すぐに大人になるから――薬指、予約な。小学生と高校生の年の差ピュアラブ。

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表題作きみがすきなんだ

受様の隣に住む小学生・植村冬弥 11歳
大学生の彼氏がいる高校生・屋良夏月 16歳

同時収録作品きみがすきなんだ

受様の隣に住む大学生・植村冬弥 20歳
攻様との関係に悩む会社員・屋良夏月 25歳

その他の収録作品

  • あと、もう少し
  • あとがき 栗城偲
  • あとがき サマミヤアカザ

あらすじ

年上の彼氏との時間に疲労感が募る高校生の夏月。体を求められて気持ちは沈むばかり…。そんななか、隣人の大人びた小学生・冬夜の何気ない言葉や気遣いに癒されるようになり…?

(出版社より)

作品情報

作品名
きみがすきなんだ
著者
栗城偲 
イラスト
サマミヤアカザ 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
シリーズ
きみがすきなんだ
発売日
ISBN
9784796403177
3.2

(25)

(3)

萌々

(6)

(12)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
9
得点
78
評価数
25
平均
3.2 / 5
神率
12%

レビュー投稿数9

まさに『ピュアラブ』でした~。

栗城さんは基本的には好き作家さんなんですが、作品によって(私の)好き嫌いがハッキリ分かれるんです。好みに合いさえすれば『ものすごく好き!神級!』になることが多いんですけどね。

今までの『私の好きな栗城さん』作品をあえてカテゴライズすると『年の差・年上ヘタレ攻』だったんですが、これは傾向としては正反対とも言えるのに、すごく好きです。もともと年下攻自体が苦手な方なんですが、まったく気になりませんでした。というより『年下攻だからこそ』よかったんですね。

読む前は、高校生の夏月が付き合っていた5歳年上の彼氏・手嶋が、もっとただ酷い男(悪役としてだけの存在)のイメージだったんですが、そうではなく2人の意思の疎通がうまくいっていなかっただけというか、少なくとも手嶋が『加害者』で夏月が『被害者』という単純な図式ではありませんでした。

夏月が、手嶋との関係に悩む中で、生まれた時から知っている隣に住む5歳下の小学生・冬弥を特別に意識するようになりますが、さすがに好きな気持ちはあっても小学生を受け入れることはできない、でもちゃんと突き放すこともできない・・・
冬弥はそんな夏月に『すぐに大人になるから。誰のものにもならないで』と。

あ、『小学生』に引く方のために、表題作(前半・ここまで)はプラトニックです。これ雑誌掲載作だったそうですが、最近の一応(その時点では)完結している作品でHなしってちょっと思い当たらないですね。でも、Hなしでもまったく気になりませんでした。いや、万が一(社会情勢等無視して仮定で)これにHシーン入れられてたら私は読めませんが。

続編(後半・『20×25』)は、9年後を描いています。イヤもう、冬弥・・・その忍耐力はいったい何!?と言いたくなりました。スゴすぎるよ。
逆に、そのあたりがリアリティがないと言えばそうかもしれませんが、私はこの作品のトーンならこれでも構わないと思いました。

いやもう、ホントに可愛かったです~。キャラクターもちょっとないだろ!というくらいにピュアで可愛い。意外性も、ドラマティックな展開もない、すごく淡々とした地味なストーリーですが、でも私はそこがよかったですね。好きです。

6

ショタ攻w

最後まで読むと存外手島さんが嫌いじゃない件(*´∀`*)ヘヘ
途中、なんだよいい人エンドかよっ!とブーブー言ってましたが
後半読めばそれもさもありなんと思えてしまう。
もう一つ盛り上がりにはかけるなぁとやっぱり思うものの
読み心地のいいのは相変わらずな栗城作品です。

そしてなんといっても、ショタ攻ですよ皆さん!!
本格的に攻始めるのは成人間際なのが残念ではありますが。
二次元のショタはやっぱり可愛い!を再確認させていただいた本でもあります。
まだ小学5年生の攻は、受のことが好き。
健気な片想い。好きな子には構いたいからいつも悪戯。
でも、受が弱ってるといつも優しい言葉をかけるというね、
魔性かww
ハジメテ自分の性癖を理解してくれて、好きになってくれた手嶋と付き合っている受の苦難、そして気づく本当の気持ちと~なお話。
終わりよければそれでよしですが、

なんでお前がそこでバラすのよ!
ちょっ、いい人エンド!?
まさかの9年待ち?!

