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シリーズ全て読んでから、時系列がわからなくなり、最新の作品でこちらが第二弾と書かれていたので、最新からまた読み直し…
そうしないと私には人間関係がわからなくなります。
シリーズ第二弾のエリー、この人が最新まで尾を引くのですが読み直してもエリーがわかりませんでした。
こちらの第二弾ではメインはエリーとノーマン。
ノーマンは最初の作品でUGHに潜り込んできたFBIのスパイの恋人です。
心中に失敗して一人残されたノーマンを巡る話でした。
表面上エリーをメインに話は展開していきますが、心情はノーマンなので、エリーのことがよくわからなくなります。
エリーの気持ちはどこにいくんだろう…
ノーマンをヴァンに託してエリーはレベル4へ。
さて、第三弾のLAST DINERを再読しにいきます。
わたしはときたま定広美香先生のご本を読みたくなる読まずにはいられなくなる。
21世紀にもなっていない頃〜10年位前までのBLに存在していた諸々の特色があるからだと思う。
実際にはわたしは全く経験していない時代の女性向きのマンガなのに、妙に懐かしいような1番自分に合っているような気持ちにさせられる。
ストーリーや設定も型にはまっていないし、エロさも今のものよりずっとエロい。
これは定広先生以外のかたにも言えるんだが。
定広先生の絵柄がそんなに古臭さを感じないので読み易いことも好みの理由。
この作品は今日初めて読んだ。
あの2人がいなくなった後のアンダーグラウンドホテル内のお話。
主人公はソードの元オンナのノーマン。
前からやけに存在感がある美形だと感じていたけど今作ではエリーというボスとヴァンというドクターの狭間で揺れている。
その前は元FBIのウィルと恋仲になり心中を図り一人助かってしまう。
なのでノーマンはいつでも死にたい病。
なんかもういろいろぐちゃぐちゃで混線してます。
ラストは誰も死にません。
もっと昔の話だったらアンハッピーエンドになっててもおかしくないと思う。
リバとかアンハッピーエンドとかが衰え、BLと呼ばれるものは型にはまってこじんまりしたのではないだろうか。
単なる個人の推測です。
わたし自身まだ4年位しかBLに触れた事がない。
にしろ、ラストが死に別れとかはもう絶対読みたくないヒトになってしまっているんでね、書きながらジレンマに陥ってしまう。
「UGH」上下巻の、その後的続編。主人公が変わります。
ソードフィッシュの後にボスとなったエリーと、前作で脇役だったノーマンが主。
ノーマンは「UGH」の時とは随分雰囲気が変わっていて、自殺常習者となっている。
非常に暗い雰囲気のストーリー展開。
元々刑務所内で進んで「女」役になる事で立ち回っていたノーマン。エリーに心は無くとも投げやりに寝るけれど、次第に…的な。
しかし、ウィルへの愛に殉じたいのにもはや叶わず、医師やエリーなど他の男を愛しそうになる自分自身を許せないノーマン、なのです。
この葛藤が何とも重苦しい空気感。
この究極の環境の中での目まぐるしい愛の形。
生と死が濃密に絡み合う彼らの愛は、よそ見厳禁!
タイトルだけだと分かりづらいですが、「UGH 上下巻」→本作「KISS&KILL」→「LAST DINNER」→「CROSSOVER」の順です。
アンダーグラウンドホテルの続編?てかスピンオフです。
アンダーグラウンドホテル下巻のウィルとノーマンのファミリービジットでの乾杯のあと、そんな事になっていたとは…泣
確かに読み返してみると、なんか意味深な描写でしたね。そうだったのか…。
ソードの後にUGHのキングになったエリーと、ノーマン、医師のヴァンの間で渦巻く愛憎劇が本作の見所でしょうか。
ウィルの事を忘れられず、自殺未遂を繰り返します。
それを阻止するエリーとヴァンを疎ましく思いながら、エリーの身体に反応し、ヴァンの片方の瞳にウィルの面影を見て、惹かれてしまうという拗れた感情の三角関係が繰り広げられるんですね。
前作もかなりでしたが、本作もなかなかのドロドロ具合でたまりませんでした。
ノーマンがヴァンの左眼に惹かれたという理由で、ヴァンの左眼球を狙ったエリー…凄い独占欲と嫉妬心。
そんなに愛してるのに結局ヴァンに託すんや…って思いましたが、それがエリーなりの愛なのかな。
精神的には通じ合ったとは言え、ハピエン厨にはちとツラいラストでした。
久々に読む定広先生の監獄もの、やはりエネルギッシュで面白かったです。正直、ソードと潜の話には及ばなかったけれど。描きたいところをピックアップして描いてあり、エリーとノーマンの心情の変化は若干端折られている印象を受けたので。どうしてエリーはそもそもこんなにノーマンのことが気になっていたんだろう、ノーマンの心にはどのタイミングでエリーがこんなに引っ掛かるようになったんだろう。その辺りの描写は薄く、波乱に溢れた展開なので、もう少しじっくり読み込みたかったなぁと思いました。それでもラストの展開はお見事。ソード達の二番煎じにならないか心配でしたが、彼らとはまた別の決着の付け方で魅了されました。