おいてけぼりブルース】がすごく良いっ!
諦めきれずダメ元で誘って以来、3年間体の関係が続いている元同僚の平山と会社員の国吉。
平山はこの関係を嫌がっていないようだけど一度も好きだと言ってくれないので、国吉は悶々としていたある日、上司から見合いを持ちかけられ・・・・。
嫌だ、結婚しないでくれという言葉を期待しながら「俺が結婚したいって言ったらどうする?」と平山に聞く国吉。
しかしまさかの「嬉しい」という返事で思わず平手打ち。
ふたを開けてみれば、なーんだ!なんだけど、ここまで数年かけてボタンのかけちがいをしていた二人のずれっぷり。
【おいてけぼりブルースその後】
相変わらずずれてる二人に笑いました。「お父さん」がいい。

【月夜の映る窓】これは「しゅみじゃない」
これは・・・言葉が下品で申し訳ないけど、ひたすら胸糞悪かった・・・。庭師と息子の秘めたる思い、主従関係の恋の部分は良いけど、叔父に自分の代わりに息子を差し出す父親ってどうなの?息子は好き放題陵辱され尽くしているのに・・・。

0

眉間の皺が最高!

6カップル6作品の短編集です。
5作品は社会人カップル、4作品は仕事上での出会いなのでリーマン好きにはオススメの1冊です!

コミックタイトルになったのは表題作「おいてけぼりブルース」ですが、表紙イラストは「イン ザ ルーム」というちょっと不思議な構成でした。ただ、カラーイラストや目次が「ブルース」の主人公である国吉なので、話を読むのに「これ誰?」という違和感はなかったです。

皆さま書かれていますが、「おいてけぼりブルース」良いです!一番好きです!
眉間に皺をよせているのはユキムラ先生の作品では標準仕様なのですが、眉間に皺よせた強気なのにカワイイ受けとかもう最高です!ツンデレとかじゃないんです。とにかく読んでほしいとしか形容できないです。叫びたいのに隣に迷惑だから心中で絶叫するとか、たまにある好かれているなぁと思う瞬間を頼りに来たとか、国吉可愛いです。描き下ろし「その後」の愉快なやり取りも楽しく、大好きなカップルです。

それと、構図といいますか体勢が自然っぽくて好きです。「ブルース」のラストの平山がベッドに足を開いて座っている場面とか特に良いなぁって思いました。

「君でなくちゃ」のトンネル内で響く声とか、「イン ザ ルーム」での一瞬ホラーと見紛う展開からの変換とか、「ブルース」の朝礼で倒れていた身体の弱い上司とか、「さようならはもういらない」の白目ゴリ課長とか細かい部分にも面白さが入っていて大好きな1冊です。

2

告白シーンが秀逸

全体的には「萌」評価ですが、表題作と「月夜の映る窓」は「萌x2」でもいいかなと思う作品集でした。

表題作はリーマンものです。元同期で今は脱サラしてカフェを経営している平山と、そんな彼と本音を隠してカラダの関係を続けている国吉。課長に昇進した国吉に見合い話が持ち込まれて――というお話。短い作品ですが、国吉視点にも関わらず平山から国吉への愛情もちゃんと感じられて良かったです。特に告白シーンは秀逸でした。

「月夜の映る窓」は、一転してちょっぴりダークなお話です。旧家を舞台に、少しづつ明かされる秘めた想いがしっとりした雰囲気にマッチしていて印象的でした。

ユキムラさんの作品は初めて読みましたが、色々なタイプのお話を描かれるのですねぇ。また別の作品も読んでみたいと思います。

2

エロの構図が良い!

初ユキムラさんです。
雰囲気系の作家さんかなと思っていたら
エロの魅せ方にかなり力入れっていらっしゃいますね!好感触でした。
違うタイプのカップルをいろいろ読めて満足度高かったです。
今度は長編がよんでみたいなぁ。

わたしの萌えは
対等なリーマン同士が追って追われての「おいてけぼりブルース」と
庭師と坊っちゃんの恋愛「月夜の映る窓」ですね。
叔父と父は何考えてんだかさっっぱりわかりませんが、
世界観とひたむきな主従関係がよかったです。

4

短編集

短編集です。
みなさま書かれてますが、ユキムラさんの描くリーマンたちが素晴らしかったです。
ユキムラさんっていまだにハズレ作品に当たったことがないんですよね。
どんな短編でも、オチに軽くヒネリをきかせてくれている。ストーリー展開はありがちなように思えるんだけど絶対に陳腐化させることはない。で、いろんな欠点を持つキャラたちがとことん愛しくてかわいい。

表題作は、壮大な誤解をする受けの話。や、壮大じゃないか。アホな誤解だな。
誤解がとける場面が大好きです。互いの間抜けさに萌え、心が通じたことに萌える。
なんだろなァ、エピソードの切り取り方が本当に上手い。

0

ユキムラさんの描くリーマンに萌え!

