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なんでもするよ…俺、もういちど×××になってもらえるなら…っ
カシオ先生のファンなのでこれも読んだけど、最初はカシオ先生がこんなに純粋な話を。。?ってちょっとビックリ。でもやっぱり人の好みはなかなか変わらないので、いろんな話があったけど全部私の好みでした。受けのことが好きでたまらない攻め、受けに執着するとか嫉妬する攻めが大好き。攻めはいつもクールでむっつりなのもいい。受けになんかやってくる度にときっとしちゃいます。また他の作品も読みに行きます~~
【ハートのトートロジー】
優秀だけど変わり者の月川に突然、告白された春名。こいつはないわーと思っていたのに、ついOKしてしまい憂鬱。
ところが月川が事故で記憶喪失になってしまい…。
ついOKしたけど本当はそんなつもりがない事をどうやって伝えようか悩んだ挙句、顔合わせにくいから月川が学校休んでくれないかなぁ、なんて思っていた春名なのに、記憶喪失後の月川を好きになった理由がいまいち判らず。
みんなは知らないし、月川も忘れているけどあいつは俺に告白したんだよ、俺の事が好きだったんだよ、という秘密や優越感が心を占めて、やがて月川の存在そのものが心を春名の占めていったのかなぁ。個人主義の変わり者だった月川から、記憶喪失後の穏やかな性格に変わった新しい月川を見て段々好きになっていった、という訳でもなさそうだし。
記憶喪失になった月川が追体験するように再び春名を見つけて春名が好きな事を自覚した過程は良かったです。
描きおろしの【ハートの対話篇(ダイアローグ)】は再び記憶を無くすことを恐れない、それどころかワクワクさえしてしまう、何度記憶を無くしてもきっと好きになるといった予感を感じさせるストーリーが良かったです。
【密室の恋愛喜劇】
売れない&生活能力がない小説家と編集者とのお話。好きな男に対する執着心は眠っている才能さえ目覚めてしまうのか!?そこが面白い。
過去、何度か読んで表紙の記憶はあるのに、内容をすっぽり忘れてしまう…。
トートロジー?はて、なんだっけ??となってしまうのが原因だろうか。
うーん、絵が寂しい。線が細くて、そういう雰囲気のある作品といえばそうなんですが、ちょっと私にはキラキラが足りませんでした。
なので、内容だけで選ぶと、同時収録の『密室の恋愛喜劇』の方が好きかもしれません。
自分が書いた小説を好きだといってくれたことで、それは自分そのものを好きだと言われたのと同じと勘違いしてしまうって、こう言う作家さんとかにはあることのような気がして、面白かったです。
大賞をとった先生が缶詰めにされていた部屋から抜け出して、大好きな編集の鈴木さんに「夢だったら今のうちに色々しないとー」と、あせって引きずって鈴木さんに襲いかかるところがめちゃくちゃなんだけどなんだか憎めなくて可愛いです。
とっつきにくいと評判の月川から告白された、猫が好きな春名。
突然の告白で彼を避けている間に、月川は階段から落ちた。
記憶喪失になってしまった故に、春名が好きだった記憶もなくなった。
月川は何故、春名の事が好きだったのだろう…?
たとえ記憶が無くなっても、本当に大切なことは覚えているものです。
記憶が無くなって戸惑っているときに、ふと無意識にしてしまう動作、
ふと思い出す「何か」があるなら、それが自分にとって一番大切な
ものなのでしょう。
結局、月川が春菜の事を好きな理由は明かされていませんが
記憶が無くなってからの彼の行動の端々に春名への思いが
込められているような気がします。
全部で3つのストーリー入り。
表題は・・・全然入り込めませんでしたw
というのも、ストーリーがモノスゴク強引。
全然話したこと無いクラスメートから告白されて、
その日の帰りに何とも思っていないのに「OK」して。
まぁ、勢いで言ってしまったと・・・して。。。
・・・ちょっと端折るけど・・・
その後全く話もしないのに、相手を好きだと認識。
まぁ、告白されると確かに意識はするだろうけど、
全然、ぜーーーーんぜん話してないのに、好きって?
そういう事も稀にあるけどねぇ。
あ、そういえば、告白した側の彼は、
喋ったことなくても窓から見ていて、気に入って告白したんだもんね。
そういうのは、有りだと思うけど。
他に入っていた「密室の恋愛喜劇」という短い作品は
普通に面白かったので、一冊全体として、ちょっと勿体無いな~と言う印象です。