幾千の夜 最終夜

ikusen no yoru

幾千の夜 最終夜
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神34
  • 萌×225
  • 萌8
  • 中立3
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
17
得点
297
評価数
73
平均
4.2 / 5
神率
46.6%
著者
 
媒体
BL漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
ミリオンコミックス CRAFT Series
発売日
価格
¥648(税抜)  ¥700(税込)
ISBN
9784813053422

あらすじ

数年前、宙はこの世で一番大事で特別な存在だった哲弥と別れることを選んだ。守られるだけの自分から変わるために、哲弥に哲弥自身を大事にしてもらうために。未熟な子供から大人になり、街で歩いていても哲弥に似た人をつい探してしまう。もし、もしもう一度てっちゃんと逢えたら── そんなとき、偶然ふたりは擦れ違い!? 幾つもの夜を越えたふたりの想いは……

(出版社より)

表題作幾千の夜 最終夜

年上の幼馴染会社員 中山哲弥
パティシエ 八島宙

その他の収録作品

  • 幾千のキス
  • てっちゃんの話
  • 宙の話
  • ふたりの話

評価・レビューする

レビュー投稿数17

途中まで切ない!

あれ?3巻が一番スラスラ読めちゃった。あんなに切なくて苦しかったのに。お願いしますくっついて!って祈ってたのに。

6年後くらいでしょうか。お互い忘れられず今でも好きで街でお互いを探したり夢に見たり。切ないよ!
そして偶然会えたのに言葉が出ず。

大人になった自分を見て頑張ったと誉めて抱き締めて欲しかったのに。

宙が勇気を出して電話したのに友達だからとか言っちゃって。てっちゃんは元カノとよりを戻してしまいます。

何やってんの!いや今度こそこのままではダメだと思ったの?

色々あって宙も頑張ってなんとかやっとてっちゃんと宙がくっつきます。

甘々は程よい加減。
宙立派になったね!一人で暮らして仕事して。でも相変わらずの天然で。
てっちゃんも苦しんでいたんですよね。どうしても宙寄りで読んでしまいますが。

やっとお互いに納得のいく関係になれたんですね。長かった。
でも会えない6年もお互いに想っていて報われて良かった。

タイトルからして切なそうだったのでつい積んでましたがやっと読めて良かったです。

でもなぜか3巻の満足感が物足りないような。



0

宙には無駄ではなかった10年

3巻まとめてのレビューで失礼します。

長かった…。
作品のことではなくて、2人の気持ちが通じ合うまでが。

始まった時点から既に両思いなのが分かっているのに、「恋だ」と意識してから10年です。そのとき生まれた子が小4に、小1の子は高1になるほどの時間。もったいない!と思ってしまうのはわたしが老い先短いからなのか…。
宙が高校に入ってから1年は疎遠。てっちゃんが大学進学で完全に会わなくなって2年近く。その後一緒に過ごした時間が半年足らず。そこから会わずに7年くらい。やっぱりもったいない。

だけど必要な時間だったんでしょうね。
守ることばかり考えて、宙と並んで対等に歩くことを考えもしなかったてっちゃんではだめだった。てっちゃんの優しさに甘えるばかりでは自分がだめになると先に気付いた宙があそこで離れなかったら、2人ともだめになって、ぼろぼろで別れることになっていたかもしれない。
でも10年。長いなあ。

宙に関して言えば、この10年は無駄ではなかったと思えます。好きな人と両思いなのに一緒にいないのはやっぱりもったいなく感じるけれど、ひとりになったからこそ、大事な人の手を振り払ったからこそ強くなれたのだと思うからです。
でもてっちゃん…。わたしには分からないのです。てっちゃんが何か変わったのか。

今となっては大塚さんの役割って何だったんだろうと思います。てっちゃんと離れて、てっちゃんに顔が似ているひとに優しくされて、だけどそういうのはてっちゃんじゃないと嫌だ!と気付かせる役目だったのでしょうか。てっちゃんは存在すら知らない大塚さん。しかも宙のムスコさん的存在を初めて触った他人であろうはずの大塚さん。おそらくティックビーも舐めたであろう大塚さん。誰にもその事実が認識されていない大塚さんフォーエバー。

