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表題作二重螺旋 6 業火顕乱

雅紀22歳
長男,カリスマモデル
尚人
高校2年生,次男

あらすじ

実の父・慶輔(けいすけ)が、祖父に刺されて重体!! しかも刺した祖父は、ショックで死亡!? 暴露本騒動の果ての傷害事件に、衝撃を受ける尚人(なおと)。けれど、マスコミの誹謗中傷の矢面に立つ兄・雅紀(まさき)に、尚人は守られるばかりで何もできない。そんな焦燥に苛まれていた、告別式の夜──。「不謹慎でもナオが抱きたい」と激しく貪られた尚人は、雅紀に必要とされている恍惚と、自分の居場所を噛みしめて…!? 

(出版社より)

作品情報

作品名
二重螺旋 6 業火顕乱
著者
吉原理恵子 
イラスト
円陣闇丸 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
二重螺旋
発売日
ISBN
9784199006241
4.5

(49)

(32)

萌々

(12)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
221
評価数
49
平均
4.5 / 5
神率
65.3%

レビュー投稿数8

とんでもない事になってる!!

前回とてつもない爆弾を残して終わったため、今回はそれほど衝撃はないだろうと思っていたのが間違いでした。

父・慶輔が刺されて重体。
刺した祖父はショック死。

あらすじの通り、刺した祖父の方が亡くなってしまいました。
しかし問題なのは慶輔が目が覚めた後、記憶障害になってしまった事。
なんと十年間の記憶がなくなってしまったため、当の慶輔はまだ家族崩壊前の記憶しかなく、愛人の千里のことまですっきり忘れてしまいました!

この展開は予想外で本当にびっくりしました。
これで慶輔は今後尚人たちに接触するのは目に見えているし、自分で書いた暴露本を読んだらどうなるのか…。
運命の相手とさえ言っていた千里との仲もどうなるかわかりません。

10年前に記憶が戻った慶輔は家族に対し確かな愛情を抱いています。
暴露本では雅紀が生まれたことが夫婦が不仲になった原因のように書いていたのにもかかわらず。
なぜ7年前にいきなり愛人と逃亡したのかはわからなくとも、こういった矛盾は次の巻で解消されるのかもしれません。


主人公の尚人と雅紀、そして裕太の絆はどんどん強くなっています。
特に尚人は雅紀に対してもう恐怖は感じていないみたいです。
兄弟という背徳感もなく、すごくいい雰囲気です。
尚人は雅紀に対して恋をしているというわけではないけれど、そういったものすべて超越した愛を雅紀に抱いているのではないでしょうか。

7

波乱はどんどん泥沼に・゜・(ノД`)・゜・
というか、父親は確かに外道なんだけども、親戚がこれだけいて
誰も手を差し伸べるとかってなかったの?
雅紀が拒否してただけ?え?どうなの?援助とか・・・
ん~・・・・・・・ま、おいといて

前回、とうとう、父にブチギレて祖父が・・・・っ
な展開ですね、お葬式から~なお話です。
冒頭の妄想エロは美味しかったのですが、オチがオチだっただけに
なんだかガックシ。や・・・いいんだけども

それにしてもあれですね、祖父と父のいざこざ
最終的記憶喪失ってどーよ・・・
10年前くらいに記憶が戻っている父親
あの姿を見る限りは、どこにでもいる普通の父親・・・だったものが
どうしてあーにも変化してしまったのか。
そう思うとなんだか無償に切ないのであります。

ラブの面では、尚人が「好き」と言葉にし、
前回も自ら腕を回しのシーンで、雅紀がキュンとしているところが好きです。
尚人にだけ向ける優しいとろけるような笑顔
好きだと言われて、打ち震えるほど喜ぶ姿
なんだか可愛いと思ってしまった。
血の繋がった兄弟で、、かつて母親と、禁忌を表立って出しているために
異質感があったものの、本質は真っ白で、純粋なんだなと思うと
なんだかトキメイタ。続きが気になる。父親はどーなるか。

