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圧倒的な才能の差。
秀才はそこに追いつこうと努力を重ね、凡才はそこは別枠だと自分のいる場所と区切る。
では同じく神童と呼ばれる天才は?
天才ゆえに才能の差を肌で感じ取って、自分の存在意義すら見失ってしまう。
それがこの作品の主人公・佐々です。
それまで「神童」と呼ばれた者が、その道を断念せざるを得ないほどの力を目の当たりにして、演奏家ではなく講師の道に進んだ佐々が、自分がピアノから遠のく原因となった神童・一式に指導を依頼されるところから始まります。
音というのは紙面から聴き取れるものではないので、読者には届きません。
一式がどんな演奏をして佐々を、周囲を、圧倒したのかはわたしたちには分からない。
ただ分かるのは、一式がピアノだけでなくすべてに恵まれた人間だということと、その一式の心を震わせたのは他でもない佐々の曲だったということだけです。
こういう設定は珍しくないですね。
BL歴の浅いわたしでも、いくつか読んだことがあります。
他でも既に何人もの作家さんが描かれている設定を、あえて描く理由は何なのか?
若干偉そう風味ですが、お金を出して購入した以上、既存のものとは違う何かを得たいと思うのは、消費者の当然の心理。
とりあえず1巻は既存ルートを辿っているだけという印象でした。
あと2冊あるので、そこでどう藤谷さんならでは!という味を出してくれるのか。
その期待に「萌」をつけさせていただきます。
おおお、偉そう、自分!
藤谷先生の作品はどれも好きです。
今回こちらの作品は、天才といわれる一式くんと一式くんの演奏を聴いてピアノを弾く事をやめた佐々先生のお話です。
佐々先生にしてみたら、なぜ一式くんが自分にレッスンしてほしいと思うのか理解できないとこから始まります。でも佐々先生が作る曲が大好きな一式くんは猛烈に片思いです。
一式くんが先生を見つめる瞳がたまらなく良いです。熱烈に見つめられたいものですねww
そして佐々先生と一式くんが二人で奏でる音楽・・・あ~聞いてみたい♬
「一式と一緒にいると音が溢れてきて仕方がない」 この一言で先生の愛が見えますよね♡
この2人が結ばれた後にできた曲がものすごく気になって仕方ありませんww
今後色々なことが待ってる2巻3巻も凄く良いので是非読んでみてはいかがでしょうか?
自分の才能に劣等感を抱いてる音大准教授と神童と呼ばれる大学生との、ピアノが結ぶラブストーリーです。
神童と呼ばれる響也からピアノレッスンの指名を受けたのは、准教授の佐々です。佐々は昔神童と呼ばれていたけど、響也の才能に触れて自分は偽物だと分かってからは、ピアノに対する情熱を失っていたのです。
だから、最初は、レッスンもイヤイヤで。だけど、響也の情熱に引きずられて、ピアノの楽しさを再確認するのです。
そして、真っ直ぐに自分を好きだと伝えてくれる響也に、いつしか生徒以上の気持ちを持つようになって…。
音楽をはさんだエピソードは、綺麗でキュンとなって好きです。ただ、2人の気持ちがあまり伝わってこないのが残念です。でも、続きが気になるので最後まで読みたいと思います。
「ボーダーライン」がよかったので、読んでみました。
設定はやろうと思えばいくらでも風呂敷を広げられる設定ですが、そこはBLということで、やっぱり恋愛のお話でした。
甘い雰囲気が得意な作家さんなので、割と最初の方からすんなりくっつきます。この作家さんにしてはHも多め。
ただ、ずっと思い続けていたにしては、攻め様の気持ちが伝わってこない。
受け様も神童と呼ばれるほどのピアノが弾けなくなるくらいの衝撃を受けた相手に、そんなにあっさり落ちるものでしょうか。アイデンティティを揺るがす衝撃だったはずなのに。そこがどうしても納得できませんでした。
出会いの部分なしに、はじめから付き合っているという設定だったら、甘イチャでよかったのになぁ。