かにゃこ
英田サキ先生原作のハードボイルドBL
何気にすげぇ声優メンツ。
椎葉昌紀(神谷)は
警視庁組織犯罪対策第五課、通称「組対五課」所属している刑事。
こ、これって架空の課ですよね???←バカでぇす。
この課の刑事は全員“エス”という名前の
自分専属の潜入スパイを飼ってるわけっすよ。SPYのエスだったんだw
刑事とエスは、一蓮托生、運命共同体。
エスが裏社会の奥に入ってれば入ってるほど良い情報を得られるけど
裏社会に生きれるような男を飼いならすのが刑事の腕の見せ所っちゅーわけ。
椎葉昌紀(神谷)は、エスを見事にいろんな意味で乗りこなすw
シリーズ1にあたるこのCDでは、宗近奎吾(小西)との出会い
そして自分のエスとして取り込むまでのお話。
不慮の事故で亡くなった椎葉(神谷)姉の旦那 篠塚(三木)は
警視庁の超エリート官僚。
姉を亡くした弟、妻を亡くした夫。
ふたりの距離感がまた微妙でね、この芝居がとてもよかった。
本当に三木眞一郎の演技は脇でも素晴らしい。
聴かせるドラマ。
このCD、聴けば聴くほど味が出ますね。
最初は椎葉(神谷さん)の間抜けっぷり(敵にすぐに警察官だということがバレる、香炉が盗聴器かもしれないという可能性に気づかない、などなど)にガックリきたりもしたんですけどねw
あと、はしょり方も気に食わなかったりもしました。
とくに安東(杉田さん)とのやりとりをサラッと流してたのが残念でたまらんかったです。
安東の抑制がふと破れそうになる瞬間の緊張感は、原作で一番好きだったシーンなもんで。
でも、何度か聴くうちに、気に食わなかった面が気にならなくなって、代わりに椎葉という男の不器用すぎる生き方に心惹かれ、その虚勢をただただ可愛いと思えるようになりました。
そりゃあ宗近(小西さん)も椎葉に惚れてしまうわけだ。
キャスティングは完璧に近かったです。
唯一、三木さんだけが不満でした。
なぜかというと三木さんは、シリーズの三作目と四作目に登場する頭のおかしな悪役の五堂の声をして欲しかったんだよねーw
(最近エスシリーズのスピンオフ小説として『最果ての空』が発売されたから、その気持ちもちょっと変わったんですが。『最果ての空』、ドラマCD化して欲しいな)
小西さんの宗近は最高でした。
艶っぽい大人の男の声がたまらんです。
神谷さんの椎葉も最高。文句なし。
必死な椎葉、可愛い椎葉、かっこいい椎葉、そして濡れ場で乱れるときの恐ろしいほど色っぽい椎葉。
最後に原作の英田サキさん、
大好きだ!
これわ(ノ゚∇゚)萌えた!!
刑事モノとか推理モノとかちょっと複雑で解かりにくい部分多くて(頭がついていかないw)萌えがどーかなってのが結構分かれるんですが、これはウマ~でした。
原作未読なので、これは是がひでも読みたいなと思ったしだいであります。
お話のほうが、複雑なので割愛させていただきますが、
ナニが萌えたのか。それはエスと刑事の関係性!
そして生きたキャラクター性!!
刑事のために情報を集めてくるエスと~なこの狗と主人な関係に恐ろしい萌えを頂きました。
安藤さん。これアッサリいなくなってしまいましたが、与えられるものが無くても好きな相手に尽くし、いつくしむ気持ちにキュン。
そしてメインになってくる宗近!!
声がいいのもありますが、なんなんでしょ。
狗!狗!狗ww思わずハァハァしてしまう。
やw好きw
媚薬含めな濡れ場も美味しく頂きました。
神谷さんの喘ぎっぷりも濡れてて流石v
もう一度しっかり聴きなおしたいと思います。
このCDによって、原作もさらにかっこよく感じ、出演者もいつもよりかっこよく聞こえます。
本当に相乗効果です!
椎葉が宗近に体を引き換えに取り引きしようとした場面(オナニーショーのはちょっと前。笑)の、宗近の「つまらん」はむちゃくちゃかっこよかったです!
落ち着いて耳を傾けられる寝る前に聞いてみたところ、気持ちが高ぶって眠れないです。
登場人物もシャキッとした感じだし、声も非常に男前でシャキッとしゃべる人しか出てこないです。
がんばろうと思うときに聞くほうがいいと思いました。
名作 英田サキ先生の”エス” 愛と復讐の狭間で・・・
英田先生のハードボイルド系のお話は本当に面白い!今作もストーリー、キャラクター、設定、すべてにおいて、とても興味をそそられるし、展開も早い。そして、CVです。神谷さん演じる椎葉(組対5課の刑事)はもとより、小西さん推しの私としては、小西さん演じる宗近(実業家、裏の顔は松倉組若頭補佐兼、後に椎葉の専属のS)が超絶にかっこよくて・・・一見、冷酷、非情そうに見えて、芯は情に厚い一面を持ち合わせる宗近を小西さんが好演、あの究極の低音ボイスは罪です、最強です!
エス(S)、組対5課のスパイ(内通者)、刑事とエスとの互いの揺るぎない強固な関係性、当初は架空の設定かと思いましたが、実在(暗黙の了解的な存在)する?エス。警察組織もヤクザな世界も特殊な男社会で独特な価値観、世界観なので、こういったジャンルのお話はとても好奇心をかき立てられます。
エス1~椎葉と宗近との出会い~プロローグ
椎葉が宗近を自らのエスに従えるために策略を練る。
”人生を変えるほどの特別な存在”
"俺のものになれ”
”男としての確固たるプライド”
”勝ち負けのこだわり"
”ときにエスの恋心までも利用し、自らの身体をエスに委ねる”
男同志の駆け引き、互いに譲らない問答、やりとりがたまらなく男臭くていい!
ツンデレで負けず嫌いで妙な色気がダダ漏れ?な魔性の男、椎葉にちょっぴり振り回されてる感がある宗近が可愛い。安東(CV杉田さん)を含め、椎葉の周りの男たちは皆、彼をほっとけないようです。そして、要所要所で椎葉の義兄の篠塚(CV三木真さん)と宗近の側近の鹿目(CV中村悠一さん)がいい味出しています。
お話全体は重くシリアスなのですが、重すぎず、お二人の絡みは甘い。BGMも素敵に演出されています。
この作品には不思議な魅力があります。その都度、自分の感じ方、目線が変わるとまた違った気付きがあったりで、何度聴いても(私の中でリピ数が最も高い)面白くて楽しめる作品です。シリーズ4までありますので、じっくり堪能していただければと思います。
最後に、小西さんの宗近の男臭い色気がダダ漏れのイケボを聴くと耳が痺れてきます。この小西さんの宗近がどれだけかっこいいか、このエスという作品がどれだけの逸品かをお伝えしたくてレビューをしたためました。小西さん推しにはたまらない作品となっております。
藤棚
かにゃこさん、こんにちは。
警視庁組織犯罪対策第五課は実際にありますよ~
作者はかなり警察関係の資料を読まれて、
このお話しを書かれたのだと思います。