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表題作たかが恋だろ

高津戸真
中学時代の親友、27才
倉田泉巳
喫茶店店長、子持ち、27才

その他の収録作品

  • たかが男同士だろ
  • POSTSCRIPT

あらすじ

倉田泉巳は、ある朝、思いがけない男と再会を果たす。それは中学時代の親友であり、卒業式の日、理由も告げず自分を拒絶した男、高津戸真だ。なにごともなかったように振る舞う高津戸に、泉巳は戸惑いながらも嬉しくもあった。一方、義兄の椹木とは良好な関係を築きつつも微妙な緊張感を抱えていた。そんなある日、高津戸は椹木に嫉妬のようなものを見せるのだが…
過去を抱えた大人たちの恋の物語登場!!
出版社より

作品情報

作品名
たかが恋だろ
作画
山田ユギ 
原作
英田サキ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
ミリオンコミックス HertZ Series
シリーズ
たかが恋だろ
発売日
ISBN
9784813051879
3.6

(95)

(20)

萌々

(31)

(34)

中立

(9)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
39
得点
335
評価数
95
平均
3.6 / 5
神率
21.1%

レビュー投稿数39

高津戸が逃げたのか?!

攻めの高津戸ですが、彼は学生時代に親友だった泉巳から突然離れていきます。
「やっと離れ離れになれて清々するよ」

仲良い友達と思っていた奴からこんなの言われたらトラウマになる〜

泉巳は結婚して一児をもうけますが奥さんは他界。一人で子育ていています。義兄でヤクザの椹木にも支えられ、なんとか生活してるんですが、そこに高津戸が突然現れて…

泉巳は奥さんをなくした失意で呆然自失のときに、椹木と寝ます。だから、まぁ元々男性に抵抗がなかったのかも知れないです。その伏線があるからこそ、高津戸が何故あの時、あんなことを言ったのか、あんな離れ方をしたのかを知っても嫌悪じゃなく受け入れられたんだろうな。

絵のイメージと最初の出だしで何となく泉巳が高津戸を追いかける風かと思っていたら、高津戸の方が学生時代からの想いを持て余してたんですね。
両思いになってからの二人は、昔さながらに仲良く、喧嘩もしながらたくましく生きてるな、これからも生きていくんだろうな、とは思いましたが、高津戸は警察官だから何かと大変かもな〜なんて妄想してしまいました。

続編で椹木のお話もあるようなので、そちらも読んでみます。

0

攻めの態度には共感しきれなかったけど

 萌2に近い萌評価。27歳という若さで男やもめである泉巳が、天然の人誑しなのが腐女子心を擽ってきます。恋愛対象として告白したわけではないけれど、過去に親友として自分を身勝手に切り捨てた高津戸に、彼はもやもやとした気持ちをずっと抱えていて。再会してからたっぷり時間をかけて、高津戸は泉巳の頑なな心を溶かしていく、そんな作品でした。

 萌えたシーンは多々あったのですが最終的に萌評価にしたのは、やはりいくら不器用な男と言えど、自分の未練を断ち切るためにたった一言の酷薄な言葉で、長年泉巳の心を苦しめた高津戸に、100%納得がいったわけではないからです。再会してからも、なぜあんなことを言ったのか、せめて本心ではなかったということだけでも、もっと早い段階で伝えても良かったのではと思ってしまって。無駄に泉巳が悩まされたような気がするのが悔しいんですよね。まずはその手順を踏んでから、徐々に気持ちを伝えていって欲しかったかな。泉巳は素直で可愛かったけれど。とても好みのタイプ攻めだった泉巳の義兄、椹木の続編は楽しみです。

1

お二方だからこそ

「愛想尽かし」未読です。

中立レビューの多さ…
そしてそんな私も萌評価なのですが、肩透かしくらった感は否めないです。原作、作画このネームバリューにして、穴が多く主役の魅力が今ひとつ…子持ちものでありながらその辺りの掘り下げの薄さ…このお二方だからこそ物足りなく感じてしまうのは致し方なし。

ヤクザ苦手なので椹木とくっつけとまでは思わず、一方刑事好きなので高津戸のことは嫌いではないけれど、魅力があったかと言うとそれはまた別のお話で。高津戸、随分勝手な奴である。

1

もっと戸惑ってほしかった

英田サキさん×山田ユギさんの作品ということで期待しすぎた感は拭えませんが…評価は「中立」です。

続編に当たる「愛想尽かし」を続けて読みました。椹木が素敵すぎて、この作品も悪くないのですが「愛想尽かし」のプロローグという位置づけに思えてしまいました。

泉巳はストレートだし子持ちだし、亡くなった奥さんのことも愛してるのだから、高津戸からのセクシャルなアプローチにもうちょっと戸惑ってほしかったです。中学生時代は高津戸の完全な片想いだったのに、再会後のこの展開はお手軽すぎる気がしました。

0

振り回されてもそばにいたい気持ち

先にスピンオフ作の「愛想尽かし」の方を読んでしまったので、本編のこちらは「前日譚」としての位置付け的に読みました。

シングルファーザーの泉巳は、息子誠の保育所で中学の同級生高津戸と再会する、という冒頭。
この泉巳は子育てにも一生懸命だし、亡くなった奥さんの事もちゃんと愛してるのに、なんともオトコを惑わす?フェロモンが漏れ出しているのです。
高津戸は何が吹っ切れたのか、昔からずっと好きだった、とどんどん距離を縮めてきて…
泉巳の死んだ妻の兄が「愛想尽かし」の椹木で。今作ではまだ現役ヤクザで、心ならずも薬物犯罪に関わり捕まることを覚悟している、いやむしろ捕まろうとしている?そしてそれを機にカタギになろうとしているようで、泉巳と誠の事を心から案じている様に何故か色気が漂っていますね。
泉巳の事が好きor気になってるけど、自分がヤクザである事や、高津戸が泉巳にとって特別な存在である事を感じ取ってあえて身を引く、というか遠くから見守る、的な。やっぱり椹木は格が違うオトナだわ。
高津戸は実は刑事で、はじめは椹木の情報を得るために泉巳に近づいたけれど、過去には認められなかった泉巳への想いを今は自分でも受け入れて、正面からぶつかってくる。
大人の椹木と、同い年の高津戸の愛し方の対比。
皆様のレビューでは椹木x泉巳の方が!とのご意見も多いですが、私は高津戸x泉巳で正解、と感じました。というよりも、「椹木が身を引く」というシチュエーションがイイ。その状況も分かってて椹木を待っててやれ、と言える高津戸もいいじゃないですか!
一見流されているようでも、ひとり親として誠をとってもいい子に育てている泉巳。3人が3人とも「たかが恋」を通して強い気持ちを内包する懐の深い人間になっていく。そんな人間ドラマだと思います。

「たかが男同士だろ」
泉巳の自宅でいちゃつこうとする高津戸。熟睡したはずの誠がいいところで起き出して…誠は愛ちゃん(高津戸の甥っ子)と結婚できるといいね。(2人が30代になる頃にはニューセキもできるようになるかも)

4

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