__モコ__
そんな言葉が綴られている表紙を見たら買わずには居られない、そんなお正月。
今号は2月号と言う事もあってか、割と甘めなお話が多かった気がします。
巻頭カラーは新田祐克さんの『タイム・シェア』。『春を抱いていた』の番外編でしょうか(無知ですいません)。
以前、違う雑誌で新田さんの漫画を読んだ時、苦手だなぁと思う絵柄だったのですが、時間が経つとそう言うのも変わって来るのか、今回は大変楽しく読ませて貰いました♪
私の一番のお目当ては中村明日美子さん!
雑誌全体的に読みごたえがあり、とても面白かったです♪
という訳で、沢山ある中でも特に気になった作品を。
◆中村明日美子さん『薫りの継承』
今回は、竹蔵と忍の過去がメインで進んでいきます。
竹蔵は血の繋がらない忍が好きで、許嫁が居るのに別の甘い香りをさせて帰ってくる兄にとてつもない違和感と劣情を感じている。
けれど、それをぶつけた所で彼から何か返って来る訳でもない。
そんなある日、許嫁が泊まりに来て、ドアの隙間から二人の甘いキスを目の当たりにする。しかも、忍は自分に目線を寄越して。
元々は純真無垢な竹蔵。どれだけ冷たく突き放されても、竹蔵は忍を追い掛けたし追い求めた。
階段から飛び降りるぞと脅しても冷静沈着に突き放した癖に、足を踏み外すと庇ってくれた。どうしても、竹蔵は忍から離れられない。愛して止まない。
そんな感情が、最初と最後の数ページで嫌と言う程味わえます。
特に、忍がホテルのトイレの個室で竹蔵を待っているシーン…!最高に卑猥で淫靡…!!
竹蔵が忍から離れられないのは勿論の事、それ以上に忍は竹蔵に溺れている気がします。
◆一二三もげぞうさん『ヤりたいお年頃の濃密な関係』
この作者さんの漫画は初読みでした。
2話続けて掲載されているんですが、何となく、読んだ事あるような誰かに似た感覚があるなー…と考えて居たら、私の中で、腰乃さんが思い浮かびました。
絵柄が似ているとかでは有りませんが、感覚的に似ている感じがしました。(個人的感想です)
笑える所もしっかりあるし、イケメンだけど抜けまくっている若しくは色んな意味で怖い、というのが面白かったです。
でもやっぱり、後輩がずんずん先輩に迫るとか、何となく…うーむ。
◆鳥海よう子さん『がむしゃらロンリー』
イケメンモテモテ男子の瞬と、ゲイバーのバーテンダー・城崎のお話。
この瞬がどうしようもないダメ男で、ネコ被りで男をてごめにしようとするのだけれど、城崎に鼻で笑われ、しかも宿がナイとママに泣き付くと城崎の家に泊まる事になってしまって――と進んでいきます。
この…この城崎が何とも格好いい!!!私のタイプ!!(*ノωノ)
そして瞬が本当にダメダメなんだけど、徐々に城崎に惹かれて…と、とっても面白い展開&絵柄が最高に面白かった!
もし今後続きがあるなら是非読んでみたい内の1つです。
◆池玲文さん『媚の凶刃』
ヤクザの加碔と、その部下の韮沢。この2人の出会いのお話です。
これ、いいです!まだ加碔に教育される前の韮沢が、尖っててイイです♡
この後どんどん教育&開発されていく訳ですね…
こちらの作品を読んだ後、又改めて単行本『媚の椅子』を読みたくなりました!
他の作品も本当に面白い物ばかりでした。
次号は2月28日発売の4月号となりますが、大和名瀬さん『最恐教師~教師も色々あるわけで~』の前編が掲載される予定だそうです!
又、中村明日美子さんはお休みのようです。
本当にどの作品も面白く読みごたえがあって、買ってよかったなーと思います♪