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心と体に甘く響く純度100%ラブ!
ふと裏表紙を見たところ、この当時の文庫のお値段を確認して、時の流れを感じてしまいました(^_^;)
受様は、高校生の珠希。
コンビニのバイト中に、ちょっと変わったお客さんの対応をすると、なぜか懐かれてしまう。
いそいそと珠希のレジにやってくるお客さんこそ、この度の攻様である杏藤。
杏藤から告白され、最初は飯を奢ってもらえるしな、くらいなかるーい気持ちでお付き合あを始める珠希。
珠希の事を、は!?って感じで美化してて、ちょっとこの人今までどこで過ごしてたの!?と不可解な杏藤でしたが、過去を知ったら苦労してきたんだなぁ、でして。
珠希も結構酷い過去を抱えていて。
痛みに気付かないふりをしてつッばって生きてきた珠希が、痛々しくて、杏藤、頼むよ~でした。
助けに来てくれた時は、心からほっとしました。
珠希の事を心から大切に愛おしく思ってくれている杏藤で、安心して珠希を任せられるわ(≧▽≦)
ちょっととんちんかんな所もかわいく見えてきました(*^^*)
そして、頑張って生きてきた珠希が、安心できる居場所を見つけられて本当によかった(*^_^*)
砂原さんのツイッターで、3月10日は砂糖の日ということで、それに因んでということで挙げられていたのがこちらの作品。
「浮世離れした御曹司・杏藤が、コンビニの高校生バイト・珠希に惚れる話です。
お会計で温かいものと冷たいものを別々の袋に入れてくれた優しさ(バイトとして普通)に一目惚れ!ラブコメです。」
ということで、面白そうだな♪と購入してみました。
が……
……ラブコメ?!
確かに、スレておらずまっすぐゆえのトンチンカンな言動が「宇宙人」と言われている攻めなんだけど、そうなった理由にはけっして笑えない過去がある。
そして露悪的に振る舞う受けには、あえてそうしてこなくては生きてこれなかったようなヘビーな過去がある……。
ラブコメということで笑える作品を期待して購入したという点では、期待ハズレでした。
が、しかし!
過去のトラウマゆえに毛を逆立てながらも精一杯生きてきた子が、心がまっすぐな攻めと出会って幸せになる……という砂原さんらしい作品だったので、その点では満足です。
そして言われてみれば、攻めのトンチンカンな言動が確かにちょびっとコミカルかもしれない。
(吹き出す程ではないけれど)
砂原先生の書かれるものは、バラエティ豊かな印象で少しお試し中。
当本はスイーツキングダム という言葉と二宮先生の挿絵みたさに購入。
パティスリーもの?と勝手に思っていて、想定とは違っていましたが、
割合Fitしました。
高校生なんて範疇外なのに、攻めの純朴宇宙人ぶりが好き♡萌より萌2です。
雑誌掲載分 150Pほど、書下ろし100Pほど。
地雷は 受けがちょっと可哀想な目にあうのがあるのと
ニグレクトがちょっとありますので、嫌な方は避けられた方がよいかもです。
受け:高校生、母親とそりが合わず高校から一人暮らし。
男女を問わずモテる。
あまり自分を大切にしていないけど、可愛い善人です。
攻め:事情で高校行かず、世間知らず。
常識という言葉は通用しないが超善人。
最近一人暮らしを始めた。
後は、受けの高校同級生少々、受けのバイト先の店長(くそ野郎)、
受けの母が出てきました。
カラー口絵は二人のちゅ♡図(着衣)。宇宙人のびっくり顔が拝めます。
中の図では、ずたぼろになった受けが攻めにすがる図。
きゅーって胸痛みます。
二宮先生って、ちょっと小生意気な高校生を描いていただいたら、
ピカ一な気が。
受けがちょっと辛い過去持ちでした。
それを純朴宇宙人が粘り勝ちで、くるんであげることが出来たので、
きっとこれから自分を大切にするようになるだろうと感じました。
エッチシーンも幸せ~な気分。
読後は安堵感でいっぱい。
人生まだまだ色々あるだろうけど、自分を大切にしないと
何事も始まらないと思うので。
