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表題作いとしい、ということ

斉木圭一 ,27歳,大手企業のリーマン,受けの部下
嘉山智秋,31歳,攻の会社の主任

同時収録作品夏のコントレイル/ウィークエンドの憂鬱

じいちゃんの本屋を手伝う高校生 美坂廉治
童顔のリーマン 白川秋介

同時収録作品暴君に刻まれた劣情

軍人 陸軍騎兵大佐 佐野征次郎
文筆家 冬月

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

大手企業で勤務するクールビューティ、嘉山智秋。仕事ができて頼りになる後輩の斉木圭一のお見舞いに向かうと、そこにはいつものイケメンぶりが嘘のような隙だらけの後輩の姿が。その夜の出来事が、上司と部下であるふたりの関係を変えることに。
失うことを恐れ、いつも他人に深く踏み込めないでいた嘉山だが、自分のことだけを見続けてくれる斉木に、あいつとならもしかして…という想いが芽生え始め――。

(出版社より)

作品情報

作品名
いとしい、ということ
著者
高崎ぼすこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
ISBN
9784812480861
3.3

(144)

(19)

萌々

(39)

(63)

中立

(18)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
33
得点
458
評価数
144
平均
3.3 / 5
神率
13.2%

レビュー投稿数33

私好み

高崎ぼすこさんの作品の中では一番好きなのですが、あまり評価は高くないのですね。残念。
表題作の『いとしい、ということ』はリーマンのオフィスラブです。仕事ができる上、美人なくせして人付き合いが苦手という設定が美味しいです。もう少し、二人が恋に落ちる瞬間の細かいエピソードなんかが見たかったです。
『夏のコントレイル』は出会い頭に衝突するというベタな展開からスタートする、DKとリーマンモノです。白川がどう見ても10代に見えますが、いくつなんでしょう?
『暴君に刻まれた劣情』は明治から大正辺りを舞台とした、軍人×文筆家の耽美なショートストーリーです。冬月に椿の花の刺青を入れさせる、というドSな佐野に滾りました。ただの陵辱強姦ではなく、一生消えない傷を冬月に刻んだわけですよ!どんだけ執着してんだってはなしですわ。軍人が大好物の私はもっと続きを読みたかったです。

10

キュンキュンと撃ち抜かれました♡ (//∇//)

帯 『 言い訳 そろそろ終わりますか?あなた…かなり気になってるでしょ、オレのこと。』

デビュー作とは思えないほど色気のある絵柄、お話のクオリティの高さに興奮!(//∇//)

言葉のセレクト、エロアングル、胸キュンレベル、どれをとっても最上級!(//∇//)

『いとしい』という想いが溢れている1冊でした♪

私的には 『アタリくじ』 ♪♪ (//∇//) オススメです♡♡



8

もっともっと読みたい♡

絵が(特に後半)とても美しくて迫力もあって、色気もかなり感じるし、
なかなか読み応えアリの本だと思いますよ☆

さて、表題作。
美しい表紙の絵と、「いとしい、ということ」のタイトルで、
しっとり魅せてくれる話かなぁと勝手に推測していたのですが、
あんまりそんな感じではなかったかなw

攻めはスイッチが入ると抑えが効かなくなる年下の部下で、なかなかエッチでは強引。
対する受けは、仕事はできるけれど口下手で、押しと快楽に弱い人。

最初のエッチの時も、
攻めの告白に対して、「好きとかは・・・分からない」と言う受けに対し、
「キスしてみたら・・・何か分かるかも」と、激しめのキス。
そして(当たり前のごとく)我慢ならなくなって、
受けの手を縛って、マヨで(!!きっと臭いよ~っ!!)ほぐしてヤってしまうw

受けが当て馬に無理やりキスされているのを目撃した時は、更に強引に。
「舐めて」と、その当て馬の前でしゃぶらせる。
ネクタイを緩めながらそう言い放つ攻めは、かな~り色っぽいし、
「舐、める・・・これを・・・?」
と怯えた様な顔で思いながらも、受けが従順に口に含む姿はとても官能的。

そんなコトをしているかと思えば、
攻めを仕事面で鍛えるという、受けの上司らしい一面を覗かせるエピソードがあったり。
なんだか、とっても盛り沢山なお話でした☆
個人的には、
設定や個性を含めてちょっと盛り沢山過ぎで、もう少しスッキリした方が好みだなぁ~
と思っていたら、残りのふたつのお話は正にスッキリ!!で、素晴らしかった~~♡


