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オレよ、素直になれ!!!
展開とかに意外性はあったりはしないんですが、コメディ調でテンポも良くて読みやすく、私は何より作中に出てくる台詞が好きでした。多くのシーンのセリフが胸を打ちます。個人的に一番好きだったのは「物や色や感情が、なにもかもが2人の間でごちゃ混ぜになる。先輩がそれを『いいな』と言う。」「こんなに幸せなことはないーー」というセリフです。ぜひどの場面で出てくるのか読んで確かめて見て欲しいです。
美大生同士、先輩の紹介でルームシェアをすることになっちゃった一年生の氷河と三年生の灯先輩。
初対面なのに「バカが!」「童貞先輩」と言っちゃってお互いに一触即発の二人。当然、犬猿の仲みたいになっちゃってどうやってBがLになるのか?このままケンカップル路線でずっといくのか?と思ったら、結構早い段階で氷河が灯先輩に対して恋に落ちてしまいます。灯先輩のことをあんなに童貞先輩とバカにしていたんだけど、あるきっかけで灯先輩のことを見直すんです。
氷河には有名デザイナーとして名を轟かせている優秀な兄がいて、周りからは有名な兄の弟という色眼鏡を通じてしか見てもらえなかった氷河だけど、灯先輩だけが有名デザイナーの弟だからなんだと言ってくれるのが新鮮で救われる氷河。
この人のこと結構好き…と思ったのに、口をついて出たのは「バカが」の一言。
人に好意を伝えるのが久しぶりすぎて、思っていることと真逆のことが口をついて出てしまう!もうこれが病的なツンデレレベルで笑えます。デレの部分は本人と読者しか判っておらず、灯先輩側からするとツンしかないという状態です。本人もアベコベすぎる自分の行動に悩んで病院行こうかな…と思っちゃうほど。
ツン部分しか見えない灯先輩にはお気の毒だけど、あぁ何でこんな事言っちゃうんだ!俺!!とジタバタする氷河の心の内側が可愛い。そして氷河が時々暴走しちゃって言葉ではなく態度で示しちゃう部分にドキっとさせられます。
告白ですら否定の否定で拗れすぎててややこしいんだけど、氷河の心臓がドキドキしているからちゃんと本気だと伝わるっていうのもいいです。
答姐でオススメされていたので読んでみました。
攻めが先輩に対して態度悪いなーと思いながらもこれがどんなラブ展開になっていくのかとドキドキワクワクしていたら、見開きの「バカが。」発言に大爆笑してしまいました。
凄いインパクト!!
その後は攻めの心の声が常時聞こえていたので、ヘタレっぷりを楽しめましたが、普通に言葉だけ聞いてたら、コイツ本当に性格悪いなとしか思えないと思います。
心の広い受けの好感度が高いです。
エロシーンなんて、攻めがもはや心の声と会話までしちゃってるし、ヘタレなのにやたらオラオラなのが笑えました。
すれ違いや誤解にヤキモキさせられますが、絵柄も可愛くて、楽しめました。
萌えるかと言えば萌えはしない。
ムードも減ったくれもあったものじゃないですが、
実にドタバタ感がたのしい1冊なのです。
お話の始まりは突然同居人から言い渡されたサヨナラ宣告。
「大丈夫、変わりはよういしてあるから」
ところがその同居人、後輩のくせに超不遜。
生意気で上から目線。
ところがあることをきっかけに豹変・・・する?!
や、気持ち的には「好き」に傾いても
かたくなに表面が変わらないのが面白い。
「ツンデレ」と銘打ってはありますが
相手からすればそれはツン☆オンリーなわけで。
「ツン」の自覚はあるからあと一歩、とは思うのだけど
自らも「ツン」の有り所に葛藤している様が面白いので
ま、そのままでもいいのかなと思ってみたり。
次回は少々のデレでも期待したいところ。
灯先輩、発火しすぎですね。確かに可愛いけども……その内、燃えちゃいませんか?
それても、沸騰しすぎで脳みそ溶けちゃいますか?
この、カップル面白いわ。
氷河も脳内の俺とは別の言葉が出ちゃったりして。しかも、言ってはいけないワード的な。
表紙とかの絵の具で童貞とかバカとかモヤシとかオレ様とか書いてあるのが、なんか気になって思わず手にした作品でした。
でも、くるくるパーマと下まつ毛の緑山ミドリってキャラが一番好きかも知れない。