“好きで、好きで、大好きで、ごめんなさい。”

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表題作笑い話のようだ

3年間片思いした大学生 泉星太
実家の大工になる高校同級生 志野屋一

その他の収録作品

  • 憧れの日、光る星
  • 今日はMeから
  • はなびの頃
  • 宿題は最終日に終わらない
  • あとがき

あらすじ

泣き虫長身ヤンデレ × 男前バリバリ方言男子

一番近くに居てくれた親友だったのに、ボクは君に恋をしてしまった…。
大切な人だからこそ、自分では決して幸せに出来ないと足踏みをしてしまう。
恋の切なさを詰め込んだ、抱き締めたくなる物語。


ゲイで心底根暗な高校生、泉 星太(いずみせいた)は親友の志野屋 都一(しのやといち)に恋をしてしまった。志野屋は泉と正反対で明るく周りから頼られる彼女持ち。
進学を前にして泉は志野屋に触れる最初で最後のチャンスを貰う。
志野屋と夢見るようなセックスをしたものの、親友の人生を狂わせてしまうのは絶対にダメだと言い聞かせて、恋を静かに殺していく泉の切なさ。
そして、自ら求めたのに、その想いを否定されてしまう志野屋。
好きな人にただ好きだと言うだけではいられない不器用な恋。

これこそまさにBLの醍醐味。

笑い話のようだ 北風
笑い話のようだ 南風
憧れの日、光る星
今日はMeから
はなびの頃
宿題は最終日に終わらない ★描き下ろし
あとがき ★描き下ろし

(出版社より)

作品情報

作品名
笑い話のようだ
著者
じゃのめ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS ~ポーバックス~【非BL】
発売日
ISBN
9784893937643
3.6

(45)

(12)

萌々

(16)

(8)

中立

(6)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
14
得点
154
評価数
45
平均
3.6 / 5
神率
26.7%

レビュー投稿数14

バランスが良いカップル

こちらがデビューコミックスということで未洗練な部分はあるのだけど。
それでも泉と志野屋の悶々とする胸の内や相手を愛おしいと想う気持ちはしっかりと伝わってくるので感情を乗せて読むことが出来ました。

ひとり頭の中でぐるぐる考えて想いをぶつける前に自己完結してしまうタイプの泉には
志野屋のようにちょっと荒いくらいに感情表現してくれる人が合っているのでしょうね。

でもそんなキツめな志野屋がなんだかんだ泉のことをめちゃくちゃ好き、っていうのが萌えました。

0

攻めのリアリティがなさ過ぎて

 デビュー作ということで、正直全体的にまだ荒削りな印象を受けました。話の流れやキャラ設定は悪くないのだけど、いまいち萌えきれなかったです。作品のキーとなっている泉のヘタレっぷりが、好きな人には刺さるだろうけれど、一度苦手に感じるととにかく鼻につきます。せめて何度も泣くのはやめて欲しかったかも。受けへの愛は筋金入りなのに毎回積極的になれずに、身を引こうとするばかりな態度にちょっと苛ついてしまいました。志野屋も淡々としているので、甘さを感じられるシーンがほとんどなかったです。

0

好き嫌い別れる作家さんなのかな?

心理描写が細かく人に気を遣い過ぎるところとか細かいところで共感してしまう部分はありますが私にはクドく感じてしまいました。
読み進めるのが(購入してしまったから読もう)の気持ちでやっとで最後の方は流し見してしまい合わなかったです。

0

受けが好み。

じゃのめ先生はカラー使いが独特で凄く好き。絵柄自体も、BL読んでるな〜と感じさせてくれる作家さまの一人です。デビューコミックスをなぜ選んだか。地味だが萌え設定なのだ。

高校卒業間近の泉と志野屋のお話。泉が死ぬほどヘタレ(攻め)で、受けの志野屋の男前さが際立ちます。元同級生同士のわちゃラブです。

6話構成で、玉砕覚悟で泉が志野屋に告白するところから始まり、それからの二人が描かれていきます。

泉は妄想力がハンパない、ネクラでジブリ好きのゲイ。卒業後は札幌の教育大学に進学が決まっている。志野屋はヤンチャ系の彼女持ちで、進学はせず、父親のもとで大工として働く予定。大大大っ好きな志野屋に思いを告げた後は、思い出づくりで終わると思っていた泉。なのに予想外な展開が。

受け入れてもらえるはずがない志野屋に好きだと言われ、卑屈属性の気がある泉は夢のようで信じられないんですけど、ヤルこたぁしっかりヤルっていう。泉が持ち前のネクラさでグルグル穴を掘っていると、積極的で前向きな志野屋が助け舟をだして、なんとか二人の関係が進展していくって感じで。

思考がゼロか百で、努力する方向がズレてて、人との距離感が若干おかしくて、奥床しい乙女な感受性を持ちながら、その逞しい妄想力故にいきなり無慈悲な残忍性を発揮するような泉という男。志野屋に言わせれば単なるメンドクセーヤツ、なんだけれども…

ちょっとフクザツな家庭の志野屋は、グルグル考えたあげく遠慮してしまう泉の素直なところとか、泉なりに気遣いをしていることをよくわかっているんですよね。クリスマスとか夏の花火のエピソードがいいんだよなぁ。志野屋が泉の気持ちを気付いていても、気付かないフリをしていたことがあったり、とか。

泉の妄想力が起こす地味な事件が、一話一話読ませます。遠距離の不安。メール攻め。無意識にエッチを誘いたい。などなど。わたしは笑っちゃったんですけどね。それとちょっとしたセリフがツボで、特に3話の終盤、「家族でもないのに」からはじまる志野屋のモノローグに、じーんときました。

1

方言萌えですね!

この作品は、サイトさんで連載しているときから知っていたので、コミックスが出てるっ

2

この作品が収納されている本棚

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