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「なりっぱなしの愛の鐘」
わかりやすい年下ヘタレワンコ×男前兄貴の話。
秀丸と泰次が「ねー」とかいってアホの子シンクロするとことか
かわいいです。
「咲き乱れたり恋の花」
「なりっぱなし~」の秀丸の友達のヤクザ、泰次と
泰次が片思いしている、兄貴分の大熊の話。
致すとこまでいってないので、受け攻めは、
たぶんこんな感じ‥なニュアンスです。
「きみと煌めく愛の道」
「なりっぱなし~」でいろいろやってくれた若と
幼馴染で側近の修兵の話。
二人のストーリー自体はせつなくてよかったのですが、
前2作での若の周りへの振る舞いが、
自己中心的で、気分で子分を痛めつけたりと
あまりにひどいので、ちょっと話に入り込めなかった。
なりぱなしであることが
作品を読み終えるとよく深く実感できます。
十年昔のことを今でも思い出す。
かわいがった後輩のことを。
十年ぶりの再会はドラマティックでもなかったし
よろしくない感じプンプンではありました
祖父が騙されて作った借金のおかげで、ヤクザから嫌がらせをされる毎日、
そんな中での再会。
25歳になっている後輩は相変わらず・・・保護欲をかりたてるというセリフがあるのですが
それがこれほど、ドンピシャなのは清々しい。
ヤクザからみとか暴力とか
とにかくそれ系は苦手ですし
さけれるならさけたい。
でも、この作品はそれ以上にとても暖かい心がありましたので
大丈夫でした。
オンボロ中華店とヤクザの事務所とそこに集う人間を泥臭く描いたどこか下町の
風情が感じられる話で、そろいもそろってそれぞれのカップルが色んな意味で
おバカだったりする内容でしたね。
かなり高評価だった作品なのですが個人的にはそれ程ハマることは無かった。
可愛いもの好きの私にはかなりコアキャラのカップルは萌えどころが探せない。
ラストにオマケ四コマがあるのですが、それが1番良かった(笑)
それでも、はっきり受け攻めが分かれていない感じは凄くいいですね。
精神的に抱く方が受けみたいで抱かれる方が兄貴と呼べるくらい男前な
中華店の長栄と秀丸コンビ、これだけワンコみたいに懐かれれば絆されるし
可愛く思えても仕方ないと納得しちゃう。
ヤクザの若とその守役の二人の関係もやっぱりワンコと飼い主みたいでしたね。
もう一カップルのそのまんま同じような展開で、それぞれのカプキャラが
どこか被っている感じでもう少し全然違うキャラも読んで見たかったです。
表題作はふわふわパーマ(天パ?)のおばかなデカワンコ攻め×強気男前受けのお話でした。
お話にヤクザも絡んでいて暴力シーンや流血がちょくちょく入っています。
すぐ人を殴る人ばっかり。
残念な人たちがいっぱいです。
そしてお話自体は無理矢理感が半端ないです。
若さん、そんな理由で借金背負わせるってどういうこと!?
という漫画なファンタジー全開でした。
ん~でもバカでデカいワンコ攻め、意外といけました。
そして表題作で絡みのあったヤクザの若さんとその部下のカップリングも良かったです。
若の若い頃のシーンを読んでいるとやっぱりバカなんですね(笑)
すごいな~、いろんな種類のバカな人がいるw
バカ受け・バカ攻めがお好きな人にはいいと思いますが、同時に割と暴力シーンが入っているので、暴力シーンが苦手な人にはお勧めできないです。
この作品、絵が、凄くキャラに合っている。
って言うか、こういう、頭悪かったり、性格悪かったりするキャラクター描かせたら、もう、阿部先生の右に出る者はいないって位、
秀丸や、泰次や、陽高は、見るからにものすご~~~く頭悪わるそうだし
亮達や大熊も男前そうにしているけど、秀丸や泰次に捕まっちゃうあたり、絶対頭良くなさそうだし
修兵に至っては、ムッツリ黙っているクセに、陽高のおもりにノリノリ。
エロかったり、アホかったりの振幅の大きい絵は、作品内容にとってもあっていて、お上手だ。
でも、残念な事に、私、アホの子攻めに萌えないの。
アホの子年下攻めがお好きなら、大満足かもしれない。