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表題作君へつづく物語

(仮)夜巻
大学1年→2年,経済学部
(仮)三星 翔
大学1年,法学部

その他の収録作品

  • きみ枠 BONUS STAGE

あらすじ

「僕は、半径800メートルの世界を守っているんです」
最近越してきた隣人・三星翔はそう言った。
ゲームじゃあるまいし、何言ってんの。最初は半信半疑だったが、翔はそんなちっぽけな世界を必死に守ってた。
「ほんとはひとりでこころぼそかったんだ」
本当にHP削って、傷ついていた。
いつしか俺は、身体を張って戦うお前を守ってやりたいと思い始めていた…。
(出版社より)

作品情報

作品名
君へつづく物語
著者
日の出ハイム 
作画
日の出ハイム 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784877241858
3.3

(24)

(5)

萌々

(5)

(8)

中立

(5)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
14
得点
74
評価数
24
平均
3.3 / 5
神率
20.8%

レビュー投稿数14

いつか自分に回ってきたらどうする?

「僕は、半径800メートルの世界を守っているんです」

どこの中二病拗らせちゃった子の話かしら?と

読んでみてびっくりです
ちょっと胸が痛んでどうしてくれようかと



いつも走ってる不可解な隣人との遭遇で自分の世界が変わった


サクッと言ったら 最終兵器・俺 みたいな話なんだけど 人知れずたった一人で闘う1年の期間限定持ち回り地区担当のガーディアン

そんな信じがたい話をする隣人
彼に寝床をあたえ 食事を施すうち 見守ることが使命になった

唯一羽を休められる場所 彼を守りたい


自分の住んでる地区のほんの限られた一角は小さなお節介が集まって守られている ってたまに思う瞬間は確かにあるのだが それを自分が 誰かが その命をかけて守らなくちゃいけなかったら

これは闘う側より見ている側が辛い


最後がどうやっても甘くなってしまうのは仕方ないとしても お話の設定はかなり面白いし 命をかけてご町内を守る翔を守りたい夜巻のせつなさがこっちにまで伝わってくる

いや面白い ほんッと面白い

でも 語られる部分が少なくて その持ち回り期限が過ぎた辺りの話がどうにも唐突だし 雑になっちゃったのかな なんて

期間が過ぎた途端 彼の記憶が自分以外に残っていないのはいいんだ
コマンドを探してるもいいんだけど その役割をRPGに例えただけで実際がゲームだったのか否かがないのにこのENDとなると…

んんん もっとじっくり読みたかった 特に 翔サイドからみた話が読みたい 
この特殊な任務への使命感やら 守るものへの思いとか

えええ? はじめましての作家さまだったけど すき
キスもセックスも いちゃいちゃすらなかったけど このてのお話が読みたかった

いやぁ 読んでよかった
物足りなさはあるけど ふたりの繋がりがほんとよかったわ

0

闘いに傷ついても

冬になるとこの作品を思い出します。先生の『ポケットで手をつないで』的パラレルワールド・ファンタジー系といっていいのかな。アタマじゃなくて感覚で読んでると不意にじんわりくるタイプのお話で、時々読み返したくなるんです。

大学生のヤマキは、アパートの隣人で同じ大学に通うカケルが「お役目」として一生懸命人助けをしている姿に心動かされていくのですが、それをRPGゲームにたとえて描かれていくんですね。(モデルは「MOTHER2」。)ゲーム画面を見ているヤマキと、ゲーム内キャラクターのカケル、という構図で。

自分の意志が及ばない不本意なことって、生きてりゃたくさんありますよね。それをカケルのように「死」覚悟で引き受けるって、なかなか難しい。わたしなんかは解決待ちの問題を棚上げして、だましだまし日々、切り抜けているようなもんです。そんなヘタレでもいっぱしに力尽きて行き倒れになった時、復活しろ!って、「祈る」コマンドを選んで押してくれるヤマキみたいな人がいてくれたら嬉しすぎるかも。

もしかしたら自ら目を塞いでいるだけで、思わぬ身近なところにいたりして。そんな気付きを、ほんのり希望を…、くれるんですよね、このお話は。

2

現実とゲームの世界の混合

 ある日夜巻の前に現れた三星翔。二人は同じ大学と言いながらも大学での接点はほぼ皆無です。しかし、それ以上に、翔はいつもぐったりしていることが多いか、走っているかで、夜巻の部屋で寝たかと思うと、すぐにどこかに消えていく…。全く謎が多すぎる翔です。
しかし、横断歩道で女の子を助ける翔の姿を見た瞬間、全ての謎が解決します。翔は半径800メートルを守る使者だったのです。
 
 テレビゲームの設定そのままに話が組み立てられているのが興味深いです。一度消えてしまう翔を夜巻が助けるシーンもまさにゲームの設定そのままです。
 ほっこりして、ハッピーエンドには違いはないのですが、翔と夜巻の間に、恋愛関係ががなかったので残念でした。

1

日常の中のファンタジー

不思議系…。現代で日常、だけどファンタジー。
この作家さんらしいほのぼのさであまりBLっぽい感じもしなくて、男子の友情の延長から芽生えるなにか…が逆にいいです。

最初は本当にちょっと意味わからないかも…って思ってましたが、何度か読むうちにラストではホロリと。

RPG的要素がストーリーに盛り込まれていたので、1冊でまとめてしまうには惜しい感じかしたかな…。
せっかくなら、なにか一緒にミッションをクリアするとかそういう展開があれば、もっと感情移入出来たかも…。

地味にヤマキくんがコロッケを好きとか、カレーが趣味とかの設定が可愛くて◎でした(^m^)



1

ウーン

評価の高い作品ですし、日の出ハイムさんは好きな漫画家さんなのですが、どうにも世界観に馴染めなかったです。
RPGの登場人物萌えも分かるし、『マザー2』はプレイしたことがあるんですが。嗚呼、2D時代のRPGは良かった。

設定のぬるさも気になったし、ものたりない感もあったし、ハピエンの安易さにガッカリしたのもある。ボタン一個て。そんな都合のいい話って。
あとヒーローの苦しさばかり強調されてるのも気になったかな。実に日本的なヒーローだなと思いましたが(笑)アメリカンな人助けの爽快感みたいな要素も多少は欲しかったです。
えっちがないだけじゃなく恋愛要素が薄いのはぜんぜん大丈夫なんですけどね。

1

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