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表題作極研~夜王の隠れ家~

鬼柳正宗/藤和会若頭/21才
敷島烈/少人数の藤和会組長/19才

あらすじ

大学生の烈は『藤和会』の四代目組長。頼れる忠実な右腕・正宗らと共に一度は解散した組を『極道研究』と称し、大学のサークル棟に事務所を構え復活させた。ある日烈は、どこか様子のおかしい正宗に、言いたいことがあるなら言えと促すと、突然キスをされてしまう。正宗の想いには薄々感づいていた烈だが、いつも真面目な正宗の、まさかの実力行使に戸惑い?!? そんな時、藤和会のシマを狙う『銀星会』が現れ!?

作品情報

作品名
極研~夜王の隠れ家~
著者
水月真兎 
イラスト
明神翼 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
ISBN
9784861345319
2

(3)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
4
評価数
3
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

今後に期待!

水月先生お得意の極道もの新シリーズの1作目のお話。
弱体化してしまった組を若き組長率いる少数精鋭で街の為に
復興して敵と戦うアクション系のストーリーです。
タイトルの極研ってなんだろう?って思って読んでたら・・・
なんと組長である受け様が通う大学にサークルとして組を
立ち上げるお話なんですよ、奇抜ですよね(笑)
老舗の極道一家だった藤和会ですが祖父が引退を決めて
組員も既にいない状態なんですが、祖父の反対も退け
受け様は組を自分が背負う事に決めるのですが
現在の藤和会は組長一人しかいない風前の灯状態。
ある日今まで組事務所があった場所の片づけを終えて
組の代紋看板を抱えて歩いていたところトラブルになってる
大学で同級の知り合いと偶然出会い、新興勢力の銀星会と
敵対する事になってしまった受け様。
元々、地域に根差していた受け様の組は他の勢力が気軽に
入ってこれないような役割も担っていたので祖父や叔父の引退で
縄張りを荒されることを怪訝していて、それもあって組を
継ぐことを決めた事もあり戦いの渦へ自ら巻き込まれる。
見た目ヤクザには見えない受け様ですが銀星会のチンピラを
返り討ちにして、同級生に感謝されるのですが、
その同級生は受け様の組の話を聞いていい場所があると・・・
それが大学の廃れた別棟のサークル用の空き部屋で新生藤和会の
組事務所になるなるのです。

藤和会の縄張りでキャバクラで銀星会が暴れていると知り
一人で向かう受け様、不利な状況でもなんとか店の子を
守ろうとしますがピンチに・・・
そこへ、3人の若者が受け様を助け出しに駆けつけてくる。
その3人は受け様の幼なじみで親も藤和会のヤクザで
子供の時から受け様に忠誠を誓ってくれる仲間でした。
前組長の引退を聞き、アメリカ留学から3人は帰国して来たのです。
受け様を支える右腕若頭としての攻め様ですが昔から
受けさまのは忠誠心はもとよりそれを上回る愛情も持っていて・・・
一旦は受け様から逃げるようにアメリカ留学をした攻め様ですが
今度は離れないと心に近い受け様の元に戻ってくる。
受け様は攻め様の気持ちを知っていながら答えられない
自分を離れていかれた後に後悔をしていましたが、
それでも自分自身の気持ちがいまだにはっきりしないのです。
そしてはっきりしないのに攻め様と肉体的な結びつきを・・・
一途に受け様を慕い過保護に守ろうとする攻め様に萌えです。
個性的なキャラも出ていて今後が非常に楽しみな1冊でした。

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