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表題作ばらのすべて

猫柳
チンピラ
植芝
元アイドル研修生・AV男優

あらすじ

アイドルの卵としてアイドル事務所に在籍する糸は、音信不通になっていた元事務所の先輩・植茂くんと1年振りに偶然の再会をはたした。糸にとって特別な存在である植茂くんだが、彼にとって糸は会いたくない存在だった。しかし、植茂くんのそばにいる猫柳という男が二人を引き合わせて……!?

作品情報

作品名
ばらのすべて
著者
山田酉子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Canna Comics
発売日
ISBN
9784829685358
2.9

(27)

(5)

萌々

(4)

(7)

中立

(7)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
14
得点
69
評価数
27
平均
2.9 / 5
神率
18.5%

レビュー投稿数14

ばらってなぁに?

最初に感想を言ってしまうと、「なんかわけがわからない」。
ふわふわして。
ぐずぐずして。

主人公は、芸能事務所の二軍・糸田川。
デビュー目指してレッスンを重ねている仲間たち/ライバル。
中の1人・江夏というのが頭一つ抜きん出て、周囲はやっかみや嫉妬、野心がじめっと漂っているが、糸田川は事務所をやめてしまった植芝という子のことばっかり考えてふわふわしている。
ある日AVに出ている男優が植芝と気づき…
植芝には悪い男がついています。というより植芝はクズが好き。
糸はノコノコとクズの猫柳に住所を教えて、怪しい荷物を預かることになり。

糸はアイドルを目指している設定だけど、な〜んにも考えてないっていうか。
やる気も向上心も野心も無く、危機感も自衛も無い。バカなの?
一方、猫柳はクズだから当然だけど、結局植芝も江夏も自分のことだけ。事務所もなんの教育もしてないみたい。
居心地の悪い読後感。
何より、植芝と糸田川の描き分けがイマイチで読みづらいです。
良かったところも一点。芸能界が舞台でこういう作品になるというのが逆に無二だなぁと。

0

久しぶりに、ダメだった・・・

ビッチ受けとか、どM受けとか、大好きで・・・
一途な攻めも、問題なく好みなんだが・・・

これに出てくる攻めは、イライラしすぎて完全にダメだった。

光と闇の主人公達のストーリーは、すごく良くて。当て馬の、悪党くんもいい仕事してたのに。

攻めが、チョロくてもだもだし過ぎて〜読んでてこんなにゲンナリしなのは、久しぶり。

設定は良いのにもったいない。
あと、主人公2人が〜顔が似すぎて、せめて髪の色とか変えて欲しかった。




0

表裏一体

面白かった!
アンダーグラウンドな話かと思ったら、そこに光の世界のアイドルがでてくるとは。
しかも、一途で純粋な天然アイドル君!

元アイドルの卵の植芝。
彼はドMの愛されたがり。
希望通り酷くされても、その愛は受け取らず……
結局、自分の性癖よりも真実の愛をとったのかな。
糸田川との顔の区別がつき難くて、ちょっと苦労しました;

そして、なんと言っても江夏がカッコ良かった!
ドSの受けなんて最高!!
中村との絡みが見たかったなぁ。

どうなるのかとハラハラしましたが、収まるところに収まって安心しました。
猫柳も魅力的だったと思う。

0

もうちょっと

植芝はSMで言うところのドMではないんだよね。
支配されたい訳でもないし、性質は果てしなくドSだから。
糸魚川も面倒な奴に惚れたな。江夏が普通にかっこよかった。
後半の持ち上げ具合といいスピンオフくるか?と思ったけど、どーなんでしょ?
あとがきで江夏は受けで中村に片思いと聞いて、ちょ、そっちください!!て思った(笑)

(2013.4.29)

0

撃沈。

アイドルものですが、まったくキラキラしてません。
元アイドルの研修生で今はAV男優をやっている植芝というだけでもダークさいっぱいなのかお判りかと。しかも植芝はどM。

そんな植芝に憧れていた糸と、植芝を食いものにしている猫柳。攻めの猫柳がクズで植芝利用するだけ利用して…という感じでまぁクズです。

銃とかクスリ的なものとか、ヤクザっぽいのとか、ダメ男 クズ男そういうものが描きたかったとありました。
確かにそういうものに満ちていますが、そういった奴らが我が物顔で登場してのさばるような話でもなく。
全員、ヒトクセある登場人物でキャラ設定は濃いけど、濃さを感じないのは何故か。みんな漂っているような不確かさというか。

