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表題作農家のムコ

河野光芳
実家が農家の長男
長浦
元同じ職場の先輩

同時収録作品大きくなったら / それがすべてさ

栗林
子持ちのリーマン
諏訪恵治
パン屋のバイト

その他の収録作品

  • 農家のムコ~田舎暮らしのススメ~
  • やっぱり可愛い貴方へ
  • あとがき

あらすじ

「ごめん、今から実家行ってくる」そう言ってベッドを出た恋人が、しばらく会社を休むと行ったきり戻ってこない。5日経ち、携帯に入った留守電は「会社辞めることにしました」――だと!? 話がしたい!と彼の実家に乗り込むが、そこは一面の田んぼ!「すみません、河野光芳さんを探してるんですが…?」「はい? 光芳はオラの孫だぁ」おばあちゃんのとなりで、農作業をしている彼こそが、数日前までスーツで働いていた恋人だった…!!
子持ちやもめ父ちゃん&大学生のラブも収録v

作品情報

作品名
農家のムコ
著者
藤本ハルキ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784877241896
3.2

(14)

(0)

萌々

(4)

(10)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
46
評価数
14
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数9

ほのぼの農家BL

とってもほのぼのしました。絵柄もかわいくて癒される。

農家を継ぐために実家に返った恋人(会社の後輩)との突然の遠距離!農業!田舎!!問題は山積みだけど、一生懸命頑張りお互いの着地点を模索する2人にきゅんきゅんしました。農家ならではのお話もBLでは珍しく、微笑ましくってかわいい~

もう1作の子持ち×大学生も可愛くて、ゆるゆるな雰囲気にほんわか気分。
ニコニコ穏やかに読める楽しい明るい気持ちになれるお話ばかりでした。

0

看板に偽りあり・・・これじゃ「農家の息子の恋人」です。

タイトルは「農家のムコ」ですよね。
てっきり周囲に認められて、二人三脚で農業をやっていくまでのお話かと思ってました。

ところが実際は違いました・・・。
会社の同僚であり恋人でもある河野の父親が突然倒れたことからお話はスタートします。
恋人である長浦にも一切の連絡もせず会社を退職し、田舎へ戻って農業の手伝いを始めた河野。
できるだけ近くにいたいとの長浦は考えた結果、河野の実家の隣町へ引っ越します。
隣町の長浦の家で二人は逢瀬は続けて、河野の実家には友人として時々登場してご飯をご馳走になったり・・・・で満足している二人。
それでお話はおしまい。

え?これじゃ「農家の息子の恋人」です。
田舎だから都会よりも周囲の目は気になるでしょうし、噂も大変でしょう。
でもそういうのを乗り越えて、家族を説き伏せて(優しそうなご家族だけに)汗水垂らして正々堂々と二人で野菜なり何なり作って、地域からも認められて・・・というストーリーを想像してたんですよ。
だからものすごい尻切れとんぼ感が・・・。
いつまでこんな密会状態&友達状態を続ける気なのかな・・・。

もう一つの収録作
【大きくなったら / それがすべてさ】
子持ちのお父さんとパン屋でバイトする学生さんのお話。
こういう幼い子供が登場する場合って子供をうまい具合に使って、二人のやりとり、心の動きみたいなのがお粗末になる傾向があるように感じるのであまり好きではないです。このお父さんもノンケにしては随分と簡単に好きになったなぁと感じてしまいました。

全体にほのぼのとした作風でした。

1

ほのぼのでした

表題作の他に同時収録作品が1作品収録されています。
表題作は同じ会社に勤める先輩社員と後輩社員、同時収録は子連れのやもめとパン屋でバイトをしている青年とのお話です。
藤本さんのほのぼのした雰囲気がどちらも出ている作品で、H度は少な目。
私はどちらかというと、表題作の方が好きでした。
2人とも社会人というのもあるかもしれませんが、特に受け様が将来を考えながら行動していて、割としっかりしてるなと思いました。
攻め様も男前な性格で良かったです。

特にこれ!という強い印象の作品ではないのですが、日常的な出来事を描いた落ち着いた作品だと思います。

0

ほのぼのとした可愛い作品ではある

優しい人ばかりで、嫌な人物は全然出て来ないし、ほのぼのとした可愛い作品でした。

私に物足りなさ感が残ってしまったのは、河野が結局最後まで家族に長浦のことをカミングアウトしなかったせいでしょう。
恋人はいるんだと家族に宣言はできても、それが男性だとは言えない。
そりゃ分かるんだけど、こんな大きな秘密をかかえたまんま完結してしまうなんて、どうもすっきりしない。

実は長浦は、実家の周辺ではゲイだとばれており、そこに戻ることは、もはやありえない状態らしい。
切ないよね。
なので、河野の実家の周辺で「誰の目も気にせず、二人並んで歩ける」だけで嬉しくてたまらない。
彼は現状、それ以上のことは望んでいないんだろうけど……
それで本当にいいんだろうか?

冷静に考えてみると、親しいが単なる先輩であるはずの長浦が、わざわざ田舎に引っ越してくることに対し、河野の親も違和感は多少感じたんじゃないかとは思う。
河野の父親は「支えになってくれる人がそばに居てくれたら」と長浦に本音をしゃべってるし、「嫁ならええのになー」と家族で言ってるし。
カミングアウトしても、温かく受け止めてくれるんじゃないかと幸せな予測ができるんだよなぁ。

作者が描く「戸惑いはあっても、受け入れてもらえた」というハッピーエンドを心より読みたかった。
私の妄想の中だけで終わってしまうのは残念。
(私が気づかないだけで、今作の続きが既に存在しているのなら、話は別だけどね)

1

まっすぐな想い

ハルキさんの登場人物って優しい人ばかりですね…。
でもそのわりに(?)しっかりエッチという嬉しい設定。

恋人も家も大事で、どちらかの所為にして片方を諦めたくないという河野が
めちゃくちゃ好印象でした!!
どっちか選べよ!じゃなくて。
やっぱり愛はひとつだけじゃないし、
情が深く責任感もあるんだなーと感動してしまいました。

その河野を好きになり、恋を実らせ
河野を応援したいし支えになりたい長浦だけど、
それなりに不満も出てくるし
自分の事しか考えていないようで情けなくなり…。
好きだし信じているけど、不安も隠せない。

そりゃ農家は跡取り大事ですからね!
お見合いの話で動揺するのは当然!!
親からしてみれば、一日でも早く働き者の嫁に来てほしいでしょう…。
農家事情は切実なはずです。
それがより一層ぐっときました。
もう、いっその事カムアウトしちゃおうよ。

『大きくなったら』『それがすべてさ』
パン屋さんのバイトに地味ながら憧れる私です。
(それはおいといて)
ノンケ同士の恋のわりにはとんとん拍子で進んでしまったような気もしますが
諏訪の育った環境と、栗林さんの現状が引き寄せたのかな。
諏訪は早々に恋心を自覚しますが
栗林さんは諏訪が離れていきそうになり、ようやく独占欲を覚えます。
これ、“独占欲”大事!!
離したくないと思ったら、絶対離しちゃいけませんね!!

栗林望ちゃんが敬語だったのが可愛かった。
こういうお子さん、いるのかな…。
勿論現実は、こんなに良い子ばかりじゃありません(泣)

ほのぼのほっくりした気持ちになりたい時には
ハルキさん作品をおススメします☆
本当、優しいですよ♪



2

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