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すごくすごく前に読んだ作品です。
今も好きで読み返すことがあるので感想を。
『王子様と灰色の日』が好きで、この作品も購入しした記憶。
ヒコ先生の絵柄がとても好みで、作風と合っていて独特の世界観が表現されていると思います。
このお話はギャグっぽいですけど、どこか寂しさというか切ないところが散りばめられていて、ヒコ先生の作品だなぁと感じます。そしてだいたい泣きます。
作品が発売されたのはかなり前になるので、当時のBL作品の印象が伺えるけど、今読んでも面白いです。
山中先生の作品は全て読んでおり全て大好きです。
今作はドラマCDを聴いたので読み返してのレビューです。
表題の王子と小鳥について
独特の世界観と人物、そして細い線、平面的なようで奥行きのある絵柄が素敵です。
アラブの王子様と借金を背負った大学生が、奴隷オークションで出会うところから話が始まります。
言葉が全くわからないまま王子様に買い取られた大学生、日本のアニメ好きのちびっこ王子の子守りをしながらも、帰国をあきらめず何度も脱走を図ろうとする気概がかっこいいです。
大学生を買い取った第二王子の生い立ち、現在、我がままで強欲な第一王子との関係、ちびっこ王子を慈しみながら、大学生と言葉が通じないところから、少しづつ少しづつ歩み寄り、理解しあっていく様子が、ゆっくりと丁寧に糸をつむぐように描かれていてとても素敵です。
1冊丸ごとのページ数でないのにまるで映画を1本見たかのような満足感、読後の余韻がありました。
ドラマCDを聴いてからの原作読みです。作者様の他作品を知っていましたので、読むのも楽しみでした。
とにかくストーリーが好きです。先生の考えるセリフも好きです。ぐっとくるんです。すべてが報われるわけではないけど、きっと一生懸命に生きていたら、良いこともあるよって教えてくれるような作品でした。
兄弟、兄はトンでも君ですが、弟が可愛い。ドラマCDで、ハチャメチャセリフを聴いていたのですが、そのまんま!!笑いました。
切ないけど、笑いもあって、素敵なラブストーリーでした。
余韻がすごい!
無駄にエロが無くて、しっかりゆっくりストーリーが進んで行く所がすごく良かった。
王子と小鳥が生活の中で、言葉の壁がありながら、心を通わせていく様がグッときました。また、王子が言葉の少なめで〜漢気があってカッコイイよ。
最後の別れのシーンは泣けた・・・
タイトルが、本当にその通りで、小鳥は王子の手によって、羽ばたいたね。
続編読みたいと思ったけど、最後のシーンが、王子に手紙を渡す所と、ボロアパートをノックするで終わってるのが・・・またねぇ〜!(笑)これは、これで完で納得しよう!
「淋しさの値段」は、攻めの言葉で〜いつか全部無くした時に思い出す物があったらいいだろう〜これが、攻めの人生だったんだね。このまま、ずっと2人で幸せになりそう。
山中先生作品初読み。
童話のようなシンプルないいお話。
王子がええ男!
スズキも。
王子が子どもの頃、日本のスズキのトラックになりたかったの笑った(意味があるんだけど
)
スズキを一緒のベッドで寝かせて、やさしく触れる王子がいい。
「淋しさの値段」も奴隷の話w 日本の。
贈り物とか思い出とか、込められたメッセージがクる。
2回目を読むとまたよかった。
ラストも感動だけど「その後」とあとがきイラストがつながっていて感動が倍。
絵がラフ?なためか、つながりや動きが、ちと私はわかりにくい部分があったけど、人物が色っぽくてきれいで魅力的。
デフォルメキャラがゆるゆるなのかわいい。
表紙絵がクリ ムトの「接吻」みたいで好き。