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表題作ANSWER

エリートサラリーマン 真芝貴朗(27)
保育士 秦野幸生(32)

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

行きずりの男・真芝に強姦されてしまった秦野。性欲の捌け口として関係を迫る彼に最初嫌悪を示していたものの、体が先に…。 ☆シリーズ続刊「SUGGESTION」著者:崎谷はるひイラストレーター:やまねあやの

作品情報

作品名
ANSWER
著者
崎谷はるひ 
イラスト
やまねあやの 
媒体
小説
出版社
ハイランド
レーベル
Laqia super extra novels
シリーズ
ANSWER
発売日
ISBN
9784894860605
3.6

(5)

(1)

萌々

(1)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
18
評価数
5
平均
3.6 / 5
神率
20%

レビュー投稿数2

崎谷さん初読み

強姦から始まるこのお話、
あんまりそういうのって得意じゃなくて、
持ってはいたもののあまり読む気がしなくだったんですが、
読んでみたら全然印象が違いました。
確かにエロは強い。
半分位までは、強姦されたものの関係は続いていて…という内容で、
途中で「もういいかな〜」と思いながらいたんですけど、
途中から動きが…。
ふーむ、そうか。
最初が最初だった分、進むにつれて、
攻めである真芝が元々鬼畜ではない分、やってしまった罪悪感で追い詰められていく様が、
また被害者である秦野が芯の強い人で、
人から愛されるタイプの人でありながらまだ出会えてなかったという人で、
その2人が体の関係がありながら、精神的には求められない姿に、
読んでて澄んだ綺麗な雰囲気を感じて、
読む前に持ってた印象が何処かにいっちゃいました。
なんかいい感じ。
最後救われていくのが、読んでてこっちもやっと息がつける感じ。
やっと自分そのもので相手に向き合えるようになった真芝。
秦野を大切にして欲しいし、幸せにして欲しい。
で、2人で幸せになって欲しいな。
続編出てるんですよね。
読んでみようと思います。
ちょっと楽しみ。

後関係ないですが、これって2000年なんですね。
途中で2人の上司である鎌田が秦野に真芝の住所を教える所、
今じゃ考えられないなーと。
ちょっと時代を感じながら、懐かしさも感じた。
最初が不快だった分、こんなふとした所でも温かみを感じてしまいました(笑)

3

体感系エッチ

のっけからエロエロです!!
セックスシーンが延々10ページ超。
受がとても淫乱です♪
でも、最初は強姦から始まった関係なのです・・・!

エリートサラリーマンの真芝は、元恋人の結婚式の帰りにやけ酒を飲んでフラフラになっていた時に秦野と出会い、元恋人と名前が同じだからという理由だけで、ひどいやり方で秦野を強姦します。
そして、これからも関係を続けて行くよう秦野を脅し、そうしているうちに秦野の身体はどんどん開発されて行き、冒頭のエロエロな淫乱ぶりをみせる程になるのです。

身体から始まった関係が、徐々に精神的なものに変わっていき、そこで葛藤が生まれるというのは、こういうタイプのお話の定石ですが、この作品にはもう少し隠し球がありました。
ここには詳しく書きませんが、その事により、強姦され無理矢理関係を続けさせられているのに、相手を思い遣ってしまう秦野の優しさや懐の深さが納得でき、また最初は傲慢なほどに強引だった真芝が自分の想いに気付いてからはとても臆病になってしまうのが理解できるのです。
この真芝の変化がとんでもなく、超俺様攻めかと思ったら、もしかしたらヘタレワンコ攻め・・・と、読んで行くうちにイヤーな予感がしたのですが、まさにその通りでした。
っていうか、最後は子供みたいだったよ、真芝!秦野が保父さんだから、相性ピッタリだわ。
そういう意味でも、物語の前半と後半は全然違う印象でした。
受の秦野は、外見は受け受けしいけど性格は普通の男の人っぽいのですが(時々オヤジっぽい)、Hの時になると人格が変わってます(笑)。このお話はそういう「ギャップ」萌えスキーさん向けなのかな。

とにかくHシーンばっかり、という印象があったのですが、Hの回数というよりは、1回のHシーンの枚数が長いせいなのかもしれない・・・(笑)。その度に、受の淫乱度がどんどん上がっているような。
最後のHシーン直前とか、結構切ないお話なんですが、全体の印象としては「H!」って感じでした。
それは作者の意図するところらしいので、しっかりそこは受け取りました!

ただ、Hシーンが多すぎて麻痺しちゃった感があり、あと攻があまりにもヘタレちゃったものですから、私的萌え嗜好にうまくハマらなかったのですが、受けの喘ぎが「あんっ」とか「や」とか甘ったるいのが多くてすごく素敵だったので(笑)、またこの作家さんのお話を読みたいなーという希望を含めて、甘めで「萌え」評価にしました。

6

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