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小鳩めばるさん、「思った以上に・・・」って感じの作家さんです。
前に読んだ本も何気なく読んでいたのに、オチにくる頃にはもう可愛くてキュンとして、確かに少女マンガっぽいというかリアルでなくて「BLはファンタジー」って感じでなのですが、だからこそ萌えツボをすごく突かれます。
どちらかというとリアル寄りのBLが好き、って思っていたのですが、こういうのを読むとふわふわしたのもやっぱ好きだな・・・と思えます。
「溺れる恋の痛手」
この攻めすごくいじわるじゃないか!と思ったら雑誌の「いじわる特集」で考えついたお話だそうです。納得。
受けに優しくない、いじわるばかりして散々泣かせる攻めはあんまり好みじゃない・・・ですが、年下攻めが好きなのでこれは楽しめました。
でもこの攻めであるミチはいじわるというよりは、ちょっと思考、というか指向がズレてる不思議系という感じです。
やってることの意味がわかり辛く、自分の世界が強くて、結果的に受けである仲村が振り回されています。
不思議系のキャラって、普通の人より自分の中に受け入れるキャパが低い気がする。だからそんな人がこの人だけは、と思って自分の側におくって普通の恋愛より難しく、その分執着が強い気がします。
高校の優しい先輩とどこか変わった後輩という設定もよかったです。
いじわるで最後まで上から目線、自分は好きっていってあげないくせに「俺の事好きなんだろ?」て感じは、仲村に「好きなのは自分だけなんだ」と不安を抱かせるのですが・・・
しかし仲村の泣き顔が可愛くて可愛くて、泣かされたかわいそうって思うのに、泣き顔が可愛くていじめてしまう気持ちがわからなくもないです^^;
も少し優しくしてあげれば、て思うけどけして愛が足りないというわけでない、その辺がもう絶妙に描かれていてただの嫌な奴!て感じでないのが面白かったです。
ミチが後輩だからか、やはり子供っぽいところが垣間見える瞬間はよかった。
「星屑ライン」
地元のやんちゃで不良な高校生、章太と亘のお話。
他校と喧嘩ばかりで傷だらけだった2人が卒業して就職し、大人になって・・・という時間を重ねたお話です。
学生の時の友情も、だから言えないでいるせつない感じもすごく詰まっていて、何より元不良なのに非常~に健気な章太が可愛くて可愛くて仕方なかったです。喧嘩して残っている傷跡を見られたくないと必死にかくすところとか…。
小鳩さんの作品はぞくぞくするような情熱的な恋愛という感じでなく、きゅんとくるものが多いですね。ちょっと「少女」の入った男性て感じもします。でもこの雰囲気、とても好きだなぁと思います。
すごくオススメしたい1冊です。
小鳩めばるさん好きなのですが
最近んの作品でなかなかはまるのがなくなってきています
この作品の表紙とても綺麗です
睫毛の長さも目の幅も髪の柔らかさも、とても綺麗でしばらく
読まずに眺めていたくらいです
ただ目の下の点々というか点線はずっとデビュー時から気になっているのですが
今回の作品は初よみではなかったので読んだ感想を一度切り替えて再度読もうと思いましたが
やはり感想はあまりかわらなくて
全体的に好きになれない作品でした
高校の先輩と後輩
いつでもくっついていた関係
言葉にしなくとも体にはふれる
これを、切ないと思えるなら
この作品を好きになれたと思います
都合よすぎるだろと思ってしまったので、そのもの全てに気持ちがついていかなかったです
・恋に落ちたら僕のまけ
二次元しか好きになれないという
系統の話でわりと楽に読めました
もっさくて暗い人物をめばるさんが描くのが意外と良かった
読み切りであるとどうしても短い展開になるのは仕方ないのですが
今回のどの作品においても
面白かったと思えなかったのは
どうしてなのか、はっきり理由がわかりません
BL作品を読みすぎてしまっているのかもしれないなと
ゆっくり読めていないのかな
「かわいいがいっぱい」と帯にあるとおり、どの作品も可愛かったです。
受がみんな泣き虫すぎる気もしますが、ふわふわ甘い雰囲気には合っているので、これはこれで有りかな。
攻が受を(逆もありますが)抱きしめるシーンで、たびたび受の頭まで抱え込んでいて、そのしぐさから愛しさが伝わるようで萌えました。
受がみんな全力で恋をしているのに、ほとんど相手に見返りを求めていない様子が健気できゅんとします。
キャラクターが全員若くて、年相応の恋愛をしているので、単純明解で読みやすかったです。
好きだ、両想いだ、エッチしよう!みたいな即物的な流れも、お互いテンション上がっちゃってる感じで可愛かったです。
ただどれも内容がライトなので、キュンとしてわあって萌えて読み終わったらすっきり、みたいな、食べてもお腹に貯まらないお話ばかりでした。
そういう本も好きなので嬉しいですが、どうしても盛り上がりには欠けるので、評価は萌どまりです。
全体を通して、絵がとても色っぽかったです。
特に受の表情がセクシーでした。
エロシーンはそんなに多くないですが、なんとなく甘い色気が漂う一冊でした。
このコミックは、表題作の他、いつくかの読み切り短編が収録されているコミックです。
「溺れる恋の痛手」
自分の一つ下のミチからどうしても離れられない仲村は、どうしても好きと言えず、辛い思いをするのですが、結局年下のミチから上手くリードされてしまうのです。
一方、ミチの方も他人と深く付き合うのは苦手なはずなのに、なぜか仲村だとすんなり心落ち着けることができるのです。仲村が帰ってこないことを不安に思って落ち込むミチは、結構やきもち焼きかも知れません。
「星屑ライン」
安藤は、毎日いらいらしていて、けんかばかりの日々を送っていますが、章太と出会うことで少しずつ変わっていきます。相変わらず安藤はけんかをしますが、それでも安藤の中ではけんか以外にも、章太の存在が大きくなっていくのです。
高校卒業後、就職で地元を離れる章太ですが、そこで改めて安藤は自分にとっての章太の大きさを思うのです。
さらに数年後、二人は再会したときに、また物語は動き出すのです。
ヤンキー同士の恋愛って、どちらもツンとしているようでどう楽しんでいいのか正直分からなかったのですが、この作品では、あっさりとヤンキー同士の恋愛をその後のエピソードを交えて描いています。「じゃあな」というヤンキーの一言が結構胸にぐさりと来ました。小鳩先生は、こんな高校生の話が本当にうまい気がします。
私のストライクゾーンって狭かったようです。
ちょっとい、いじわるで、いじっぱり。
甘くて切ない恋のお話。
絵も、泣き顔とか、すごくかわいい。
巻末の「モエパラ☆スペシャル」。
どれも、すごく好きな設定と展開。
こんなマンガだったら絶対におもしろそうだし、好きなんだけど、、、、
本編として収録されている作品がこんな風だったら、絵とかには全然文句ないので、もっと高評価になるのになぁ。
どうも全体に、攻めの性格が、好きになれないって言うか。
ヤンキーが嫌いなのかなぁ、っていっても、そんな作品は一つだけだし。
パラパラながめた、絵から受ける印象は、とってもいいんだけどね、
いざ、ちゃんと読み始めると、いちいち何かが、どこかが、引っかかる、この、不快感。
絵は、
絵は好きなんだけど、お話が好きなれないってことで、限りなく「中立」よりの、「萌」一つ。。