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コミック
守り神と人間という設定は結構ありますよね。
さらに神と人間が添い遂げるというラストも、そういう設定では多いですよね。
ああ、でも。
この作品、読んでほしい。
神と人間に食傷気味という方でも、ぜひ手に取ってほしい。
話の流れとしては特別なものは何も見当たらないと思います。
勧めておきながら言い切ってしまってすみません。
でも実際、定石通りなんです。
身寄りのない竜二が、亡き父の親友が経営するホストクラブで働いていたところ、ヤクザの組長に一目惚れされて「イロになれ」と強要される。
毎晩店にお金を落としてくれる組長はあしらえるものの、問題は組長に心酔する根城で…。
という感じで始まって、予想通りの流れに沿って話が進むのですが、見ていただきたいのは描き下ろしの最後です。
縁側に座る竜二と魅月(守り神)。
想像通りの展開になりますが、最後にゾワっと鳥肌が立つほど心が震えてしまいました。
最近で言うと「lifeー線上の僕ら」を読んだときに通じる鳥肌が。
ベタです。
ベタなんですけど、このラストを見るためだけに読むのもアリだと思えるくらい、わたしは心揺さぶられてしまいました。
霧嶋さんの作画はわりとクセが強いので好き嫌いが分かれるかもしれませんが、タレ目のダイナミックな外人顔が好き♡と言う方は、鳥肌体験できるのではないかと。
わたしも途中までは「うーん、話もよくある感じだし、萌程度かな」と思っていたのですが、ラストでぎゅうううううんとこころを鷲掴まれてしまいました。
この気持ち、誰かと分かり合いたい。
誰かー。
一緒に鳥肌をー。
イラスト苦手な作家さんのお一人です
顔のバランスが怖い
ホスト。ヤクザ、私の苦手要素が盛り沢山だったので、
読むのをやめていました
ふと読む機会があり読んだところ
その設定はむしろなくてもよいくらい
しっかりとした話でした
ファンタジーになるのでしょうか?
色んな神様がいる。これだけで
泣きたいキモチになりましたが
人間と違って寿命がない設定が多い
神様たちは、大切な人を見送るという
ことを繰り返さねばならないのですよね
命に限りがあることを辛く思うことが
普通ですが
限りがないことほうがやはり辛い
当たり前のことですが大切なことを
再確認させてもらえた作品でした
それぞれの神で物語がみたい!!
職業ホストの成上竜二。
客の1人がヤクザ組長の女だった。
そんなヤクザ組長から突然の「イロになれ!」
今回はこの組長(ワンコなニオイがしてきて今回も面白そう)とのカップリングかと思いきや
この世の者ではないキャラの登場で、おや??
何でもこの竜二の実家は土地神様(魅月)とやらに守られてるみたい。
だけど土地神様が見える人、見えない人がいるみたいで、
竜二の父親は前者で土地神様を認めることができなかった。
土地神様も自分を必要とされない限り、その人間を守ることができない。
だけど竜二には見えてて、本人も忘れていたのですが
すでに土地神様と小さい頃に御魂初めの儀式みたいなのが済んでたみたいです。
しつこい組長(というか組長の側仕え・根城)から
魅月に助けられてとりあえずは実家に身をおくことに。
この側仕えというのが組長命な人で、とにかく組長のためなら、組長のためにな人。
だから組長や他の知らないところで、竜二に結構なチョッカイをかけてきてた。
そしてとうとう実家にいることさえも知られて…
竜二を守る魅月と根城との戦い。
そんな根城を止められるのは組長だけ!!
なにやら根城は組長にそういう意味で惚れてる?!
組長の一言で根城は引くわけですが、今度はこのヤクザ同士で何やらアリかな(期待)
さてさてこれでヤクザの方からは手を出されなくなった竜二ですが
魅月の過去の存在、じい様、父親の言葉も思い出し
土地神様と、めでたしめでたしです。
そして土地神様ですが、人間の寿命の短さでいつも置いていかれるばかり。
だけど竜二は自分が逝く時には土地神様も一緒に連れてく?みたいな。
そして年月も経ち、竜二もとうとう…
また土地神様は一人ぼっちになるのかと思いきや
竜二はちゃんと約束を守ってくれたみたい。
良かったvv
『一身上の都合により、執事はじめました。』を読む時に、
コミックの最後のページに、
「霧嶋珠生デビュー20周年記念フェア 記念小冊子プレゼント」
という文字を見て、特典ペーパー付きということで、新刊で購入しました。
新刊チェックをしていた時に、この作品は知っていましたが、
元々は買うつもりはありませんでした。
今まで読んだ霧嶋先生の作品は、可もなく不可もなくって感じで、
コミックも2~3冊くらいしか持っていないので、
小冊子は要らないかな?と思っていました。
しかし、応募要項のページに、
「1993年のデビューから今までの作品データと
書き下ろしショート漫画やイラスト、コラムなどを含んだ
かなりボリュームと読み応えのある100P前後ものになる予定」
と書いてありました。
応募負担額も送料を含めて390円と非常に優しい価格だったので、
所有しているコミックは全て古本のため、様々な付属品が無く、
これを機会に応募してみようと思い、新刊での購入を決めました。
ホストとヤクザ物かな?と思いながら読み始めると、
世界が変わってファンタジーになっていました。
まさに、主人公の竜二さんと同じ心境になりました。
様々な妖達との生活が楽しそうだなと思いました。
妖との遣り取りなど、妖達の日常生活をもう少し
見てみたいと思いました。
読んでいる時、笑うような面白さはありませんでしたが、
面白かったです。
このまま最後までコメディっぽく楽しく終わるのかな?
と思いながら読みました。
過去の竜二さんのお話、
父親の竜巳さん、お祖父さんの竜吉さんと、
魅月さんとのお話や、それぞれの思いが
とても伝わってきて、とても良かったです。
最後の物語の終わり方が想像していたのと違っていて、
意外だと思いました。
ハッピーエンドか、そうでないのか、
ハッキリとした結末は描かれていないけど、
最後は幸せそうな二人の表情が描かれているので、
きっと今後も幸せに暮らしていくのだろうと思いました。
いつもは、こういう終わり方は焦れったくて、
出来ればお目にかかりたくないけど、
今回は、こういう終わり方でも大丈夫でした。
神様と人間との寿命については、
やはり永遠のテーマだなと思いました。
今回は、あまり迷うことなく「萌」評価です。
今回の連動の応募が無ければ、今回の読後感を知ることもなく、
得ることもなかったので、この読後感を知らないなんて勿体ない、
と、購入前の買うつもりのなかった自分に言いたくなるくらい、
今回は購入して良かったと思えました。
作者さん買いをしたので、
ストーリーも把握していなかったのですが、ちょっと驚いた!
主人公がホストだったので、ホストものかと思って読んでいたら、
えええ!?突然ファンタジーでした(笑)!
ホストの竜二は、ヤクザな組長に強引に言い寄られているところを
妙な男、魅月に救われる。
この魅月、実は、人間ではありません。
竜二を代々守ってくれていた存在なのでした。
人外の存在に驚きつつも、共に生きようとするお話。
人ではない存在と人との恋愛には、寿命の問題があるのですが、
こういった描き方もいいもんです。
なんだかんだ言って、
ラストに少し涙してしまったのでした。