というか、記憶を失って正気な状態な父親が
愛人の言葉にドン引きするシーン。存外好きですw

3

今だからこそ新しい

シリーズ6巻を通しての評価です。11月に7巻が発売するということで一気読み。
一気読みできるほど面白かったです。今更かもしれませんが良い作品はきちっと
評価して置きたいのです。
ガチ兄弟ものでここまで昼ドラばりのBLは最近では珍しいかもです。
内容的にはドロドロなのかもしれませんが、雅紀と尚人がいちゃいちゃしてるのが
あまりにも熱々カプすぎてですね、緩和されちゃってますね。
尚人を取り巻く番犬’S(友人3人組)が読んでる方は皆さんお好きなのではないでしょうか。
雅紀の良いところは執着攻様でありながら、友人は大事だということがちゃんと
わかっている所ですね。
末っ子の裕太もなんかイイ味だしてきたな・・・篠宮家のいとこの零君が裕太を
『メタモルフォーゼって、こういうこと?』と評してたのがなんだかツボでした。
大型わんこの弟を従える零君、好きだな~
相変わらず女性陣が恐いお話で、頼むから『間の楔』のような終わり方はしないで
欲しいと願うばかりです。
なにやら篠宮パパが記憶障害になっていますが、なんだこの面白い展開は、です。
今更この作品を知ったおかげで6巻まで続けて読めたというのは本当に
幸運でしたね。あとがきを見ると次の巻がでるまで一体何年かかってるの!?
という恐ろしさ・・・吉原先生頑張って下さい。
6巻を読んでから番外編の『灼視線』を読むと納得といった所でした。

2

行きつく先は何処?

全く、四ノ宮兄弟に平安な日々が訪れるのは一体いつ?
毎度毎度、彼等を襲う出来事は、それはそれは三文週刊誌的事件!!
兄弟で愛し合うという禁忌は正常でないにしろ、どうも彼等VS世間というものの作図がこれまでを通して出来あがっているような気がする。
一体まともって何だろう?
家族がそろって団欒して、仲の良い家族を演じ、皆信頼しあって愛し合って、全てが丸くいっているのが普通だとしても、必ずしも誰もがそんな生活をしているわけではない。
きっとどこかで、何かを諦め、何かを騙し、取り繕ってその家族や世間を構成しているに違いないのに、マスコミや世間の好奇心は格好の標的に四ノ宮兄弟をしてしまうのだ、まるで人身御供のように。
ただ、長兄の雅紀が世間の注目を浴びるカリスマモデルであるだけで、起きる事件も世間の注目を浴びてしまう。
しかし、彼のその肩書は、時として格好の標的であると共に、大事な弟達を守る武器でもあるのだ。

今回も多分にぎゅっと凝縮すれば2/3くらいの厚みになるであろう進展です。
雅紀の尚への愛情は変わりなく揺るぎないものであるにしろ、尚の雅紀への愛は、それはそれは甘美で依存さえ感じるとても淫らな雰囲気が溢れる。
弟の祐太が外へ出るようになりました!!
それがとても大きな変化ですが、これが何か事件を生まないといいのだが、、と不安でなりません。
祖父の死の代わりにといってはなんだが、被害者となった父の記憶が後退してしまったこと!
いったい四ノ宮兄弟にはどれだけ作者という神は試練を与えるのだろうか?
吉原さん、あなたの頭の中に結末はもう決まっているのですか?
いっつも、いっつも読者を焦れさせるのが上手いです!!

今回特筆すべきは、5日も雅紀としてない尚が淫らな夢で夢精してしまう場面www
しかも、、、ガミ股でバスルームへ向かうと書かれています(爆笑!!)
あの、気品ある清楚な尚が・・・ガニ股・・・!!
もう想像するだけで、いや、その一文を読んだだけで大爆笑させてもらいました。
もう、作者さん、、、お茶目なんだからv
今回初めて登場した従弟の零と瑛、彼等も美形っぽい?名前が出てきたからには、今後の絡みも何かあるのでしょうか?
期待してしまいます。
本当に、もうっ!!って、思わせる手管に長けた作者、もとい四ノ宮兄弟にメロメロです、ワタクシww
今年中に5のCDも出るそうですv楽しみだな~♪

4

更に泥沼化は続くぞ!

待ちに待ってた二重螺旋の新刊です、当日股上げダッシュで買いに行きましたですよ!
前巻から既に新たなドロドロ展開が始まっていましたが、父親を刺した祖父が亡くなりまたまた尚人達やマスコミに騒がれてしまいます。
もう展開に目が離せませんよ!!
「まーちゃん「なぁお」の玉責もねっとりとプレイは健在。
ドロドロもやりつくした感があったのですが、その考えは甘かったーーー!!!
新たな火だねを呼びそうなまさかの展開!!!
クソ親父が記憶喪失となり、不倫前で妻と子供を愛していた時期の状態に戻ってしまいます。
この手は予想してなかったー!!
これから父親との関係がどうなるのか、そして愛人との関係はどうなるのか既に続きが気になって仕方ないですよー!!
吉原さん続きをーーー早くーーーーー!!

1

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