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表題作女王様と犬

村上修司
ライバル会社の社員
庵野聡
大手ビール会社の研究員,29歳

あらすじ

ビール会社に勤める庵野は、つらい片想いを忘れるため、一夜限りの出会いを求めていた。ある日出会った端整な青年・村上を女王様のように高慢に誘惑して喰ってしまうが、後日ライバル会社の社員だと知る。しかもワンコのようになつかれ、毎日熱烈に口説かれるハメに…。気づけば片想いの相手より村上のことを考える時間が増えている庵野だったが素直になれない。だが強引に迫られるうちに、「待て」をしたはずの犬に淫らにむさぼられて!?

(出版社より)

作品情報

作品名
女王様と犬
著者
中原一也 
イラスト
立石涼 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
ISBN
9784799712023
3.7

(50)

(12)

萌々

(18)

(16)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
13
得点
183
評価数
50
平均
3.7 / 5
神率
24%

レビュー投稿数13

THE年下わんこ攻めというべき一冊

THE年下わんこ攻めというべき一冊。
ものすごく犬で気持ち良いくらいでした。

妻帯者の同僚に片思いをしている受が、ゆきずりのsexというより情交の方がふさわしい感じの一夜を過ごした相手に熱烈に惚れられてしまう。
ほぼほぼストーカー状態で追いかけられているうちにいつのまにか片思いの同僚の事を考えるよりワンコなストーカーの事を考えている自分に気がつく受。



攻めの犬っぷりが素晴らしすぎ、これは犬が転変した姿かな?いつ犬に戻るかな?とさえ思ったくらい犬です。
受けちゃんがあんまり女王様っぽくなかったけど、攻めを前にS心(…というか躾心?)が発露した際は可愛い女王様になるのもよかったです。
躾のお預けさせられた攻めが獣になってしまうのも良きでした。

中原先生の気を衒わないストレートなラブコメ。ライトですが物足りなくはなく読後感の良さはさすがです。
少し昔のお話ですがやっぱり面白いなぁと思います。

2

良い年下ワンコだった。

ご主人様第一主義で、下半身のものを硬くさせながらもご主人様のお許しが出るまで「待て」が出来るお利口ワンコ。

受けは一晩きりのつもりだったんだけど、それで終わりにしたくないワンコは、受けを必死で探すんですね。
「この人探してます」系の下手くそな似顔絵付きのポスターを電柱に貼ったり、新聞の尋ね人欄を使うようなやばい探し方なんだけど。
そんな必死さも愛おしく感じてしまうというか私はこういうワンコ大好きなので、大変楽しく読めました。

攻めは、基本爽やか系のリーマンで受けの言葉に耳を赤くしちゃったりする純粋なところもありながら、きちんと男の色香も兼ね備えている。
文句なし!!

ワンコストーリーとしては王道で、先が読める展開なこともあり、スラスラ読めてしまってもう終わり?もっと読みたかったのに〜と思いました。

0

これぞワンコ攻め!

ワンコ攻め大好き!ワンコに腹黒さはいらんのじゃい!な私にはドストライクなワンコ攻めでしたv

酔った勢いでどう見てもノンケな男を喰っちゃった受さん。そしたら妙に懐かれ…を超え、ストーカーされる始末(笑)
ただこのワンコ、一生懸命で可愛いです。ひたむきというか。意地っ張りで素直じゃない受さんにはこれくらいがちょうどいいのです。
何故か昔から動物に好かれる受さん。どうして、なんて、読んでりゃ解ります。そりゃ攻さんも惚れるでしょう。自然と納得出来る人となりです。

お仕事人間な受さんの日常や中原先生らしいエロも楽しめる1冊でした。

0

与える愛が心地よい

1冊丸ごと表題作です。

庵野(受け)の片思いの相手・長谷川には妻がいる。実らない恋は分かっているので躰だけでも満足しようと行きずりの相手と身体を重ねる日々を過ごしていた。ある日、具合が悪くて休んでいると、村上(攻め)が通りかかり…。

庵野の「特別な感じ」が良かったです。普段ならノンケには手を出さない。初めて自分の感情が把握できない。そして、村上から受ける初めてのLOVEに満たされてほだされて…がとても自然で素直に受け入れられました。

村上の探偵まがいのスキルにはビックリ!器用そうだし実はピッキングとかもできるんじゃないかって思いました(笑)明るいワンコのストーカーという感じで恐怖心が一切でなかったのが良かったです。

個人的に萌えたのが、長谷川がサンドイッチを持った庵野の手ごと掴んでかぶりついた場面。イラストをぜひ!と所望でした。

営業×研究職のリーマン同士の恋愛模様ですが、研究データ無断ダウンロード事件も絡み、飽きない展開です。徹頭徹尾、村上が庵野大好きなのが読んでいて心地良かったです。ワンコ攻めとクールエロがお好きな方にお勧めです!

2

「わん」と鳴かれたら溺愛です

実生活では猫派ですが、BLのワンコは大好物です。

ノンケでワンコ気質の修司と決して実らない恋をしているゲイの庵野のお話。
庵野は同僚に恋をしているが、その同僚は奥さんにベタ惚れでノロけを毎日聞かされる辛さを一夜限りの相手に慰めてもらう日々を送っていた。
そして、ある日酔いすぎた庵野を介抱してくれたやさしいノンケの男を強引に誘い受。
庵野はいつも通り一夜限りと思っていたが、なんとノンケくんはあっという間に庵野に惚れてしまいます。
いたしている最中からもうノリノリだったのがちょっと笑えましたw

偶然通勤時に再び会ったところからもうワンコ修司はストーカーと化します。
庵野を大好きで仕方ない修司はあらゆる手を使って接近しますが、ぜんぜん相手にされません。
そうこうしている内にお互いがライバル会社に勤めていることが発覚。
愛社精神の強い社員たちは一触即発な雰囲気なので、もし知り合いだという事がバレたら大変!

それでもワンコ修司は庵野に振り向いて欲しくて庵野の事を探偵ばりに調べ上げて口説きます。
やっと振り向いてもらえたかと思いきや、ライバル会社ならではの事件が発生し二人の仲も暗礁に乗り上げますが…

とにかくなんでノンケの修司がそこまで庵野を好きになっちゃたのかは微妙にわかりませんが、でもなんか許せてしまうほどワンコ修司が可愛いので、まっいっか、ってなります(笑)
かたくなだった庵野も同僚への気持ちがいつの間にか修司に向かい、その気持ちを認めた途端ワンコを溺愛です。
もう勝手にしてくれ!ってな感じのラブラブCP誕生でした。

2

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