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表題作カリスマモデルと秘密の恋人

今をときめく売れっ子カリスマモデル・丸林平助
唯一攻様をなだめられる選任マネージャー・若狭和之

あらすじ

トップモデルのケイと、マネージャーの和之は高校時代から10年の付き合い。『デキてる』と業界内で噂されるほどいつも一緒の2人は、同居してセックスもする関係 …でも、「冴えないみそっかすなメガネ」と容姿に自信のない和之は、そのうちケイに飽きられて捨てられるんじゃないかと毎日びくびくしている。そんなある日の撮影現場に、ケイが蛇蝎のごとく嫌っている、人気モデルの清紘が突然現れて──。

作品情報

作品名
カリスマモデルと秘密の恋人
著者
森本あき 
イラスト
六芦かえで 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
ISBN
9784775514290
2.7

(4)

(0)

萌々

(1)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
10
評価数
4
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

何事も最初が肝心です

今回は今をときめく売れっ子カリスマモデルと
攻様の専任マネージャーのお話です。

お互いに片思いだと思っている二人が
両想いだと判るある1日の物語。

受様はモデルクラブで
ある男性モデルの専任マネージャーをしています。

受様の担当するモデルは
今をときめくモデル界の超売れっ子モデル。

彼は日本人離れした背の高さとスタイルを持ち
ジャパニーズビューティーとも形容される美貌で
国内・海外を問わず絶大な人気を誇り、
男性モデルとしては異例の
女性用ファッション誌の表紙を飾った時は
歴代一桁の売行きを出したほどのモデル。

このカリスマモデルが今回の攻様であり
受様と高校時代から身体のお付き合いのある相手♪

攻様はどんな現場でも大人気のモデルですが
日頃からしたい事しかしない、
嫌な事は絶対にしないという性格な為、
一生困らないほど稼いだ現在、
めんどくさい事ばかりなら
いつモデルをやめてもいいと豪語しています。

受様はそんな攻様とまわりの衝突を防ぐべく
頑張るマネージャーなのです。
受様的には攻様にしてあげられ事が
あまりないと思っているので一生懸命。

そんなある日、
とある撮影でスタジオ入りた攻様達を待っていたのは
攻様と犬猿の仲の男性モデル!!

その彼も攻様と並ぶ超売れっ子ですが、
二人が犬猿の仲であるのは業界では周知の事実。
しかもどちらかと言わなくても
攻様が相手を嫌っている為の仲の悪さなのです。

撮影は始まる前から前途多難?!

本作はある撮影で一緒になった
攻様と犬猿の仲のモデルとそのマネージャーが
自分達との仲の悪さを改善のため
主役二人の本音を引き出して
両想いだと自覚させるまでを画いたラブコメ♪

森本さんは
周りから見れば一目瞭然なのに
本人達は全然判ってないという
ギャップ解消の顛末を追うお話もお得意!!

本作も脇役とのスッタモンダがなければ
唯我独尊系攻様をすごく好き過ぎて
身体の付き合いが合って同居もしているのに
付き合ってと言われていないので
恋人じゃないと思っているネガティプ系受様は
いつまでも今のままでいたような…

それなりには幸せだったかもですが、
やっぱり気持ちはちゃんと伝えないと!です(笑)

過去の回想場面は入りますが、
時間的にはたった1日分という時間軸の為
受様視点の内面描写過多で進みますから
そういうのが苦手な方にはお勧めできません。
ご注意の上、ご賞味くださいませ♪

今回は好きだと言わないままに身体から始まるカプを1作、
森本あきさんの『監禁しないで』をご紹介します。

1

鈍いもの同士(*´艸`*)ァハ♪

いや~楽しかったですね。
すれ違って入るけどもー安心のラブ度があるので寧ろ癒しです。
だってね~あんだけお互いラブモード全開なのに…どんだけ鈍いの~?って思っちゃう。
10年間もお互いに片思いとかねw

和之のマイナス思考ぶりが割と飛んでて面白かったですねw

因みにこの1冊・・・丸ごと、とある日の撮影の1日です。

和之が泣きながら「これで伊佐海の思いどおり?」って言った瞬間に胸キュンした私はケイ&伊佐海並の悪魔ですか?清紘さんwww

2冊目は清紘×伊佐海のようで…読みたい、買いたい、お金無いっ←
…積み山崩しに精を出しますか…ふみゅ。

0

長い長いすれ違い

こんなにお互いを愛しているのに、なぜ気付かない!とツッコミを入れたいバカップルでした。
業界物好きには、カリスマモデル設定が美味しいかも。
ただ過去エピソードが入り混じっていたので、肝心のお仕事描写は基本的には1日だけの出来事で、ちょっと寂しめです。

カリスマモデル・ケイ(本名:丸林平助)俺様トラウマ攻め×マネージャー・若狭和之 ネガティブ自虐受け
高校の同級生だった2人は、仕事場でもモデルとマネージャーとして一緒の腐れ縁の仲。
ある日の仕事場に、同じ高校の同級生でいまも嫌っているモデルの清紘が現れて一触即発な状態に。
なんとかケイを抑えなければと和之が頑張っていると……。

あらすじから想像出来る受けを取りあってのアレコレではなく、カリスマモデルの攻めのトラウマと、受けのコンプレックスが肝でした。
地味メガネ受けだけど、いじったら可愛くなるという美味しい設定は、今回は封印で残念でした。

受け攻めともお互いが大事過ぎて、肝心のことが言えない状態で、言葉が足らないまま、セックスだけしていた。
だから、余計に伝わらない。
ほんのちょっとの言葉が誤解を生んで、それがなんと9年間も!

同じ高校の同級生で、違う会社で経理をしている伊左海が問題の現場にやってくるのですが、その伊左海の性格がきっぱりはっきりしていて、気持ちよかったです。
メインの受けが鬱々と内にこもるタイプだから、余計に目立っていました。
これくらい性格がさっぱりしている受けも、いつか書いて欲しいなと思ってしまいました。
いままで、なにをやっていたのという伊左海の呆れには、同感でした。

攻めが自分の名前にそんなにコンプレックスを抱く理由が、弱かった気がします。まだまだあのレベルでは、弱いと思う。
独占欲の現し方に仕事の仕方といい、ワガママ勝手でお子様な攻めです。
それを全肯定する受けといることで、それが更に過剰になる。
共感がしにくいカップルでした。

エロ:★3 控室でひっそりH、言葉責めだけでイかせるH
総合:★2 メインカップルに好感が抱けず、あっという間に終わってしまった印象でした。

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