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はぁー、満足ですw
決して他の作家さんでは味わえない、
Hシーンでのねっとり濃厚なおやじっぷりが、本当にクセになります!
今回のおやじは42歳ですからね。いいです♪
しかもなまはげフェイスなのに実は読書好きとか、結構純粋な面もあって
受けの良一じゃなくてもきゅんとしました☆
明らかにギャップ萌えです!
良一は、気持ちは一途、体はあばずれ、でした。
一人の男を想い続けながら、他の男に抱かれ、
これからも会っていられるのならばと気持ちをひた隠す。
うーん、王道ですが、切ない。
そして、ずっと好きな男に似た息子にならグラつきますよ!!
まっすぐに自分へ想いをぶつけてくれるし…。
息子の智也はいい当て馬でした。
もう、一回でもいいから寝てあげてほしい(ダメですか?私的にアリ)
隆也と智也の親子喧嘩(言い合い?)も楽しかった!
しかも、良一を取り合うようなところが多いので
もっとやってほしかったくらいです。
起きた事件も、犯人はあいつだろうと
いくら私の頭が悪くてもわかるくらいでしたが
そこがメインじゃないし。ちょっとしたスパイスよ。
隆也が良一を守る為のエピソードですからね。
一番ぎゅーーーーんとキたセリフは、
良一本人が覚えていない、Hの最中うわごとのように言った、こちら。
「イかないで…ずっと挿れてて…」
これだもん、隆也も赤信号の交差点に突っ込むわな!!w
満腹です。
でもこのタイトル、親友っていうのはちょっと関係性が違うような…。
まぁ問題ありません。
想いが通じ合ったHも、大変美味しゅうございましたから!!
いやー、しつこいようですが、中原さんのおやじはいいんだよ。本当に!!!
作者さんあとがきで、なまはげ攻めと称していますが、
攻めの形相がどうも濃い顔らしく、しかめっ面をしているとき、怒ったとき、般若じゃなくてシーサーとかなまはげになるんだそうです(笑)
なので、受けはそんな攻めをずっと一途に想ってますから、なまはげグッズ・シーサーグッズを集めてる自称マニアだそうでw
しかし、この”なまはげ攻め”実に的を得た表現でしてね、
顔がなまはげなだけじゃない!「悪い子はいねがー!」如くに(w)何かあれば駆けつけてお仕置きしてみたり、シーサーの如く受けを守る、
行動もなまはげシーサーだったのが、これは絶妙な表現!定着させたいおやじジャンルじじゃないかと!
これからスーパー攻め様のことをシーサーとかなまはげとか呼ぶのか・・・(爆笑)
さておき、お話の方もシリーズものを除き、ここ最近出ている中原作品の中では郡を抜いてよい出来(自分基準)の作品でした!
いつもの、愉快なおやじ描写からシリアス展開が始まるそのヤマの起伏の大きさ、
そして、その中に含まれるちょっと心が痛くて締め付けられるような出来事。
なだらかに終わっていくエンドと、久々にとても満足できる中原おやじ攻め作品だったのですよ!!
良一は、13歳年上の幼馴染の隆也がずっと好きで、元々ゲイなので隆也によく似た雰囲気の男性ととっかえひっかえ寝ている、いわゆるちょっと下半身のゆるい節操なし。
自身は、児童文学を書いている。
そんな良一を好きだと迫ってくるのが、隆也の息子の智也。
ダメだと思いながらも隆也に似ている息子だけに流されそうになって、寸ででとどまるが、そんな場面を隆也に知られて、良一はそれなら隆也が抱いてくれたら智也には手を出さないからと、自虐半分で言ってみると・・・
そんなとき、人気モデルがTVで良一の作品を紹介したことから人気に火がつき売れるようになるのだが、良一の過去にまつわる怨恨も絡み、良一の性癖がスキャンダルとしてすっぱ抜かれるのです。
・・・という具合な経緯を辿り、さて。というお話。
親子どんぶり的要素もありますが、息子とは体の関係はありません。
今回のおやじは、結構粗野でワイルドだけど、エロいっていう感じじゃないんです。
最初はなんといっても多分ビビって約束をやぶって逃げちゃったくらいですから、
しかし、エッチが始まると、つい言葉で攻めてしまう。
それには良一が感極まって挑発する部分もあるから、エスカレートするんでしょうね♪
そのS具合が唐突じゃなくて、スイッチの切り替えみたいな部分が明確にわかるのになってるのが違和感なくていいんですよ。
そして、結構ニブちんなのもおやじらしい♪
良一はぼんやりした感じの人なので、結構彼の性格の部分で軽さが出ていると思うのですが、彼がスッパ抜きにあい、叩かれるシーン、