由衣もなかなか可哀想な役回りですが、初登場シーンでは宙にそっくりに見えたので、「わたしたち/オレたち、そっくり!?」という驚きの表情かと思いました。てっちゃん、そこまで宙の面影を求めていたんだな、と。それはわたしの勘違いでしたが、大学2年(19ー20才)で別れて26、7才で再会するまで引きずっていたのかなと考えると、てっちゃん、罪作りというか何というか。心の中にずっとひとりの人が居座っているのに、他の人と付き合って追い出してもらおうという魂胆がずるい。でもそれだけ引きずるということは付き合っていたときのてっちゃんがちゃんと優しかったからなんでしょうね。罪作りだ。

木下けいこさんの長編作品は「ああ、もうつらすぎて読みたくない」と思う作品が多いの、なぜか思い出したように読み返したくなります。Mではないと思うのですが、中毒性がある。
きっとまたしばらくしたら読み返してしまうんだろうなと思います。

2

強くなった二人の姿が

最終巻です。てっちゃんと宙の物語も終わりです。2巻は可哀想で辛くて読むのに苦労しました。何度も本を閉じてしまいました。その辛さもこの最終巻を読めば吹き飛びますよ!幾つもの夜を越えたふたりの想いは・・・社会人となったてっちゃんとパティシエとして頑張っている宙の新たな二人の物語が進んでいくんだなぁと思うと今までの弱さがあった二人と違った心の強さや絆でつながっている二人の姿が頼もしかったです。ハッピーまで一気に読みたい人は全巻揃えてから読むことをお勧めします。

0

受けは愛おしいけど攻めがクズすぎて許せない

切ない話だった…。子どもの頃から続いてきた片思いが報われて、二人ともすごく苦しい思いをしてやっとくっついた話。
受けの宙本当に天使すぎて抱きしめたい!華奢で可愛くて、勉強苦手だけど優しくて、…特に初対面シーンの小学生宙、見ていて犯罪してしまいそうな気分になってしまうわたしはきっと病んでる(←冗談)(笑)。
に対して攻めのずるさは見てて苛立たしくて仕方ない。確かに年上だからいろいろ考えてるし、何も知らない宙に手を出すに後ろめたさを感じるのもあるけど、守るって言ったのに手放して、勝手に捨てたり、勝手に東京に連れてきたり、勝手に彼女作ったりするのは許せない。宙に未練があるなら適当な気持ちで女と付き合うなよって言いたくなる。
また、宙はようやく自分はてっちゃんが好きだって自覚して告白しても、てっちゃんは正直に自分と宙に向き合えなかったのも理解できなかった…。お互い好きで、お互いすでに不可欠な存在であるのに…と思って。こう見ると宙のほうがよっぽど大人で男らしい。
最後はなんとか一緒にいられるのはいいけど、由衣が同じ男に二回も振られたって思うと憤りが抑えない。BLだからってこれはないよな…。ここがすごく引っかかっているのでこんな評価にさせていただきました。

1

明けない夜はないのだから。

幾千の夜を越えて、新しい朝に辿り着いた最終巻。
まさかとは思いながらも、二人には幸せになってほしい!と祈るような気持ちで読み進めました。
出だしでネタバレして嫌がられた事がありますが、ここはあえて「安心してください、ハッピーエンドですよ」と告げたい!(2015年末らしく…笑)そこに至るまでの過程が素晴らしいので、是非三巻続けて一気に読んでいただきたい。

ああ、よかった。
色々遠回りして、やっと結ばれてよかった。
最後ののろけ話も、当て馬(?)二人には大迷惑ですがめっさ可愛かったです。
本当に末長くお幸せに。

てっちゃんがヘタレ気味ですが、これが女相手だったら許せないほどのヘタレですけれど、相手が幼馴染の同性だったら色々悩んで迷っても仕方ないですよね。無理やり彼女作ったのも仕方ないと思います。本気で好きだからって選べる相手ではないのですから。
彼女もいい子だし、可哀想でしたけれど。

関係ないですがてっちゃんと苗字が同じなので、彼女に呼ばれるたびに「お、おう」と思ってしまいました(笑)

2

いくつもの夜を超えてつかんだ、永遠の夜

幼馴染同士の心が結ばれるまでの、幾千もの夜が描かれた最終巻です。早く幸せな2人が見たい!と焦りながら読んだ3巻は、やっと数年越しの両片思いが叶って感無量です。

冒頭から、何年経ってもお互いに忘れられない2人にキュンキュンします。
そして、奇跡のような偶然の再会。

宙は喜んでいるけど、てっちゃんは友情ならいらないと突き放します。
離れてても一人で頑張れると宙は思っていたのに、いざ会ってしまうと、もう離れられなくて…。
ここから、宙が頑張ります。自分が、今までどれだけてっちゃんを傷つけていたのか。やっと本当に大事なものが分かって、成長できた宙にキュンとなります。
てっちゃんも最後は素直になって、やっとやっと、恋人としての本当のお付き合いが始まるのです。