もろもろ有りましたが、焦らした分だけ受がじれていくのも
読み終えてみれば面白かったのかなと思いました。
微笑ましくもあり。ただガッツリしょた攻が見られなかったのが心残り
今のご時世無理なのかしら

5

これぞ一途な思いを貫く恋ですね。

年の差は5歳なんだけど、初恋現在進行形で始まるのが
小学5年生と高校生だと何やらショタか犯罪の匂いがしちゃうけど
この作品は微かな匂いすらしないです(笑)

高校生の受け様は思春期に自分の性癖に気が付き、初めて告白された嬉しさで
友人の兄の友人で5歳年上の大学生と付き合う事になります。
でも、その付き合いは受け様にとっては辛いことになってしまう。
好きだと告白され、嬉しかったのは事実なのに身体の関係になってしまってからは
求められることが苦痛でしかなくなってしまう。
受け様は性癖の不安から初めて告白されたことが嬉しかっただけで、相手に恋を
している訳ではなかったから、身体の関係を持つのが嫌なんですよね。
それに、受け様自体がまだまだ幼い感じで、大人の付き合いが出来る程には
身体も心も大人になっていない未熟さがあるんです。
あげく、相手にそれを伝える事すら出来なくて。。。。

そんな時に、受け様を慰めてくれたのがお隣に住む小学生の攻め様。
この攻め様、小学生なのにかなりおマセさん、いや~近頃の子供はこのくらい
当たり前なのかもしれない??
精神的に受け様よりも大人の片鱗を見せてる男前君でした。
攻め様は、密かに受け様に恋をしていて、でも子供だからまだ相手にされないと
日々成長の努力を続けてる健気君でもありましたね。
受け様は彼氏との関係で悩んでいたのに攻め様と話す事で心が安らぎ温かくなる。
そして彼氏から無理やりキスされているところを攻め様に見られ動揺してる時に
アクシデントが発生し、攻め様が怪我をしてしまう。
その事が切っ掛けで攻め様の思いを知り、自分もまた、相手が小学生なのに
恋をしてしまった事に動揺しちゃう受け様。

攻め様の子供ながらに真摯で誠実な感じは将来のいい男を予感させる展開でした。
彼氏との関係で傷ついた受け様に、早く大人になるから待っててなんて・・・
それを受け様も心の底で受け入れ、攻め様が大人になるまで待つ。
ゆっくり二人の関係を育みながらも、攻め様が大人になるまで恋人にはならない。
許嫁って言葉の方が雰囲気的にあっている内容でした。
それでも長い間互いに待っているので、お互いに不安が出てきてちょっぴり
すれ違いにもなるけど、長い思いが叶う幼なじみのラブでした。

4

純なお話

作者さん買いですが、とても純なお話でキュンとしました。
私は小学生~中学生のものは好きでは無くて、読みません。
でも、この作品は、あまりに純粋なお話であり、
色々動き出すのは、成長してからなので、大丈夫でした。
きっと、攻が小学生の方ということもあります。

高校生の夏月は、体の関係は持っているのに、
恋人のことがちゃんと好きか分からず悩んでいます。
そんな夏月を心配してくれたのは、お隣さんの小学生、冬弥。
あるきっかけから、夏月は恋人と別れるのですが、
冬弥から告白を受けます。
でも、冬弥はまだ小学生。
夏月はブレーキがかかるのですが、
夏月よりも大人な冬弥は、大人になるまで誰のものにもならないで
というお願いをし、薬指に予約のキスをします。

そして、冬弥が20歳になって・・・

というストーリーです。
正直、幼馴染もので、意外性はありません。
でも、そのかわいい恋話を楽しむことができる1冊でした。

ただ、表紙の絵があまり内容を表せていないように思いました。
その点だけが残念です。

2

攻めがテライケメソ♡

サマミヤ先生の大ファンなので内容を特に確認せず、表紙買いしました!
私は話を読む前に挿絵を確認してから読むタイプなのですが、
相変わらずの美麗イラストにクラクラきましたww

そして、早速内容を読み進めることに。
表紙買い故、読んでビックリ…!!
攻めが小5…だ…と…っっ?!←
え、これは道徳的に大丈夫なんだろうか?!と色々考えながら読みましたが、
ヤるのは攻めが20歳になってからという安心の展開!!((何言ってんのこの人←

この本編自体は受け目線で書かれていますが、
後ろに収録されている書き下ろしは攻め目線でした^^
本編は攻めが受けに好意寄せてんの丸分かりなのにウジウジする受けにひたすらイライr…させられましたが、
こちらの描き下ろしは素晴らしかったです^^
攻めの受けに対する超絶に一途な想いがもう///
この攻め大好きwww
「すぐに大人になるから―そこ、予約な」(本編)
と左手薬指にキスするシーンでは悶えましたw
こんなにエロイ小5が居ていいのかww

0

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