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初読み作家さまです。この後、もう1作読みます。
絵がかっこいい。
表紙がめちゃくちゃいいですね。
読んでいて、男だな〜、男のロマンだな〜と唸りました。中身もかっこいい。
言葉は通じなくても惹かれていったフランとトト。
死を覚悟し別れを告げにきたフランに潔く応えるトトがかっこよかった。
絡みの絵もすごくステキ。
フランがピンチのシーンで颯爽と助けにきたトトがこれまたかっこよくて思わず声が出ました。
トトがフランを抱きしめながらの「行こう…俺の愛しい金色の狼」に痺れました。
セリフ少なくかっこいい絵でこれだけ魅せられるのうれしいです。
ドクが自分で誇りなど言うセリフが小物だな〜と思ったら、それに対するフランの言葉がかっこよすぎました。
トトが惚れる男だわと説得力ありました。
荒野!馬!躍動感のある作画!
読んでいてわくわくしてしまう確かな画力が素晴らしい。
BL作というよりは、言語不通な男2人の良質なブロマンス映画を観た感覚になりました。
今作は西部劇がテーマとのことで、随所に作家さんのこだわりを感じる1作でしたね。
ウエスタンものを描いたり、ロボットものを描いたり、獣ものを描いたりと、琥狗ハヤテ先生が描かれる唯一無二の世界観が好きです。
作家さんの描きたいものが分かる作品ってなんだかとても魅力的。
小さな街のワケアリ保安官・フラン。
己を過信し、移動中に荒野のど真ん中で愛馬が死に、自身も生と死の狭間を彷徨うことになった彼を救ったのは、干し草の香りがする美しい原住民。
言葉も通じず、友好的どころかピリついた間柄の彼らの中で、異文化交流を通じて静かに名前のない関係性が育っていく。
大恋愛ものでもないですし、ものすごく分かりやすい愛情だとか、そういうものが描かれているわけではないんですよ。
でもこの言葉もモノローグも少ない余白から漂ってくる、男同士の惹かれ合う何かが良くて。
自然と秘密めいた逢瀬を重ね、言葉がなくても心で通じるものがあるというか、なんだか美しい関係性なんですよね。
ストーリー展開的にはシンプルでストレートなものなのだけれど、映画的な演出の数々と美麗な作画、そして静かな男くささが魅力的な作品でした。
BL的な萌えを感じるか感じないかで言うと微妙なところ…先述の通り、やはりブロマンスの印象が強かったので。
でもなんだかすごく好き。そんな1冊でした。
欲を言うのならもう少し長めに読みたかったかなあ。
全ページに渡って、いきいきとした踊るような線に惹かれました。目が楽しい。
ずっと、チェックしていた作家さん、琥狗ハヤテ先生の作品〜やっと読めた。
最初、ページを捲った時の感想〜かっこいい〜。西部劇だぁ。
電子書籍で166ページ。
めっちゃかっこいいし、面白いのに短い!
もっと、2人のサバイバルを読みたかった。
あとがきに、西部劇が好きとの事だったので〜是非また描いて頂けたらと!
どうか・・・続きを、お願いします。
それぞれ、自分の生き方を持った2人。
言葉が分からないもの同士、ジェスチャーでの会話だったり〜単語は違えど通じあったり。
異文化交流の末のハッピーエンド!
とても、よかったです。
西部劇のBLという珍しいものだけあって新鮮さ。琥狗先生の、西部劇への興味が心底感じられます。こんなジャンルが好きな人にしか描かれない本作ですが、先生が狙っていた映画感が各コマから滲み出ます。そして先生の漢の描き方は矢張り好みです。男らしい漢というか、荒っぽい見た目ながら実は心の底に優しさを隠している漢か、兎に角エロい。
一つだけ不満のところを挙げようとしたら、ネイティブ・アメリカンのステレオタイプは多少あったと感じました。でもインスパイアになった西部劇の映画もステレオタイプだらけなので、トトはその映画からのステレオタイプのそのままの再現に止まらず丁寧に描かれたキャラクターになるのは嬉しい。
商業BLで西部劇の世界を楽しめることなんてなかなかないので、琥狗先生の着想に感謝です。男らしいというか、美麗でありながらシャープなタッチが世界観にぴったりマッチしていました。ストーリーも思ったより短いページ数の中で波乱がありながら綺麗にまとまっていて、とても読みやすかったです。肝心のBLの方は、メイン2人の心情変化の描写は少なめ。お互い偶然の出会いから燃え上がるような恋をする、という感じなので、この作品には確かに必要なかったと思います。ただ、個人的にはフランとトトの関係性にハマるまでにもう少し時間が必要だったかも。