その後、公演で迷子の子を警察へ連れて行ってあげようとしたら親に誘拐と間違われた話は、すっごく腹立たしかったです。
誤解するのは仕方ないにしてもその後がね。。。(涙)
ということで、この作品の一番の魅力は ”なまはげ攻め”
是非ご体感くださいwww
タイトルの親友と言うには多少無理がある設定なのは気のせいでしょうか、
13歳年の差のある編集勤務のバツイチ攻め様と絵本作家の受け様との取引から始まる
長い片思いが実る恋のお話なのです。
受け様は子供の頃から攻め様が好きで、でも攻め様はノンケだし13歳も離れた
子供を相手にするようなタイプでもなくて、男臭いワイルド系なのです。
受け様の父親が有名な時代作家で近所に住んでいた攻め様はよく、父親の本を
読みに来ていて、受け様の面倒も見てくれていたお兄ちゃんだったんです。
受け様は幼い時のある出来事が切っ掛けで自分の性癖に気が付きそれからは一途に
攻め様を慕っているのですが、叶わぬ思いと知りながらも心は攻め様を求め
でも身体は一夜の相手に慰められる生活を続けているのです。
受け様のどこか天然的な言動や態度と、攻め様に片思いしすぎている弊害か
べらんべいで暴言をはくような言葉もいかつい顔も全てが素敵に見えてしまう
攻め様フェチみたいに妄想系の変態さんに思いを消化させてしまってる雰囲気があり
切なさがわざとらしくない感じがして逆に受け様の長患いが感じられるんです。
受け様が高校生の頃、攻め様がバツイチになってチャンス到来かなんて下心から
攻め様の子供の面倒をよく見ていた受け様ですが15年もたつと今度はその子供に
愛を告白されちゃうのですよ。
そしてその頃の受け様ときたら攻め様に思いを寄せながらも身体は快感を柔軟に
受け止めてしまうような淫乱ちゃんにもなっていて、12歳離れた攻め様の子供に
熱い思いを告げられて思わず身体が反応しちゃうなんて事も・・・
でもあわやと言うところで攻め様に見つかり受け様は罵倒されちゃうのですが
それは受け様を貶めるようなことでは無くて、攻め様のガサツな性格故なのです。
そして、攻め様に息子にまで手を出すケダモノなのかと言われ、つい受け様は
ダメもとで攻め様に息子に手を出さないから抱いてなんて言ってしまう。
それは受け様が長年の夢が叶う出来事でもあるのですが攻め様は息子に手を出さないと
言う約束で承知してしまうのですが、その時は約束を反故にされ、
受け様は気落ちしながらもやっぱりなんて思ってる。
ほんとこの攻め様はワイルドなのに、どこかシャイで頑固おやじみたいな雰囲気もあり
そして受け様が大好きななまはげやシーザーに似てるのですよ(笑)
受け様もかなりマニアックで二人のやり取りは笑えます。
念願かなって攻め様と身体だけの関係になるのですが、攻め様が怪我をしたことで
受け様はこの関係は攻め様の為に解消しなければと思うようになるのです。
それは過去の受け様がトラブルに巻き込まれた事に関係している。
そして再び受け様の周りでトラブルが発生してしまう事になるのです。
攻め様とその息子の男同士ならではの親子ケンカもカラッとしてて微笑ましいです。
身体から始まるような恋愛ですが、読み応えあって惹きこまれます。
中原さんのは好き嫌いあるんですけど。あらすじに魅かれて買ってみたんですけど
楽しかったです。
好きになるプロセスや子供の頃の事件などきちんと筋がたっていて
素直でやさしかった良一が立派な淫乱ゲイに育つなんて・・・なんて素敵なんでしょう。
兄のようにしたい弟のように可愛がった親子にもみくちゃにされる良一・・・なんてうらやましい(え
隆也のHの時に豹変ぶりが萌えポイントです。やるなオヤジ!!
オヤジ好きーにはたまらないではないでしょうか?
表紙イラストがこの作品を見事に表現しています。ちゃんとなまはげが描かれているのもイイ!
1冊丸ごと表題作です。
栢山の目線で進んでいくのですが、野垣が好きなのに、智也に迫られるとつい誘惑に負けてしまいそうになるフラフラぶりが素直で可愛かったです。野垣が好きだからなまはげコレクションが趣味だという斜め上の発想にも脱帽です!
野垣の気持ちは分かりにくかったのですが、ストーカーや記者を影で撃退するとか強面な男の純情ぶりに萌えました。
フラれても断られても諦めずに迫る、智也も高校生ながら良い男だったので、彼が主人公のスピンオフも読みたいと思いました。
三人の恋模様だけでなく、絵本作家としての栢山の仕事ぶり、栢山の過去の事件、ゲイとしての世間の評価、逆恨みストーカー事件と盛り沢山の一冊でした。満腹です。