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小林典雅月間、絶賛継続中。
今度の作品は、中世後期のヨーロッパが舞台らしい。
名前からして、ドイツあたり?
後書きによると「美男の達人」の箭内と碧海の前世ということだが、
前作は未読です。
そもそもこの時代は(新大陸発見後)中世と言うべきなのか?とか、
昔の17歳がこんなにおぼこいわけないじゃん!とか、
疑問やツッコミどころはなくもないのですが、
こういう設定は好みだし、キャラが好みで楽しく読みました。
とある田舎の領主の屋敷に、ある日黒髪の麗しい貴族が訪れる。
彼ことルドガーは王様の重臣で、「王妃さまの話相手」を探しているという。
白羽の矢を立てられた領主の十五男アルブレヒトくん、17歳。
共に王宮に向かう旅の途中、ルドガーは純情なアルに犬の交尾を見せたり
いかがわしい風呂に連れていって、壁に押し付けて触っちゃったり、
なにやら不埒なセクハラ系やりたい放題。
このあたりで、もう「話し相手」が一体何をするのか?は
読者は見当がつくのだが、(よく見たら、出版社あらすじでも盛大にばらしているしw)
肝心のアルは「ちょっと変じゃない?」と思いつつ
なんだか丸め込まれちゃっているのが面白くて可愛い。
そんなこんなで王宮について、勿論夜の指南なんかもされちゃって
でも段々そんなルドガーが気になっちゃって、
どこまでが任務で、どこかまでが任務じゃないのか……ぐるぐるぐるぐるしちゃい、
ついに、任務遂行の前に思い切ってルドガーに告白するのだが……。
個人的には、昔風の敬語でしゃべってる理屈っぽいルドガーが好き!
前半の掛け合い漫才のようなルトガーとアルの会話や、
王宮に到着してからのアルの田舎者丸出しの言動の可愛さ、
あれよあれよと騙されて、ルトガーに食べられてしまう天使のような萌え姿(笑)
美味しそうな脇役達や、素敵な女性も登場し、
見所満載、難しく考えずに
なんちゃってヒストリカルコメディを楽しむのがよろしいようで♪
いやー…何で恋しちゃったんでしょうね?(笑)
読みながら何度ツッコミ入れたことかw
ルトガーは最初から最後までシレッとした顔で変態です。
もうねー…分かんないよねw
変態さが目立ってラブアピールというよりもセクハラだからねwww
そらもー任務を理由にやりたい放題…アル逃げてヾ(*´Д`*)
ルトガーの長い&上手い言い回しに丸め込まれまくりです。
気になるのは、陛下&王妃はルトガーがアルに対して行っている特訓をどんなことしていると思っていたんだろうか?ってことです。
まさかあんなことしているなんて考えてないんだろうな~( ̄∇ ̄)
そして粗雑で無骨な剣士クラウス×綺麗な王様ユリウスのその後が気になりすぎる!
今作品は『美男の達人』の箭内と碧海の前世モノのつもりだそうで…未読なので読みたくなっちゃいました(*´▽`*)
こちらでこの作品を教えていただいたので手に取ってみました。教えて下さった腐姐さま、ありがとうございました☆この作品も面白かった~~。
おぼこいアルも非常に可愛かったですが、何といっても変態な(←褒め言葉です☆)攻め・ルトガーに腹筋崩壊させられました。一歩間違えると、まだ子どもで何も知らないアルに悪戯するただの変態オヤジになってしまうところなのですが、それがこんな素敵な変態(←褒め言葉ですってば)になってしまうとは、さすが小林さん、て感じです。
内容はちょっとシリアスともいえるストーリーではあるんですよね。
後継ぎを産まなくてはならないのに懐妊できない王妃。
その王妃の『種馬』として連れてこられたアルとクラウス。
王妃とルトガーの同僚・メルヒオールとの関係。
がしかし、シリアス度は一切なく、ひたすら面白かったです。
そして小鉄子さんの挿絵がこれまた非常に良かった。小鉄子さんもまた、最高な「ハイスペックかつイケメンでありながら、その実態は変態」攻めを描かれる作家さまなので、まさにうってつけな絵師さまだったと思います。真面目な顔して犬の交尾をアルに見せるルトガーが最高でした☆
帯『君は、人間の交尾…いや、人間の性行為を見たことは!?』
基本現代舞台好きなので、中世物にはあんま食指が動かんのですが小林さんなのと小鉄子さんのイラストに魅かれて読んでみたとです。
わーー、中世物なのに読みやすい、サクサク読めるよ!
たーのしーーーい!!
15兄弟末っ子アルブレヒト[受]のおぼこさと正義感(っていうか真っ直ぐな常識感)が好ましいです、かわうい!
ルトガー[攻]は真面目なんだか天然なんだかイマイチつかみどころがないけど要所要所でかっちょいい、その行動はラストで自分はすっきりしたです。
最後まで読んでからもいっかい最初から読んだら色々楽しかったー。
小鉄子さんの挿絵は好きだし素敵なんですがどうも「中世コスプレ」っぽく見えるんですよねー、んでもあとがきによると前世編って事なのでこれはこれで合ってるのかも。
中世物を敬遠気味の自分は楽しく読めたですが、反対に中世好きの方には物足りないかも。
でも自分はすんごく楽しめましたー。
全員大円団ってとこも読後感が良いー!
ネタバレなしで書きます。
小林典雅さん大好きです!
この作品は『美男の達人』のサブキャラである箭内と碧海の前世の話だとか。
このふたりは当時から気になる存在でしたので、すごーく楽しみにしていました。
受けのアルブレヒト(アル)は片田舎の領主の息子でキラキラした金髪の可愛らしい容姿でありながら、畑を耕し領民と気軽に話し、素朴で純粋な清童。
しかも15人目、末子の17歳。
攻めの宮廷長官ルトガーは王の覚えも高い、洗礼された見目麗しい人物。
ある密命により多産の家系であるアルに白羽の矢を立て、ぜひ王妃のお小性として宮廷へ上がるようにと要請する。
アルは一生なこの田舎で暮らしていくものと考えていたので、家族に尻を叩かれ若干しぶしぶ気の乗らない宮廷への馬の旅となります。
その間、変態入っているルトガーにボディタッチされたり(尻タッチ?)、犬の後尾を見せられたり、共同浴場で激しいセクハラにあったりと盛り沢山。
アルの良いところは、『こういう人って危ない!』とキチンとした危機感を感じて行動へ移せる前向きさ。
ルトガーとアルの道行はクスクス笑ってしまう箇所が多く、その辺りが到着してからよりもメインかな?と思わされます。
だから中だるみしない感じです。
このカップルは前世も現世も、受けがシッカリ自分の意思を持っているのが魅力です。
ぜひ、現世のカップルも読みたいです。