本当にここまで長かったから、感動して涙が出ます。最後の、お互いに電話で、愚痴という名の惚気を言ってる2人に、心が温かくなります。このまま、おじいさんになるまで、仲良く暮らしてほしいです。

2

一夜からまとめた感想です。

運命の出会いが早かった2人のゆっくりとゆっくりと幾千の夜を超えていくお話です。
すごく切なくて一緒にいたいだけじゃだめなんだ、幸せってなんだ?とすごく考えさせられました。

宙を守りたいはずなのに宙を独占したい囲いたい、自分だけの宙にしたいとてっちゃんは優しい顔してかなり怖い(笑)

宙はてっちゃんへの負担になりたくない、父親との確執からてっちゃんと対等に頼れるようなりたい、自分のせいで犠牲になってほしくない、思っていた2人の関係が崩れそこから逃げることしかできなかった宙。
あれから数年たちお互いの道を歩みながら縛られる日々。
偶然から再開する2人だけど、今度は宙からてっちゃんが逃げようとする。

自分だけを頼る宙が可愛くて可愛くてしょうがないってわかるー∑(゚Д゚)
好きだから支えたい好きだから甘えるだけじゃいたくない。
宙はえらくていいコだよ〜。
なんでもっと早くこの本に出会わなかったんだー_| ̄|○

2

宙が頑張った。2人の夜は永遠に‼

最終章です。

哲弥はサラリーマンになり、宙はパティシエとして働き、それぞれの道を歩んでいる2人。
でも、いつも心の奥深くではお互いの事を考えている。
友人の話から、お互いの近況を聞いても行動に移せない2人。
でも、やっぱり偶然出会っちゃいます。
そのシーンが号泣でした。
哲弥が「頑張ったな 俺がいなくても大丈夫なんだな」って…宙の頭をくしゃって触って、携番は教えるものの、「バイバイ」って言うんです。
なんでなんだよ〜と叫びたくなりました。
宙が、可哀想…宙はただ迷惑をかけたくなくて、認めてもらいたいがために、一生懸命頑張ってきたのに…またそうやって気持を押し殺して、逃げようとする哲弥のヘタレっぷりに、ややイラっとしてしまいました。

宙だよ…今まで見てきた哲弥が1番分かってるでしょう!
大丈夫な分けないじゃないか…一人で淋しいに決まってるじゃないか!
どうして気がついていても見て見ぬ振りをして突き放すの!
と完全に感情移入で読んでしまい、気分が向上状態で興奮のあまり泣きました(笑)

元カノに対しても優柔不断で、宙に携番渡したのに…二度と電話してくるなって言うし、哲弥ってこんなにヘタレタイプだったのかと残念にも思えちゃいました。

素直な宙の方が健気に頑張るんです。
どんな状況になっても、自分から手を離さなければいいんだって…強くなったなあ、凄いなあと、また泣きました。

哲弥も、ただ宙を守りたかったんです。でもそれが本当に自分でいいのか、グルグル悩むんですよね。
ヘタレだけど、本当に優しい人でした。

元カノや宙友人を振り回しながらも、やっとお互いに手を取り合った2人。山あり谷あり超えてきた2人だからこそ、恋人になってからは、あまあまラブラブで微笑ましかったです。
最後の日常のお話は、短いながらも2人の雰囲気が出ていて、笑もあっておもしろかったです。

幾千もの夜を繰り返し、別れて、再会して、やっとこれからは、2人きりの幸せな夜を刻んでいくんだろうなあと…。

読まれる方には、三冊同時に読む事をオススメします。

3

哲弥をぎゃふんと言わせたい!!