帯『俺の「好き」は君に伝わってるかな。』

ユキムラさんの描くスーツ姿のリーマンは良いですなー、萌えツボにグッと来ますですぞ。

表題作他短編、リーマン率がかなり高め。
自分的には表題作と、あと「イン ザ ルーム」が気に入りました、どちらもリーマンモノ、あ、表題作は攻は元リーマンですが。

表題作
マイペースな男・平山〔攻〕は歩くのもマイペースでリーマン時代はいつも国吉〔受〕が先を歩いていて、付いてくるのが平山。
そんな平山が国吉に相談も無しに突然、仕事を辞めカフェを営業する事に。
その事に平山に置いていかれた気持ちになってしまった国吉。
けれどその後彼らはなし崩しに身体の関係を持ち、そして数年。
国吉に見合い話がきて、それを平山にぶつけるのですが、それに対しての平山の答えが最高なのです。
これはネタバレ無しで読んだ方が絶対楽しいと思う。

「イン ザ ルーム」はちょっと変わった隣人、上司だった男の恋人に捨てられた隣人を放っておけなくて構っている内に次第に愛情がわいてきてしまう。
最後に見せる手品が可愛い、こういうちょっとしたオチというか捻りは地味に上手い作家さんだとも思うのですよね。

0

泣くリーマン達。

リーマンわっしょーい\(゜ロ\)(/ロ゜)/な短編集ですw
表題作はおいてけぼりぼりブルースですが、表紙はインザルームです
ユキムラさん自身このイラストが気に入っていたそう。
裏表紙は表題作のイラストになっています!

●おいてけぼりブルース
脱サラ後カフェ経営をしている平山×リーマン国吉
大人の恋愛なんだけど、平山がボケボケで面白かったです
ヘタレ攻めで、受けの国吉は若干ツンデレ(?)
無駄に泣いて、あたふたして、感情的な国吉。
歩調をあわせるのはいつも自分だとおもっていたけど
実はずっと平山を追っかけていることにきづいて、
追いついたときに好きっていえて、その切なさにきゅーーーーん☆
でもあとがきとか読むとなんやかんやバカップルです(*^_^*)
あの葛藤はどこに!?

●月夜の映る窓
庭師とお家を守る息子の話。
凌辱ものなのに叔父様、そんなんで満足なんですか!って言いたくなるほどぬるい・・・(`´)!
完全なるハッピーエンドでしたし、もうちょっと痛めつければいいのにって思いましたね(←酷いかな^^;)

●ひっこし日和
この作品の中では一番若いカプですw
それにしてもマヌケな二人だーーーーー!
若気の至りって感じの作品でしたww

●君でなくっちゃ
リーマンのお話。
好きだから関わりたくないというネガティブ思考な受け様w
そんな彼に必死に接点を作ろうとする頑張る攻めっ!
受け様の泣き顔に落ちちゃいました☆w
最後の受け様の一言におもわず笑っちゃいましたー(^^)/

●インザルーム
受け様の隣の部屋に住むリーマン×愛人気質なリーマン
「タバコかえました?」の一言に切れる攻めの表情が好きだなー
なんか、やっぱり曖昧なこの関係を打破したかったのもあるのかなと思いますね
恋人が一番でしょう!
あと、「ウチに来ぉい」って言ったコマがスウクアーロに思えてしょうがないのは私だけ!?

●さよならはもういらない
ユキムラさんの麗人初掲載作品です
なんか、やっぱりヌルイ・・・
誤解して、酷くしたのに攻めが泣いて話合いになるってどういうことー
酷くするならこんなぬるくちゃあきまへん!w
メリハリがもう少し欲しいなー嫌いじゃないんですがね^^;


全体的に泣くシーンが多かったなと思います
あと女性の発生率もそれなりにありましたね^^
表紙をめくったところに描かれたブルースが面白かったですw
細やかなところまでユキムラさんの笑いが込められてます!

0

今回は当たりでした

私、ユキムラさんのお話はハッキリ好きと苦手に別れるんですよね^^;)。前回読んだ「Rush」が全く萌えれなくて、今度こそは!!と凄く楽しみにしてたので期待を裏切られなくて良かったです!!


