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距離 不安 嘘 孤独 愛することは切なくて難しい……
攻めザマァを読みたくなると取り出すこちら。
受け様は、同族会社の中で期待できない戦力外認定をされた御曹司の智樹。
攻め様は、智樹の同期でエリート路線を進んでいる省吾。
入社時の研修の時に省吾に一目惚れをした智樹と、それに気付いた省吾。
省吾からの付き合おうか、というなんだか軽いノリでの言葉で付き合い始めた2人だけど、ウブな智樹は幸せの絶頂って感じで。
一方、初えちでの省吾の言動から、すでに智樹を大事にしてない感が感じられて、なんだコイツって受け様大事な私としてはイラッとしちゃう。
そんなスタートの予感通り、省吾は最低の浮気男でしたわ。
会ったときはとても優しいみたいだけど、自分の居心地のいい居場所を大事にしてるだけって感じでさ。
智樹の愛情にあぐらをかいた状態で、胸ぐら掴んでグーパンしたいと何度思ったことか(*`Д´)ノ!!!
智樹の友達だったら、別れなって口を酸っぱくして言ってるからね。
最低彼氏の省吾でも嫌いになれず、浮気を見て見ぬふりをしてすがるような日陰体質の智樹にも、しっかりしろや、と言いたくなる。
仕事面でも、社会人としてあるまじき言動の幼稚な先輩や、それを許してる周囲、智樹本人にも、なんだかなぁ‥と眉間にシワがよる。
なので、智樹が自分の置かれている環境に踏ん切りをつけ、心機一転を図ろうとするのは、やっとか、とホッとしました。
智樹が、省吾との関係を潮時かと感じ初めて会いに行くことを控えていた時、省吾の方はそうとも知らず、次に会えるのを心待ちにしている様子に、フフフッと含み笑いがもれます( ̄ω ̄)
まぁ、この段階でも自分から会いに行くという発想のない省吾にはふざけんなよ、なのですけどね。
やっと智樹が自分から離れようとしていると知ってからの、省吾の攻めザマァぶりが、とてもとても好きなんです。
その必死さに私の萌えが踊りまくり。
これを読むために、楽しむためにここまでがあるよ(´∇`)
イラつくことろもあるのですが、何度も読み返すとても好きなお話です。
イラストは北沢きょう先生。
大人の色気が漂う素敵な挿し絵の数々でした。
攻めが優しくて受けが切ないという意味のタイトルかな?
二人が本当の恋人になるまでのお話かな。
受けの智樹が切なくて辛くて可哀想で、ひたすら耐え忍ぶ一途な恋する男の子でした。
職場の先輩に嫌がらせされ、社長の出来の悪い息子 と冷たい目で見られ。辛かった。
しかも恋人の省吾は言い寄る女と付き合うけど本気なのは智樹だと堂々と浮気するし。
ここで智樹が内向的でネガティブだから省吾に嫌われたくなくて都合のいい恋人になっちゃうんですよね。一言も省吾を責めず浮気相手とバッティングしないよう言うとおりにしたり、痕跡を見せつけられても何も言わず。
会社での居場所の無さや苛められる辛さの逃げ場所にしてたんですね。
省吾も智樹が特別なのに智樹だけが自分でいっぱいで愛してくれればいいみたいな。自分はゲイじゃないしって。差し出される愛情にあぐらをかいて。
だんだん智樹から距離を置かれても何でだと怒ったり、自分からは会いに行こうとはしなかったり。
終盤で状況が変わり、そんな省吾が自分のこれまでを反省して智樹にすがりつくところは良かった。やっと智樹をちゃんと愛してくれて智樹のありがたみをわかってくれて。
智樹も別れるつもりがやっぱり好きでもう一度信じてみようと。
最後にやっと対等な恋人になれましたね。
長くて辛くて切なかった。智樹が何もかもに耐え忍ぶのがこちらも耐えながら読みました。
4年目で本当の恋人になって大阪で新生活ラブラブ今までの分も幸せになってね!
これだけイライラしっぱなしのお話は初めてで、
逆に印象に残っています。
攻めの最低ぶりは
どクズまではいかない微妙なラインのしれっとクズ(笑)
でも仕事は出来て…
何か妙なリアリティがある(笑)
問題は受け。
健気と言えば聞こえはいいけど
あまりのうじうじぶり+他人本位ぶりにイライラ止まらず。
ただ、そのイライラをとっとと解消させて!という
渇望が一気に読ませてくれたので、物語的には有りなのかな。
事実、読後感結構経ってるのにレビューを書けるほどに印象に残ってるし…
うーん
でも個人的に、肝心のイライラ解消が弱めだったのが不満なのでこの評価。
おんなじような評価の方がいらっしゃるとわかってとっても嬉しいです。
北沢きょう先生の挿絵たどりでこの本に到達したのが1年ぐらい前。
以来 本棚の整理をするたびに読み返してます。
じみーになんか残る本なんですよね。
おんなじような本っていくつかあるんじゃないかという王道なお話なんですが、なんでだろう。。。先生の筆力なのかなあ???
御曹司とはいえ平凡な人間が受けで
割とできるイケメン営業マン攻め
(でも国内製菓メーカーでグローバル企業ではない)で、
地味な内容だと思うんですが、なんか萌えー。
どんくさすぎる受けに イラっとし
くず男攻めが浮気するたびに むきー と怒り
でもなんか切ない。
もう駄目なんだろうなあ と思って少しずつ離れる努力を受けさんが
しようとしているところは切なすぎる。。。
うっかり神評価してしまいそうなぐらい好きなんですが
黙っていつでもにっこり受け入れてくれるから って、
そりゃ攻めは嬉しいけど、でもあんた男だろ!なんかやり遂げろよ!(to受け)とつい怒ってしまう部分もあり、それでしぶしぶ★-1です(笑)
前半は脳天気なほど身勝手な攻・省吾とひたすら耐える受・智樹、そして後半はこれまでの言動を悔いる省吾の様子に、胸がギュッとなりました。やっぱり名倉和希さんの筆致が好きだな~と実感しながら最後まで面白く読みました。
が、如何せん省吾がヒドい。智樹を傷つけようとか陥れようという悪意があるわけではないので最低な男というほどの印象はないものの、どう考えても大阪の女こと真由子さんは悪くないし、私が真由子さんの友達だったらビンタしてやろうと思う程度にはヒドい男でした。
一方の智樹も、ただ我慢強いだけの日蔭体質で男性としての魅力が正直分かりませんでした…。先輩に苛められても言い返さないのは百歩譲って仕方ないとしても、自分から周囲と仲良くしていこうという姿勢が一切見られなかったのは残念でした。智樹のそういう隠れエゴなところを省吾は知っているのでしょうか。ちょっと心配です。二人はもっと喧嘩して内面を曝け出すべきで、そのスタート地点に至るまでの物語なのかもなぁと感じました。
自分の傲慢さのしっぺ返しを喰らう攻というのはBL作品におけるテンプレの一つで、その面白さを十分に味わえる作品ですが、たまには it's too late なオチの作品も読んでみたいなーと思います。