二人で幸せをしっかりgetしていければいいなと思う一冊でした。
歳の差カップルとわくわくで手を出しましたが、杏藤の宇宙人具合というか、世間知らず感がちょっと自分に合わなくてすごく萌える!って感じでなかったのが残念でした^^;
意地っ張りでトラウマ持ち、という受け側の設定は大好きなんですが。
タイトルにある「王様」とは、攻めキャラである杏藤のことを指していると思うんですが、杏藤があまり王様ぽいキャラでなかったのでスイーツを題材にしているくだりもあまりぴんとこなかった気もします。
可愛いタイトルと表紙に惹かれる反面、意外と暗い部分のあるつくりになっているのは面白いと思いました。
20歳を過ぎてもどこか世間知らず、でもそんな自分を変えようとしている杏藤と、痛々しい過去を隠して強かに生きている高校生珠希。
痛々しさと強気が混在したキャラクターは王道ですが大好きです。
けれどやはりこのお話のポイントは宇宙人キャラの杏藤ですね。
自分の視点で好みを考えても仕方ないと思うけど、この人いい人だなあ、安らぐなあというのと恋愛のドキドキカッコイイ!ってちょっと違うなぁと感じました。
珠希は過去のトラウマから心での恋愛は出来ず、誰かと付き合うというのはお金と身体ありきだと思っています。
最初はお金を持ってるから…という理由で杏藤と付き合い始めた珠希が、お金で左右されない初恋を知るという、描きたいものがはっきり伝わってくるという意味ではオススメできる良作だと思います。
砂原さんの作品は最近手にとるものの当たり外れが激しく(すみません、でも好きでつい買ってしまうのですが)、これもどうなのかなーとドキドキしながら読みました。
受けの珠希は、水商売をする母とふたりきりな美形高校生。
ある理由で家を飛び出し一人暮らし。
自分で生計を立てているためバイトをかけ持ちし、金払いの良さそうな相手となら誰とでもつきあったりとちょっとハスッパな子。
攻めは正反対な生まれ育ちの杏籐、25歳。
彼は、製菓やレストラン等を手広く展開する大企業の御曹司。
性格は温厚で疑うことを知らず、当たり前だが金払いも良いカモネギ体質。
お坊ちゃまなため世間知らず(わけはあるのですが…)な自分を変えるため一念発起し、杏籐がやってきたのが珠希のバイト先のコンビニ。しかも初体験!
とにかく何も知らない杏籐へ店員マニュアルにあるような対応をし続けてきただけの珠希でしたが、「秀樹感激!」ならぬ「杏籐感激!」となり、告白しちゃうんですよね。
うーん、世間知らずってある意味最強…
最初は珠希も杏籐のお金に食いつき、いつもの調子でたかってやれとばかりに友達を引き連れて奢らせたりしているんです。
でも次第に、杏籐があまりに純粋に自分を信じ褒め称え、壊れ物のごとく大切にあつかってくることに戸惑いはじめるんですね。
この辺り、ハスッパな仮面をかぶり自分で自分を守ってきた珠希の純な部分が、徐々に杏籐へ傾いていって顔を出し出すのがとても可愛らしいのです。
が、初めての杏籐とのベッドシーンで(杏籐はチェリーさん)珠希の今まで軽々しくしてきた行為が垣間見えてしまい、杏籐にショックを与えてしまうのです。
その瞬間珠希はひどく傷つき、自分を恥じ、再び弱い部分を覆い隠して逃げ連絡を一切絶ってしまいました。
実際、珠希のやってきたことには原因となった事件があって、それははやい段階からそうなんだろうなーと思ってはいましたが、それがいつバレたり、母親に突きつけることになるのかが気になり読み進めました。
母親は軽率な人間ですが、珠希を愛しているんですよね。
心配もしています。唐揚げのシーンはジンときます。
喧嘩別れしたその後、半分ストーカー入った杏籐のおかげでことなきを得た珠希の軽率な行動も、杏籐は深い心で受けとめるんですね。
じゃあ最初に受けとめとけ!とおばさんツッコミますよ。
や、でも25歳のチェリーさんなら仕方ない反応なのか?
久しぶりに砂原さんのわたしの中の当たり作品で、最後まですんなり読めました。
受けにも攻めにもツンツン嫌な子がいなかったからかしら。
次回も楽しめると良いなと思ってます。