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エロなし付き合うわけでもなしな陽キャと陰キャの物語で、正反対な2人がどう恋愛に発展するのかわくわくしながら読めました。
絵が素朴でシンプルな感じでストーリーともあっていて読みやすかったです。
2人は中学時代同級生で、当時は全く関わりがなかったのに同窓会をきっかけにルームシェアをすることに。性格が違うからこそみえる相手の良さに気づいたり、意外にも共通の趣味があったりそれを中学時代に知っていれば仲良くなってたかもみたいな、あ〜確かにって共感できる部分があってBL漫画を読んでいる感覚はあまりなかったです。でもキュンとする場面はありました!
陽キャの安達はゲイで、今は恋人はいないけどセフレや元彼も登場していたしなかなか遊んでいるのに対して、陰キャの吉村は24年間恋愛経験ゼロで恋愛なんてするもしないも自由という考えの人なのですが、人を褒めたり常に素直だし安達の元彼に嫉妬したのに無自覚だったり今まで気づいてないだけでモテてそうだなと思いました。
帯をみると恋人にならなそうだしこの雰囲気も好きですができれば恋人になった2人の様子もみたいので続編とかあったらいいなと思いました。
はじめてあまさわ蟹先生の作品を読みました。
mimosaレーベルらしい不器用な人たちの少し変わったラブやリブを描かれている日常的なBL作品になっています。
この作品はラブの溢れた萌えがたくさんある万人受けするような作品ではないかもしれませんが、人の想いや行動がゆっくりと丁寧に描かれているのが感じられて、何度も読みたいと思える作品だと思いました。
(仮)攻め吉村、(仮)安達となっていますが、ふたりは付き合うことにはなりません。軽い頬へのキスのみで、性的な表現はありません。この作品はキラキラしている「BL」でもなければ、カップルの話とも言えないかもしれません。でもふたりの男性が出会い、一緒に過ごしていきながら互いのことを知っていき、少しずつ影響されて変わっていくふたりとそれぞれの恋についての考えが描かれている作品になっています。
吉村はノンケとなっていますが、アセクシャルかもしれないです。ただまだ恋に落ちたことがないだけかもしれません。
安達がいろんな人と付き合ったりセフレがいたりするのは、ゲイだからかもしれないし、彼の性格かもしれません。それはただ彼が軽いというだけでなく、そうすることが楽しかったり楽な生き方だったりということなのか、そう生きていくしかなかったのかもわかりません。
この作品に限りませんが、読者は登場人物に対して「運命の恋に出会っていないだけ」と思い込むこともあるでしょう。この作品を読み終わった後に、その後に吉村が恋愛感情をわかって、ふたりは付き合うことになるかもと想像することもできます。でもわたしはふたりの関係がずっとこのままでいいかなと思いました。
続きを期待するような終わり方にはなっていますが、数年後、ふたりは同居を解消しているかもしれません。ふたりは付き合うようになるかもしれませんし、安達が別の人に恋をしているかもしれません。一時期、また疎遠になるかもしれません。ある意味、読者に委ねる終わり方になっています。
わたしはきっとふたりはこのままの距離で「似てない僕らのままで続く」んじゃないかなと感じました。無理なくその人らしいままで。それがふたりにとってのハッピーエンドなんだと感じました。
楽しくてキュンキュンする恋のときめきや萌えを望むなら、この物語は好みに合わないと思います。
でもいろんな恋や想い、そして生き方があるBLの世界を読んでみたい方にはおすすめします。
mimosaレーベルはもう単話のみの配信になってしまったので、これからこのような他とはちょっと違うテイストの作品が単行本化されないのは残念です。
この作品のようにいろいろ考えながら読み進めていける作品をあまさわ蟹先生にまた描いていただきたいなと思いました。
エロはもちろん大好きですが、エロは無くても登場人物の心情や触れ合いが丁寧に描かれていれば良作になり得るお手本のような作品だと思いました。
しかもこちらはデビュー作のようで、これからが楽しみな作家様だとも思います。
最初は相容れないキャラだと思っていた安達に、自分と共通な趣味があり親近感を覚えて行く吉村の気持ちの変化にワクワクするんです。
そしてそんな吉村を意識して行く安達がいじらしくなって来ます。
こちらの本では描き下ろしでも2人の仲は友人の枠を超えていません。それでもお互いに執着を持ってて、他より優先している所にとても萌えます。
ただ、これ以上進んだ関係を作者様が描き切れるのか未知数で、想像出来ないので萌2にしておきました。
シンプルな絵、文字量少なめで絵で語る作風好きです。
恋愛に興味がない吉村が自分とは真逆のキャラの安達と同居することになり心境の変化が起こっていく。それは安達も同じで。
無理矢理な何かが起こるわけではなく、相手への尊重や思いやりを持ちながら自然に心の距離が近づいていく。その描き方がよかったです。
恋愛でなくても相手への好意や一緒にいて楽しい、心地いいと感じられる関係性。
安達は吉村を好きだと自覚しているけれど、それを告げたり何かを求めたりしないのがいい。
BLで恋愛未満だと物足りなく感じることがあるのですが、本作はそれがなく満たされる気持ちです。
ほんと"「恋人」になるだけが全てじゃない"いいコピーです。
作家さまはandymoriがお好きなのかなと思えるのもよかったです。
中学時代はほとんど接点のなかった2人が、社会人になって再開後急接近する。
王道路線のBLだと思います。
接点のなかった2人が一緒に暮らすようになるなかで、お互いのことをよく知るようになり、すり合わせながら先へ進んでいく。
とてもゆっくりとしたペースなんですが、急な展開にならず丁寧に描かれているので、読みごたえがありました。
難点を上げるとすれば、恋に発展していないというところ。
言葉にしないけれどお互いに好き合っている、という話ではなく、実際に恋人未満。
お互いに特別な感情を持っているけれど、それを言葉に表せるまでには感情が成長していない。
そういう印象を受けたお話でした。
言葉にしない関係はすごく好きなんですが、登場人物たちの気持ちの盛り上がりがないなかでの展開だったので、萌えは少なかったです。
この2人はこの先どうなるのだろう。
実際に恋人になるかもしれないし、もしかしたらそうはならないかもしれない。
どこかで繰り広げられている恋愛の、一過程を覗いた気分になりました。
