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表題作カリスマモデルの一途な恋

男女問わずモテまくりのカリスマ人気モデル・梶原清紘
モデルクラブの経理担当で事務職責任者・飛坂伊佐海

その他の収録作品

  • カリスマモデルたちの饗宴

あらすじ

人気モデルの清紘は、抜群のルックス&大らかな性格&お金持ちと、どこをとっても完璧な王子様v 伊佐海が知り合った中学の頃からモテモテだったけれど、『なんでも手に入る』と言い切るような清紘のことが内心苦手で…。大人になった今、なぜか伊佐海は、清紘をNO.1モデルにするためのマネージメントに奔走する毎日を送っていた。なのに肝心の清紘はモデルとしての成功よりも、伊佐海の気を惹くことのほうに熱心で───!?
(出版社より)

作品情報

作品名
カリスマモデルの一途な恋
著者
森本あき 
イラスト
六芦かえで 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
ISBN
9784775514931
2.3

(3)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
6
評価数
3
平均
2.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

好きでも素直に言えない訳

今回は男女問わずモテまくりのカリスマ人気モデルと
モデルクラブの経理担当で事務職責任者のお話です。

付合いながらも好きだと認めない受様に
好きだと認めさせるまでの本編と
仲直りした友人カプとのその後を収録。

攻様は今をときめくカリスマモデル、
受様は攻様の所属するモデル事務所の
経理担当の事務職員です。

二人の出会いは中学の時。
頭も良くカッコ良いい攻様は
学校一の人気者でしたが無邪気で
悪意なく人を傷つける言葉も吐いていた為、
皮肉屋だった攻様は苦手意識が先に立ち
適度な距離感を持って付合っていました。

その為、
高校もわざと彼が違う高校を目指したのですが
攻様を入学式で声を掛けられてびっくり!

その上、攻様が
受様が自分を苦手とすると知っていながら
知り合いだからと声をかけた態度に
新たな興味を引かれた受様は
今までの態度を反省して
新しく友人関係を始める事にします。

以来二人はずっと友人関係を続けてきますが、
受様の気持ちは友情から愛情に変化し、
今では友達以上の関係を望むようになります。

しかも攻様も受様を好きで
好きだ、恋人になりたいと何度も請われ
キスもセックスもする関係になるのですが、
受様は「恋人」になる事は拒んでいます。

両思いなのになぜ?

それは攻様のある性質に起因していました。
攻様は手に入り難い物にこそ執着する割に
手に入れてしまうと即興味を失ってしまうのです。

撮影に使った衣装や小物も
一点ものと言うだけで欲しがるのに
手に入れても二度と身につける事が無い攻様。

受様が
攻様が好きだと言い続けても断るのは
手に入らない間は求めてもらえるから。

受様は攻様の告白に頷いて
その後に捨てられたら
もう友人には戻れないだろうと事をこそ
怖がっていたのです。

普通は両思いならハッピーエンド、
なのにこの二人の恋は前途多難?!

『カリスマモデルと秘密の恋人』のスピンオフ。
前作ですれ違っていたカプのキューピツト役を務めた
友人二人のお話になります。

お互いに好き合っているのに
攻様が手に入り難いものに執着するが故に
素直に恋人になれない受様と
そんな受様も可愛いなと思っている攻様の
ラブコメディです。

前作では
話の鍵となった犬猿の仲の友人という
ポジションで登場した攻様は
本作でもあまり性格に違いは有りませんが、

攻様をうまく制御している様に見えていた
クールビューティ系受様は
本作を読むと
テキパキなのはお仕事面や外見だけで
中味は森本さんの受様っぽく
自分の気持ちに一杯一杯な感じでグルグル。
そのギャップが面白かったです♪

短編は本作カプの手助けでまとまった
前作カプを交えた二人のラブラブ後日談です。

本作も前作同様、
お仕事風景をはさみながらも
ほぼ受様視点の内面描写で進みますので
そういう展開が苦手な方には向きませんが、
ほのぼのラブコメをお求めな方には
楽しい一作かと思いますよ。

今回はやっぱりこのシリーズの前作、
森本あきさん『カリスマモデルと秘密の恋人』の
一読をおススメです。
逆に読んでないと続編短編が楽しみ半減かも?!

3

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