植芝と糸が黒髪で似たような顔をしているので正直見分けに困ります。途中読んでてこれ誰だっけ?どっち?状態が多くて疲れました。

なんといったらいいのか、とりとめがなさすぎて感想を書くのも難しい…。撃沈。

0

もつれ込んでいく

ジャケ買いというより、タイトル買いでした。

フラットな気持ちで読み始めたはずなのだけれど
なんだか要らぬ情報が多い気がして気が散り、もつれ込んでいく感じになってしまった。ラストまで踏んばっても、なんとなく出口から先に行きたくない気分。

作者のこの空気は嫌いじゃないのです。
読み手は自由に感じとれればいい。

あとがきによれば、こういう人や物が出てくるBLが描いてみたかった、と。であれば、アイドルとの組み合わせが自分としては入り込めない要因だったのかも。キュンorハードな部分、どちらにも重点を置けないですしね。

しかし一途なのはいいけどおバカすぎるよ。ダメな男らも、最後までどうしてもカッコよく見えないままだったので残念です。

それでも、先のレビュアーさま方の感想を読むとどれにも頷けます。
私には、そんな不思議な後味の作品として心に残りそう...。

3

もしかしたらハッピーエンドだったのかもしれない

初めて山田さんの著作を読んだのは、TLでした。やたら女の子が酷い目に遭っている話ばかりでしたが、本来ならばかなり苦手な話の筈なのに、何故か残るものがあったのは、その女の子たちが皆、その事態を普通に受け入れて淡々としていたから。

この話に出てくる植芝くんは、その女の子たちと同じ気がしました。
痛めつけられたり疎まれたりしないと、満たされない植芝くん。
そんな植芝くんを真っ直ぐに好きな糸田川くん。
光と闇は決して交われない。

どう考えても幸せにはなれないであろう彼らのこの結末は、もしかしたらハッピーエンドだったのかもしれません。

暗闇の中でひっそりと声を顰めているような植芝くんの存在の妖しさだけが鮮明に残る作品でした。
何だかとてもつらいです。

時々、糸くんと植芝くんの区別がつかない事があって、混乱しました(笑)

3

アイドルだと思って手に取ると…

アイドルものということで、かわいくて甘甘で元気なキャラが出てくるとか
トップを目指してライバルとがんばる友情とか
そういうのを期待して読むと衝撃をくらいます。(私だけ…?)

メインの二人ではないですが
元アイドルで闇社会に堕ちた美少年と、現在のトップアイドルの二人がいて
潔いほどに二人のあいだに温かい感情はなく
堕落した美少年が、実は自分のことなんか愛してくれない彼のことが
狂おしいほど好きというドM。この設定でぞくぞくできる方は楽しめる
のではないでしょうか?私はこの二人のお話をもっと読みたかったです。
(主人公?のお話はその点、甘いほうにも辛いほうにも振りきれておらずイマイチでした)

5

けだるい雰囲気と美少年の嫉妬がよかった

暗めのストーリーですが、けだるい表情のイケメンキャラがたくさん出てきて萌えましたw

アイドルの業界が舞台で、デビューを巡り嫉妬し合う描写が個人的に好きなテイストでした。
美しい彼らのギラギラした部分に萌え。

脇ですが、江夏くんが男前すぎて素敵でした。冷たい発言ばかりなのに、いざという時守ってくれる的な部分がよかった。
主人公の2人のカップルのもっとラブラブなシーンがみたかった!後日談でもいいから!

2

ふむ

終わりよければすべてよし。
なんだかんだで収まるところにちゃんと収まったなと思う作品。
トータルとしてはちょっと暗めなテイストで
多くは語らない形なので、雰囲気読みという感じがしなくもないのですが
終わってみれば可愛らしい作品だったかなと思うのです。
ずっと好きで憧れてて。
好きな人にはもちろん優しくしたい。と一途な攻。
とにかくひどくされないと燃えない。ひどくされたい
殴られるのも痛いのも快感として捉え求めてしまう受。
結局のところ報われない片思いの話なのかと思いきやwwというところですな。
ひどくされるほうが萌えるから冷たい言葉をおくれ。な受との
最後の会話に思わず癒されました。

猫さんは結局当て馬でしたが
エロはこの人とだけなので存外美味しいところはちゃんともらってるのかな。

難を言うなれば、植芝くんと糸くんの区別がつかなくて
チカチカします。なんとかならんの

3

アイドルなのに

こんな方向からくるのね。

芸能界アイドル物と裏組織でSMっぽいの、BL的にはそれぞれどちらも定番なネタではあるけれど、
それを、この軽くてかわいい絵柄で、こんな風に両方絡めてもって来たのかぁ。
えと、これ、商業誌でだして大丈夫?