■「夏のコントレイル」
高校生 × 高校生に見えるリーマン
本が好きという共通点と、第一印象と実際とのギャップに惹かれたせいもあってか、
年の差がありながらも、急速に距離を縮めて仲良くなるふたり。
ショックな出来事があって、
一方はすがり一方は慰めるような形でふたりが躰を繋げるシーンは、とても自然で美しい・・・
やりきれない現実と、だからこそ感じる相手の手のあたたかさ、時の流れ・・・
色気と爽やかさの融合がとてもよくて、新人さんとは思えない素敵な作品でした。

■「暴君に刻まれた劣情」
凛とした姿の軍服黒髪 × メガネで和服の文筆家
年は30過ぎ、受けの背中には椿の刺青、8年もの間続いてきた関係、その執着と情熱。
もう、勿体なくてこれ以上はネタバレはできません!(言い切ったw)
いやぁ~でも、これを美しい絵で描かれて萌えるなって方が無理ですよ!!

表題作はそんなに・・・と思ったのですが(すみません)、
他の2話が本当に素晴らしかった~~♡
ちょっと気が早すぎるけれど、2冊目のコミックの発売がすごく待ち遠しい!
もっと高崎ぼすこさんの本、読みたいですよ~~~

10

あなたに必要とされたかった… (本編より)

同時収録の、暴君に刻まれた烈情 がクリティカルヒットでした!

「いとしい、ということ」
デキる男、斉木が好きなのは主任の嘉山。
風邪をひいてしまった斉木を見舞いにマンションへ。
すると、嬉しすぎて斉木の気持ちが爆発!抱いてしまう。
この気持ちに悩む嘉山は、相談しに馴染みカフェへ。
で、店員に襲われてしまって…
あなたに必要とされたくて頑張る斉木を見守ろうと思います。

↓↓↓
特におススメなのは…暴君に刻まれた烈情。
軍服、暴君、隠した感情 の3拍子(←個人的に)揃った佐野がヤバい。
文筆家の冬月には秘密が。それは、背中の刺青の椿。 
軍人の佐野に刻みつけられた烈情。
冬月を乱暴に組み敷く日々だったが、戦地へ行くことになった佐野の本心は…

ちょっと泣けちゃったりする作品がつまってます。

8

受け様の目じりのホクロ・・・素敵!

妙な所で萌えツボ頂いてしまったぁ~なんて読み始めた作品、受け様のイラスト、
目じりにホクロがあるのが思わず萌え心を擽ってくれました(笑)

一見クールに見えて仕事が出来る美人な上司、それをリスペクトしている部下の攻め様。
いつも受け様のために堅実に完ぺきに仕事をこなしてサポートしようとしてる攻め様が、
ふと気が付いたのが、自分にだけは他に見せない顔を見せてくれると言う事。
受け様は意外に人見知りで緊張しいな可愛い人でもありました。

攻め様が遅くまで受け様のために残業して頑張っていたのですが、不覚にも熱を出し、
会社を休んだ攻め様を見舞いにやって来た受け様。
しかし、いつもデキる男と言う感じで身なりもビシッとしている攻め様のラフすぎる
姿に普段とのギャップを感じる受け様。
そして攻め様に請われ食事を作る受け様に、触りたい欲求が辛抱たまらん状態になった
攻め様が押せ押せムードで思いを告白して、受け様押され気味で受け入れてしまう。
この受け様、案外押しに弱くて、クールなのではなく、全てに於いて受け身さん。

何気ない二人のやり取りで相手の思いを知る事が多くて、かなり萌えどころが多い作品。
互いのいとしいって気持ちが伝わってくるんですよね。
それにイラストが好みってところが余計に作品の高評価になってしまう。
読み終わって気が付いたのが、この作品がデビュー作だと言う事。
いやー久々に綺麗なイラスト堪能させてもらったし、表題とは一味違う2編も
読みごたえがあってそれぞれに素敵でしたね。
高校生とリーマンとの恋なんて二人だけの恋に留まらず、何気ない時間の流れも
違和感なく描かれてたり、軍人と文筆家の激しい恋情なんかも表題と違う温度があって
どれも個人的にはいい作品だと思いました。

6

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