今回は短編集という事で6話のお話が収録されてたのですが私は表題作の「おいてけぼりブルース」と「君でなくちゃ」と「さようならはもういらない」が好きです。選んだ理由としては一人で悩んで勝手にグルグルしちゃってる受けを見るのが大好きだから!!
特に「君でなくちゃ」の三島はこのコミックスの中で1番可愛かった^^お話自体はありがちで地味な感じなんだけど彼のマイナス思考キャラだけでダントツ1位に(笑

ユキムラさんの描かれる漫画は吹き出し外の台詞や細かいギャグが凄く冴えてて何度読み返しても思わずニンマリしちゃいます^^
今回のカバー下も必見ですよ~!!平山の一言が全てを物語ってます(笑

0

後ろカバーの絵が好き。

眉間に縦皺な、表題作の主人公・国吉。
出だしでなんだか掛け違え、自分で自分を「襲い受けセフレ」状態に追い込んでしまい、その状態から何とか抜け出そうとするのですが、、、
っていうか、
平山!!
なんだ、その
「その結婚は…、俺とじゃないのか?」
って言う、お花畑の返答は!!
お前が、トロイせいで、、、、

っていう感じで、1編ごとのページ数は短いのに、なんだか青筋立てて、ツッコんで、息切れしちゃうような短編満載の本でした。

0

おいてけぼりブルースレビュー。

ユキムラさんの作品の中ではダントツに良い…!
なんとなくだけど、雰囲気は初期の「ダメな男ほど愛しい」の感じに近い気がする。
不器用で、チキンで、ヘタレな大人のもどかしい恋って設定がお好きな人は是非!

短編集ですが、どの話もグルグルとマイナス思考で思い悩んで、考え過ぎてブチっと暴走。必死なのに、どんどん遠回りしちゃう不器用悪循環トルネードな恋ばかりです。
慎重に考えて、考え過ぎて、あと一歩が踏み出せないのもそれなりに色んな事を経験した大人ならではの萌えポイントだと思う。

表題作はリーマンモノ。メインの2人、国吉と平山は同期入社。現在の国吉はその会社の課長職、平山は脱サラしてカフェを経営している。たまに会えばエッチをするだけの不安定な関係を国吉は不満に思っているが、平山の気持ちがさっぱり判らなくて悶々する。

大人同士お恋なのに、どこか初々しくて応援したくなる甘酸っぱさがある。くすぐったいやり取りにニヤニヤ萌え悶えてました。
まぁ、そこは大人なのでエロも結構しっかりしっとりとしていました。よく見れば掲載誌が麗人さんなので当然といえば当然だけど麗人さんっぽくないプラトニックな話まであってどこからキュンキュンしたら良いやら…!

ユキムラさんのこういう作風大好きだ!

1

「好き」の伝わり方

ここでは評価いまひとつのようですが、個人的にはすごく面白かったヾ(*´∀`*)ノキャッキャ
ユキムラさんの漫画読むのも久しぶりな感じがするんですが、やっぱり上手いな~と。
表題作『おいてけぼりブルース』。
同期入社の二人。いつものろまな攻をいつも受はなんだかんだ良いながら待っていた。
しかし、あるとき、相談もなく攻は脱サラし、カフェを開いた。
思い切ってその日、攻の家に上がりこみ、よった勢いで押し倒す。
今もカラダの関係は続いているものの、その気持ちをお互いコトバにしたことはない。
本当にその気持ちはお互い通じているの・・・!?
というお話。
受が七転八倒している姿がものすごくかわいいんですね。
ナヨナヨしている受がやってたらアレなんですが、このくらいの気の強そうな子だからなんともいえない。
「俺ってちょろい」このセリフが好きです。
無駄な空回りもかわいさを引き立たせてますね。
のろまで、だめっこな相手に・・というのもツボ。攻も攻で、あっちだけは手が早いとか乙。最後のショートショートもオチとしてはすごくよかったww
他、短編いくつか。
ちょっと暗めの話が入りつつという感じではありますが、どれも上手にまとまっていて感無量。一冊まるまる胸いっぱい'`ァ,、ァ(*´Д`*)'`ァ,、ァ
追伸:「オンザルーム」という作品。
シラフで初めて唇を奪われる攻の表情がすごく好きです。あ、口元も(笑

