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7巻。
やっと雪と再会できてこれからもずっと一緒の野良だけど、どうも甘い雰囲気になれず思惑違い。
だけど雪は、がっこうの面々と野良がうまく馴染めるように心を砕いてる。
コドモ組は全く屈託がない。
大人組は…
ウサギの暢は、野良と雪の恋愛関係に興味津々。というのも、やっぱり狐の銀が気になってしょうがないから。
後半は、野良の過去。子猫の頃のサバイバル生活が綴られます。
食べ物を漁って、他のネコの縄張りも荒らして。
ひとりぼっちながらもおっさんネコの虎壱、老猫の福助と顔見知りになり。
だけど彼らとの時間も長くは続かない。
深窓の令嬢猫に恋する虎壱は自動車事故に遭い。
そしてあの老猫は実はがっこうの校長先生?
そんな偶然の因縁もありつつ、流れ流れて今、野良は雪と共に。
虎壱の顛末にはまた涙…
今回はこのシリーズのなかでも特にイチャイチャ度が高かったです。
メインは野良。転校生として学校に住み始めた野良と仲間たちとのお話や野良の小さい時の野良猫時代のお話でした。
飼い猫うららちゃんと虎壱の恋のお話もありました。これまた素敵なお話でした。
おまけ漫画でブラッシングとバレンタインのお話があったのですがどちらも友と先生の心暖まる絡みがあってキュンときました。
可愛いケモミミ&シッポの生徒達と新米教師の多田でくりひろげられる『がっこうのせんせい』、今回は、再会してからの雪達のお話になります。
校長先生の写真を見て、子供の頃を思い出す野良。街をうろついていた時に、この校長と知り合います。エサ場を荒らすので、虎壱に目を付けられた野良。そして、襲われそうになったところで、校長が助けてくれるのです。この校長と虎壱とのちょっと変わった友情。虎壱との突然の別れ。初めて知った悲しみの意味。
静かに聞いていた雪の、穏やかな表情に、野良への深い愛情が窺えます。この二人がイチャイチャすると、一気にアダルトな雰囲気になります。友のような可愛い感じもいいけど、アダルトなのもキュンキュンします。
虎壱とウララの奇跡、雪達が再会できた奇跡、この学校で皆に会えた奇跡。奇跡が詰まった感動作です。
7作目は、野良さんがお仲間になっているから、学校の雰囲気も今までは
幼稚園か小学校止まりだったのがいっぺんにアダルトな雰囲気になってます。
雪ちゃんと野良さん、二人が醸し出す雰囲気がお子様には目の毒かと
思えるような雰囲気のなかで野良さんの過去がメインのお話になります。
そして野良さんには前作での雪ちゃんとの感動の愛の再会だけでなく、
運命的な再会がこの学校に来たことで起きます。
不思議な縁で、見えない力に導かれていると感じる内容でした。
野良さんの過去はやんちゃな生意気な子供時代からで小さな野良さんが
とってもキュートなんです。
そして初めての街で恐怖した未遂体験や悲しい別れ、ハンカチpleaseです。
それでも悲しい別れだと思われた出来事が、実は奇跡が起きていた!!
そんな心が温かくなる救済展開で少しも落ち込む気分にさせないのが素敵。
本当に大好きで大切な作品シリーズになりました。
「がっこうのせんせい」のアダルトカップル、野良ちゃんと雪のエピソードがほぼ一冊丸ごと。
二人(二匹)の、というよりは、野良の子ども(子猫)時代のお話がメインです。
2巻で別離して、6巻で晴れて再会にこぎつけたわけですが、とにかく長かったな~という印象でした。
このまま連載が終わっちゃうんじゃないかとすら、危惧してました。
2巻はとにかく悲しくて切なくて、涙無しには読めませんでしたが、7巻の再会後の二人(二匹)は子どもたちの前で平気でいちゃいちゃする、ラブラブバカップルと化してます(笑)
ていうか、再会して髪を切ってからの雪は印象が変わったどころじゃなく…。
別離する前の“凛々しい美少年”然としたイメージが復活したのは嬉しいですが、ちょっと顔の描き方が変わりすぎではないでしょうか?
それはともかく。
野良が子ども(子猫)時代に校長猫と知り合いだったというのは、あまりにもご都合主義すぎる気がして、その点がすごく気になりました。
雪に付随するキャラとして登場し、学校メンバーに後から加入した野良は、元メンバーや校長との接点が何もないので、仕方なく後付けしたような?
野良と校長と虎壱、三人(三匹)がその後二度と会うことは無かったとはいえ、事故にあった寅壱が実は生きていた、という結末でよかったです。ホッとしました。
この作品はほのぼのエピソードが満載でありながら、そこはかとなく生き物の生死という“リアル”が垣間見えるところが面白いところではありますが、やっぱりキャラが死ぬという展開は読んでいて辛いので。
次巻で最終巻とのことですが、オチはどうなるんでしょうか。今から楽しみです。
そもそも、彼らの存在は結局なんなのか(笑)? 本当に人間になれるのか? その辺りはうやむやにしたまま終わるのか?
あらゆる意味で目がはなせません。