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表題作コンプレックス 1 (文庫版)

篠崎淳一(11~22歳)
藤岡達也(11~22歳)

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

淳一と達也は幼なじみの大親友!!しかし、小学生時代のある事件をきっかけに二人はお互いを意識し始め・・・!?人生を駆け抜けた二人の友情と恋の歴史。11才から22才までの少年期・青年期前半を収録した、まんだ林檎・ボーイズラブの代表作「コンプレックス」シリーズ第一巻。
文庫になってついに登場!!

作品情報

作品名
コンプレックス 1 (文庫版)
著者
まんだ林檎 
媒体
漫画(コミック)
出版社
朝日ソノラマ
レーベル
ソノラマコミック文庫
シリーズ
コンプレックス
発売日
ISBN
9784257723813
4.5

(19)

(14)

萌々

(1)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
86
評価数
19
平均
4.5 / 5
神率
73.7%

レビュー投稿数2

ラストは必ず泣きます

帯推薦者凄いです、あの栗本薫先生ですよー!
栗本薫原作のコミカライズをやっていた縁もあると思うんですが、小説道場を読んで育った世代なのでそれだけでおおっ!となります、もはや条件反射ですなー。

帯『優しくて深い、傷を抱えて生きる人々が素敵です。
ヤオイもBLも越えた愛のかたちにラストでは必ず泣きます。』

このコピー通りです、ラストは絶対泣きます、もうもっそいいいんですよー!
恋愛も家族愛もひっくるめた凄くいいラストなんですよー!
読んで読んでもう読んでーーじたばた!!
ちょっと落ち着けーー!!!
いや、ずっとレビューを書きたくて、実はこのレビューを一番先に書きたかったんですが作品が好き過ぎて書けなかったという位に強烈に好きな作品。
つまんなかったら半額返金してもいいから読んでみて下さいですよー(払えないけど、その位の気持ちはありますですー!)

小学生の同級生だった淳一と達也が成長し、片方が家庭を持ち、そして彼等が家族になり年老いて行くまでを息子編も含めて全3巻(文庫版)かけてじっくり丁寧に描かれていく感動作。
読んでる途中に何度も胸がぎゅっとなって、最後は悲しみじゃなくて感動で涙出ます。

2人の年齢に合わせてその回のタイトルが付いていて「コンプレックス××(←ここに年齢)」が入ります。
先ず第一話は11歳の「コンプレックス11」なんですが、この作品だけはあくまで読み切りとして全体の話の流れとしてこの回だけがコメディ度が高く浮いてしまってるのは残念。
でもその欠点はここのみです、他はずっととぎれない時間と雰囲気を保ったまま彼等の物語は続いて行きます。
最初の方の絵柄はちとショタっぽいですが彼等の成長と共に絵柄も変化していくのも興味深いところ。
1巻では11~22まで、この巻で2人の想いは通じ合うのですが、彼等はまだ22歳、彼等の人生はこれからです。
しつこいですが読んでみて欲しいとしか~もう!もうもう!!

5

名作なんです

BLを超えたBL。
愛って何?家族って何?
始まりって何?死って何?・・・ってところまで、見事に描き切っています。

文庫版1巻の初出は、1994年~1997年(「b-boy(17)ショタコン特集」及び「月刊MAGAZIN BE×BOY」95年7月号~97年6月号)。20年ほど前の作品ですが、今読んでも凄く凄くいい!

ゲイになる、っていうか、性的にこじらせる、純粋で明るかったサッカー少年が影を持ち始める、そのきっかけから物語は始まります。
(まあ、変態男性教師に性的虐待をされるわけです)

そう書くと、なんか重い話っぽくとられそうですが、全然、明るい!
全体としては、コメディータッチです。
明るく、分かりやすく、キュンキュンするストーリー!1巻目は、11才~22才の、青春期のお話だしね。

いやもう、読んでない人には、ぜひ読んでほしい。
この話、「マンガ図書館Z」で、無料で公開されています。作者さんにとっても思い入れのある作品なのではないかな。色んな人に読んでほしい名作なので、無料で公開する意味は、すごいあると思う。

4

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