4

眼鏡おじさん登場作品には萌え って・・・

大人の恋短編集です。

表題作は同期入社で脱サラしたカフェの店長・平山と課長になった国吉のお話。
自分が引っ張らないとボーっとしているように見えていた平山が、実は何でも一人で解決できる男であることも、自分の方が平山に頼っている部分が多いことも納得しながら素直になれない国吉の“おいてけぼり感”が描かれています。
平山が好きだからこそグルグルアタフタする普通の男・国吉と、寡黙で達観しているように見える平山の温度差にハラハラしながらも、平山の揺らがなさにこの先も大丈夫そうだと安堵しちゃうのでありました。
結婚話でお互いに“嬉しい”といえるゲイカップルっていいですね。
描き下ろしはそのあたりへの突っ込みで、いやーこの二人、バカップルだわ。

「月夜の映る窓」は陵辱ものですが、叔父さんの存在がいまひとつ生ぬるいかと思いました。絵柄的にもユキムラさんの場合、ゴージャスものはなかなか努力がいるのかなっと、辛口評価ですみません。

「ひっこし日和」は目の付け所が良かった話だと思います。ただ、この二人、またどっちかが引っ越さなきゃならないんじゃ?

「君でなくちゃ」と「イン ザ ルーム」はリーマンもの。可もなく不可もなくかな。
同じリーマンものでも「さよならはもういらない」は再会ラブですが、こっちの方が短編なのにわかりやすくて可愛かったです。
表題作も含め、メガネのおじさんに萌えちゃう私でありました。

2

ユキムラさんいっつもジャケ買いしちゃうんだけど

Rush!のときから思ってたんだけど、私実はユキムラさん萌えない…?
ユキムラさんの本は全てジャケ買いなわけなんです。
「これいいな!あ、ユキムラさんか…」と思いながらもついつい買ってしまう。
…でもなんだろう、なんであんまり萌えないんだろう

友人同士の話、主人と庭師の主従関係、リーマン年下攻め、上司との不倫に悩む隣人をほだす話、上司との再燃愛…など。
ここに書き連ねるだけでもこんなに萌え要素豊富なのに!!!
どこからどう見ても両想いな二人なのに、何らかの問題によってすれ違って悩んで涙してラストはラブラブハッピーエンド…的な展開が多いからですかね。
このコミックスも大体そんな話です。登場人物がある時はリーマンだったりある時はカフェのオーナーだったりするだけで。
少し毛色の違うものがあって、それが「月夜の映る窓」です。
主人と庭師の話なんですが、この主人は父のあることが原因で叔父から暴行を受けていて、それを屋敷の者全員が見て見ぬふりをしています。
ある日庭師と父が共謀して叔父を殺してしますんです。邪魔がなくなった主人と庭師は結ばれるのですが…
作品全体的に暗~い雰囲気はあるのですが、叔父を殺してしまったくせに結ばれた後は逆にスッキリしてるんですよね、この人たち。
朝を迎えた二人の最後の描写が「月夜ばかりが映っていた窓に昇る日は 少し青白く見えた」なんですよね。
太陽は昇ったけど、青白いんですよね。
こんな結ばれ方したんじゃ多分幸せにはなれないと思います。抱き合うたびに叔父を殺したことを思い出して、罪の意識に駆られてお互いダメダメになってしまう気が…
そして、実は父と叔父の間にも問題があって、叔父は実の兄である父のことが好きだったんです。
だから、父によく似た主人のことを代わりに抱いていたんです。
多分父も叔父のことを愛していたと思うんですけどね。
この兄弟に振り回された主人公二人でした。
なんとも読後感が悪かったです…

まぁでも他の作品は可愛いのもありました。
「おいてけぼりブルース」「ひっこし日和」は友人同士のもので。これはなかなか気に入ってます。
「インザルーム」も、これがカバー絵なんですけどね。可愛かったですよ。
なんで評価は「中立」ですね。
これだけグチグチと書いてますが、たぶんまたユキムラさんの作品出たら買っちゃうんだろうなぁ。なんでかなぁ

3

ミドリ

弥七さん
コメントありがとうございます!
ですよねー!同じ方がいてくださって嬉しいです!
表紙見て「今回こそはイケるんじゃ?!」と思って買うけど、やっぱり!みたいな(笑)
Rush!もわりと評判いいから、私だけがおかしいのかなって思ってたんですよ。
しかも今回のは一目惚れに近かったんですよね、手にとってみたらユキムラさんだったんですよねー
でもやっぱりなんか…萌えないですよね(笑)
それでも買ってしまうんですけど…なんでだ!!笑

弥七

わかりますっ!!!! 私も前までは全部買ってたんですが、なぜかあんまり萌えない……。でも、表紙のデザインとか構図とか、すごく惹かれて手に取ってしまうんですよね。最近は買わなくなってしまったんですが、この本も何度も本屋で手に取りました。これで萌えがいっぱい詰まってると最高なんですけどね~。

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