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英田サキ渾身の新シリーズ「ダブル・バインド」1・2巻がついに2枚組でドラマCD化!
原作未読です。
聴き終えて最初の単純かつ素直な感想、それは、かっこいい!!!でした。
森川さん演じる刑事がまずとにかくかっこいいです。
物語は複雑かつミステリアス。やくざ、複雑な事情を抱える少年、高校時代の後輩、といろいろなつながりのある人物が次々と出てきます。
登場人物が多いのに、広がって、散らかって、ということは一切なく、しっかりとじわじわと話が紡がれていくのを追いかけるのが快感でした。
ジャンルはBLなのでしょうが、ボーイズラブの要素以外の要素が豪華で、ストーリーも楽しめるし、ハードボイルドな男たちのかっこよさも楽しめます。
多くの登場人物たちのそれぞれの事情、内情、持っている友情、愛情、どこの側面からでも深みがあり素晴らしいです。
その中でも個人的には鈴木達央さん演じる、しなやかで強くて愛情豊かな葉鳥忍という男にとても魅せられました。
繰り返し聴取して楽しみたい作品です。
森川智之さんの上條も良かったんですが、何より鈴木達央さんの葉鳥が!!!
鈴木さんといえば、美しいことの松岡がハマりすぎて、他のCDを聞いても松岡に聞こえる・・・って時があったんですが、今回はそれを上書きされちゃいました。
いやもう、葉鳥は葉鳥に聞こえる。
逆に鈴木さんじゃない人に出来たんかなと思うくらいのキャスティングでした。
英田さんの作品はドラマCDに向いてると思ってるんですが、これはエロシーンを何とかすれば実写でも行けるかも・・・
音声でこういうストーリを聞くと小説のイメージがまた膨らむ。というか妄想が?(笑)
安定の森川智之さん、ツンデレの興津和幸さん、低音の大川透さん、かっこかわいい鈴木達央さん、もうキャスティングの成功って気がします。
インターにせよ、サイバーにせよ、こちらのムービックにしろ、良い作品を作れるところってニッチ産業では市場原理で倒産しちゃうんですね。ホント、今あるメーカさんを買って応援しないとなって思いました。
原作未読で聞きました。
これは…BL?
いや、これは21時台から始まる2時間スペシャルドラマですよね?
ってくらいの事件ものです。
確かにBL的なシーンもありますけど、
事件の方が気になる…
萌えというより、犯人は?一体誰なの??という
気持ちでいっぱいになりました。
しかも、このCDではなんと、未解決!!!
(じっちゃんの名にかける彼か、真実はいつもひとつとか言う小学生を呼んで下さい。)
とりあえず、この一枚では
いろいろ中途半端なので、聞くなら2もご一緒に!
実は、この小説、購入したものの、パラ見で挫折し手放した経験があるんです。
英田さんのお書きになるものは文章もストーリーも骨太で、読むのにものすごいエネルギーが必要。
でも、私には、もう何年もそれだけのエネルギーが無いんです。
ですが、ドラマCDのお蔭で、この物語をきちんと知ることができました。
良いですね、ドラマCD。
特に、疲れている時の娯楽にはもってこいで、本当に嬉しいです。
文字では一生読めなかったと思うので、制作してくださった皆さんに感謝感謝です。
1巻は2枚組(2巻もだけど)。原作は既読です。
主要キャラもですが脇を固める声優陣も素晴らしく、流しているとまるでTVドラマを観ているかのように感じます。(我家はテレビ出力だからよけいに)
すごいクオリティ!
餓死したと思われる、しかも男性器が切り取られた遺体が発見され、呼び出された刑事の上條(森川智之さん)。
その第一発見者で解離性同一性障害の祥(阿部敦さん)。
そして上條の高校の後輩で、16年振りの再会となるセラピストの瀬名(興津和幸さん)。
そこに途中から、瀬名の従兄弟・新藤(大川透さん)と新藤の愛人・葉鳥(鈴木達央さん)のヤクザカップルが加わり、この5人が主要キャラとなります。
ラブよりも事件中心の本作。
上條は高校時代の瀬名の綺麗な顔にポーっとしていたことはあっても、バツイチですしノンケです。
ただその辺りは、事件の中に散りばめられた程度のものです。
ラブを期待していた方には肩すかしかもしれませんが、これは事件の先をドキドキしながら、かつ葉鳥の己を卑下し価値を見出せない姿に新藤と一緒にヤキモキする作品かと。
主要カップルよりも良いですよねえ(笑
ちなみに主要カップルの本格的な絡みは、二枚目の中盤です。この時間のかかり方がツンデレならでは。
エロス担当であり、多分作品の中でも人気であろう葉鳥の声は鈴木さんですが、わたしには少し軽過ぎかなあ。
もちろん役がチンピラで人の重荷になりたくない葉鳥なので、仕方ないのかもしれませんが。(「愛人舐めんなよ!」は良かった…じわっときました)
大川さんはわたしには某タイムスリップBLのビセ○テ役が強く印象に残っているのですが、新藤の方がかなりしっくりきましたね。
うーん、凄い渋い。大人の余裕がビシビシ発せられてます。
ただ過去の回想では大川さんちょっと無理が…興津さんは可愛かったけれど(笑
それに二重人格ゆえの阿部さんの声の使い分けや、上條の上司の野々村役のふくまつ進紗さんが演じられた若い時と現在の声。お一人で演じられたのよねえ?
本当に声優さんて凄いですよねえ。
「俺はホントにホントに女が大好きなんだ!」と力説する森川さんのセリフにも、本気言いだねと笑えましたよ。
