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表題作その恋にはワケがある

東雄大。無口な高校生
ツンデレ乙女・蒼井

その他の収録作品

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  • ホワイトデーがこわい
  • 夕焼け青春アワー。
  • あとがき

あらすじ

男子校に通う高校一年生の蒼井は、凶暴な中身とはウラハラにズバ抜けてキレーな自分の容姿がお荷物で仕方ない。
今日も今日とて、見た目に惹かれて言い寄ってくる男たちを容赦なく切り捨てていた。
そんな蒼井に、淡々と「観察」するような視線を向けてきた東。他の誰とも違う東の態度に安心し、すっかり懐いてしまう蒼井だったが!?
その後の描き下ろしも収録!!

作品情報

作品名
その恋にはワケがある
著者
秋葉東子 
作画
秋葉東子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
ルチルコレクション
シリーズ
その恋にはワケがある
発売日
ISBN
9784344818828
3.8

(42)

(11)

萌々

(18)

(11)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
14
得点
161
評価数
42
平均
3.8 / 5
神率
26.2%

レビュー投稿数14

ツンデレ猫な蒼井くんが可愛い

この作品は「人はそれを恋と呼ぶ」のスピンオフで、前作では脇役として出ていた友達の蒼井が主役になるお話です。
結構前に出版されているのですが、何回読んでも楽しめるお話だと思います。
というか、未だに秋葉さんの作品の中では一番好きです。

今回の主人公である蒼井は女の子が霞んでしまう程の美人であるが故に、入学してきた中等部の頃から女代わりの標的になっています。
そのためもあってか、極度のホモ嫌いであり、言い寄って来る男子達をバッサバッサと冷たく切り捨てていました。
まあ、言い寄る男子の大半は遊び半分というか、明らかに真剣ではなかったし、外見だけが目当てなのが見え見えだったので、蒼井が嫌がるのも無理はないと思いますが、中々容赦ない振り方ではありましたね。
一歩間違えれば、過剰防衛だし。

そんな蒼井がある時出会ったのが、色欲や媚の含まれていない、動物を見るのと同じような目で見てくる生物部の東でした。
そして、淡々と自分に接してくる東の態度に安心した蒼井が生物準備室に通うようになり、ついには膝枕されて寝るくらい、気を許すようになります。

まあその時点で、東が特別な存在にはなっているというか、無意識に惹かれているであろう事は何となく察せましたけどね。
そうは言っても、蒼井本人はその事を別段意識してはいなかったのですが、あるハプニングが起こった事で、東への気持ちに向き合わざるを得ない状況に追い込まれていきます。

とは言うものの、自分のアイデンティティが根底から崩されかねない事を、そう簡単に認められるはずもなく、しばらくは「そんなはずはない、違う」と葛藤し続けていました。
しかし、冨永曰く言い逃れしようのない図書館での騒動を切っ掛けに、ついに想いを完全に自覚することになります。

そして想いを自覚してからの蒼井が、他の方も仰るようにホントに可愛かったです。
まさに、ツンデレにゃんこって感じですね。
表面上こそツンツンしてるけど、顔や態度に分かりやすく感情が出てしまっているので、他の人にもバレバレなのがまた可愛いというか。
何だかんだ友情心に厚くて、勇ましい蒼井が前作からお気に入りだったのですが、今作でますます好きになりました。

そんな感じで、蒼井の方は初めて自分から抱いた恋愛感情に手一杯になってワタワタしているのですが、一方の東は相変わらず無口・無表情で常に冷静。
蒼井は脈なしじゃないかとすらと思っていたようですが、勿論そんな事はなかったわけで。
居心地のいい居場所を与えたり、勉強を手伝ったり、蒼井にお弁当を作ったり、3日目のカレーをダシに家に誘ってみたりと、実は影で尽くしつつ、着実に行動していました。

要するにポーカーフェイスだったから分かりにくかっただけで、東は蒼井が自分から近寄ってくるのを、餌を適度に撒きながらずっと待っていたみたいです。
まあ無理矢理気持ちを押し付けた所で、蒼井が振り向いてくれない事が分かっていたのもあったんでしょうが、よくここまで焦らず、周到に事を進められたなと思わず感心してしまいました。
そして想いが通じ合った後は、発情期を逃すことなく一気に攻めて、蒼井を完全に手に入れました。
本当に策士ですね、東(笑)

最初に蒼井が東を認識した出会いこそ、全くの偶然だったんでしょうけど、もしかしたら東はずっと前から蒼井の事が気になっていたのでは、とすら思ってしまいました。
でも、間違いなく蒼井を幸せにしてくれるだろうなとは思いますけどね。

まあ今回、陰日向に蒼井を支えていた前作の主役の冨永は、蒼井よりも東の思考を理解できていたようで、彼の策士ぶりに少々恐れをなしていましたけど。
というか、会長とまだだったんですね。
会長がヘタレているのと、小姑二人に邪魔されたからなのかな?
まあ、頑張れ冨永(笑)

0

前作未読でもOK!

8ページ短編を除いた他は、表題作の二人です。
「人はそれを恋とよぶ」のスピンオフ作品ですが、未読でも支障ありません。前作の生徒会長×冨永カップルの時に蒼井がどんな関わりをしたのかが本作品には一切出てこないので、読んでいて分からないもやっと感はありません。

乱暴な蒼井が、思いを自覚してからは妙に可愛くなるのがツボでした。ツンデレ具合がほんとうに猫っぽくて、東の頭の中のふきだしの猫姿には吹き出しました。

余裕綽々で馴らして待って可愛がる東には脱帽。エロイときだけ笑うとか萌えます。東の従兄弟とかで、今度は他の動物バージョンが読みたいです!

0

蒼井くんがついに…

これはいい猫様と猛獣使い!!

変人で無口で何考えてるか分からない東が、いつの間にか徐々に蒼井を手なずけていく様はあっぱれです。そうそう猫は構うと逃げるんだよね…。ちょっと冷静すぎるのがかっこいいけど怖いので、そのうち蒼井にもう少し振り回されていただきたい。

一方の蒼井、普段キレキレなのに、東によって感情を360度ぐるぐる回されてるのが超かわいい!ナイスツンデレ!

まわりでいろいろと賑やかしてくれる冨永と会長、前回の主役だが、このふたりは脇役の方が良い味出してる気がするなあ。

0

あああツンデレ最高

ちょっと古い作品ですがツンデレ好きさんには読んで頂きたいです!
こちらは人はそれを恋とよぶのスピンオフになりますので先にそちらをどうぞ。

正直、前作のほうのカップルにはまれなかったのですが、こちらを読んで目からうろこ!!

な、なんて好みなツンデレが隠れていたのだろう!(笑)
誰にもなびかないツンツンが次第にほだされていくのですがとにかくかわいいんです。皆さんのレビューにもありますが王道なツンデレさんです。

しかし他にも何冊か読みましたが秋葉さん普段ツンデレさんをあまり描かれません。ざ、残念です~

0

凶暴な動物が変化する様子w

1話を除いてひとつのストーリー。
その1話も短い短い作品なので、ほぼ丸ごと一冊
といった感じで、読みごたえありました。

とっても元気で明るい学生たちのお話です。

男子校の中で、女替わり・・・の標的になっている蒼井くん。
そのためにホモが極度にキライな物となっているんだけど、
動物にしか興味のないアズマくんと
一緒に居ることで変化していく様子が
キッチリ書かれていました。

このスピンオフ作品の元である「人はそれを恋とよぶ」の
受:富永くんが、蒼井くんをバックアップして
いい働きしてました~^^

1

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