前回離れ離れになり、お互いからも連絡を取り合あないまま社会人になった二人。
哲弥は会社員、宙はパティシエになっていました。
そんな二人が偶然街中で再会し、哲弥は連絡先を渡します。未練タラタラで宙の居るお店にも様子を見に行く哲弥。けれど哲弥は宙が自分と「友達」として付き合いたいんだと勘違いして、また宙を遠ざけようとします。

未練を吹っ切るために由衣ちゃんとお付き合いをしようとする哲弥。
由衣ちゃんはそのつもりでしたが、結局哲弥の未練タラタラが吹っ切れておらず、由衣ちゃんが哲弥の背中を押す形で、哲弥は宙の元へ行くことになります。

由衣ちゃんは本当にいい子!私が男だったら嫁にもらってあげたのに。哲弥なんかにはもったいないんだから!と思った最終巻。
BLでまさかの女キャラ由衣ちゃん推しをする日が来るとは思わなんだ。

由衣ちゃんを救済してあげたかったです。BLの女性キャラは邪魔キャラが多いですが、由衣ちゃんに関してはそういう気持ちは無かったです。特に最終巻では同情しました。

三巻通して最後の感想が哲弥のせいでこうなっちゃいました。
哲弥は責任取ってよそ見せずに宙を溺愛すればいいと思います。
浮気なんかしたら、宙は私が頂いていく!!←

どこかで哲弥をギャフンと言わせてみせたいわ。
宙が攻めに回ればいいのに、なんてな…!!

この哲弥という男は本当にイミフです。一旦自分のモノ認識すると厄介な男なんじゃなかろうか。
宙に対しても中途半端だったと思うけど、由衣ちゃんに対しても中途半端です。
彼なりの理屈はあるけど、やっていることは優柔不断そのものな態度です。
このヘタレ具合は残念どころじゃねぇッス!もうね、変!変な人レベルです。
でも案外面倒見いいし。心底悪い奴じゃないし。
余計に悪いわホンマ(笑)

この物語は、攻めの哲弥が残念すぎる男ですが、友達などのキャラはみんな良い人たちです。
脇役がしっかりしているので脇役の存在意義が感じられる作品でした。
宙も最初はなよなよしていましたが、最終的に将来のことを彼なりに考えて手に職をつけたことはとっても素晴らしいことだと思います。
哲弥、あんだだけだよ、おかしいの!!しっかりしろー!!(笑)

うん、いやまぁ…とりあえず二人のハピエンが拝めたので良かった良かった。

4

きれいな空

完結編。最終話まで話がどうなるのか分からない、はらはらした内容でした。
序盤、宙が「気持ちや努力だけじゃ、どうしようもないこともある。」と親友に話しているのを見て、辛い思いを沢山したんだな・・・と寂しく思えました。

てっちゃん(攻め)が、宙を凄く引きずって、ケーキ屋を見るとつい覗いてしまったり、やっと宙に会えても「ちゃんとやってるよ。もう1人でも大丈夫だよ」というのを聞いて、俺が居なくても大丈夫だな・・・ってネガティブ全開!!Σ(゜□゜)会話だけ聞くとそう取れるかもだけど・・・

宙の一人前になって、てっちゃんにとって相応しい人になりたいって頑張ったんだよ。という気持ちも伝わらず、てっちゃんは、もうどんどんヤケになったり、人の話は聞かないし、逃げ腰になっていって、彼女とよりを戻しかけたり・・・ずるいです。繊細なんだと思うんですけど、自分の気持ちも誤魔化して周囲を傷つけて。

宙にも彼女にも、酷いことをしてるという自覚があるみたいですけど、頭の中でグルグル考えすぎ!悩みすぎて行動にも口にも出せなくて、やっと彼女にビシっと言われた台詞、すごく心に残りました。思い切って平手くらわせても許されると思います(笑)この彼女、すごく頑張り屋だなーと思いました。てっちゃんには勿体無いです(笑)

宙は本当に中身が大きく成長したなぁと思いました。あの行動力、素直に気持ちを伝える勇気。てっちゃん見習ってください(笑)大人になると子どもの頃より更に臆病になって傷つくのが恐くて、考えずに行ける方に気持ちが行きやすい気がするんですけど、まさに、てっちゃん・・・(笑)

でも、てっちゃん好きです!!散々に言いましたが、ヘタレで、頭で考えすぎて、グルグルしちゃうけど、格好良い人。ずっと昔を探している感じで、子どもの宙と手を繋いでいる頃を思い出すシーン、泣きそうになりました。てっちゃんは必要とされたかったのかな・・・と思えました。

受けの宙が何度も、諦めずに頑張って気持ちを伝えようとする場面は感動しました。
複雑でしたけど、ふたりが幸せになってくれて良かったです。
最後にてっちゃんの心の狭さに笑いました。2巻といい、睨まれたり、りょーちん大変だなぁ~(笑)

あと表紙が3冊とも共通して夜空が背景でとても綺麗でした。なので特に2巻ですけど、ピンクとかオレンジなどの加工なしの絵も見てみたかったです。

3

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