この薄暗くて生命感の薄い、よろよろした感じの絵とか、あんまり救いのない感じのわかり辛いお話は、結構好きかもしれない。
いや、寧ろ、かなり好き。
って言うか、実はとっても、いい。
確かにちょっとわかりづらいかもしれないけど、こういう省略が行き詰まったような絵とお話に抗えない魅力を感じるのって、私にもMの素質があるって事なのかな。
久々に「神」にしようかと迷ったけど、「神」に結構近い「萌×2」です。

4

山田酉子先生の新作!

アイドルとアングラ(死語だろうか…)を混ぜ合わせたお話です。
ほんっとどうしようもないなコイツ…!という男が一人、主要人物として登場します。受けに酷い攻めを見たくない人はちょっと注意です。ただ、そこまで痛い描写はありません。
登場人物それぞれが、ただの攻めや受けというキャラを越えて、屈折したいい性格をしており、表と裏の世界が絶妙に入り混じる退廃的な設定も好みなので、もっと長いお話として読んでみたかったという点では、少しだけ残念に思われました。
ひっそりと続編を待つことにします。

5

不毛地帯に咲くばら

個人的に山田酉子さんは好き作家さんなのだが、今回はとても複雑な気持ちに。
やばい事をしているチンピラと、元アイドルのドM青年。
それに絡む、アイドル達。
光の世界と闇の世界の交わりに起きたこの本の内容は、奥が深いのか浅いのか?
愛情の形もまた、まっすぐと歪んだものと、
人間もずる賢さと純粋さと、
対比して存在するその世界を描いたこの中に読みとれるものは、いくつもの方向があって、多分太い一本道があって、枝葉のようにそこに交わる細い道があり、
どれも寄り道していくのだが、結局メインストリートに戻る。
しかし、その寄り道の最中とても読者が不安に陥ってしまうのだ。
難点を挙げるとするなら、人物の区別が・・・つかないー!
これ誰?どっち?唯一解るのがチンピラだったという笑えない事態が(汗)
本の話はENDを迎えても、読者はこれでいいの?って不安になってしまう。

・・・そんな一冊・・・

アイドルの糸田川は突然辞めてしまった槙芝が好きだった。
そんな槙芝は今ではチンピラ猫柳の愛人となってAVに出たりして小金を稼ぐ生活。
偶然、槙芝と再会したことで、糸田川の気持ちを知っている猫柳に、ヤバい仕事の隠れ蓑につかわれてしまう。
当人が気がつかない中、それを知ったアイドル仲間間の江夏が機転をきかし、糸田川を、同時に槙芝を救うことになる。

その展開の中にある色々が、一体何を見ればいいのか悩ませます。

アイドルという存在(いわゆるJ系)で主人公達が登場しますが、糸田川のやる気のなさ。
何で辞めないのか?
槙芝に異常にこだわりワンコのような純粋さで、自分を好いてはくれてないとわかっていても思いは変わらない。
彼は唯一の光の存在かもしれない。
槙芝は歪んだドMなので、好きな人に傷つけられるのが好きだと言うが、本当は江夏が好きだったらしい。
糸田川を拒否するのは彼が光りで自分が闇だと感じたから?
結局はほだされなんだろうか?
猫柳については性癖を満たしてくれるから一緒にいただけ?
実に一番謎の多い人物で、彼のせいで解りにくくなってるのか?
江夏は、生粋のアイドルで一番大人かもしれない。
表と裏を知っている。
冴えない糸田川をかわいがってるという設定なのかな?兄貴肌なのか?
そして猫柳!
彼が一番解りやすい男だった。
酷い奴なら徹底的に酷くて悪い奴でいて欲しかったが、ラストは・・・
闇は光に負けたということなのか?
これが彼の良心という設定だったら、むしろ彼は死んでくれてもよかった(酷い!?)

一番解りやすく真っ直ぐな道筋を見せたのは、唯一一番ぼんやりして流されてる糸田川。
彼にイラつきながらも、救われている。

不思議な話だった。。。

4

緑の指を持たない男

この攻めさえ居なければね…と溜息を止める気も
無くしている評者です。
ここまで邪魔者としか思えない攻めも珍しい様な
気がします。鬱陶しいんじゃなくてひたすらに邪魔。
女王様である受けの引き立て役になっているんなら
まだ存在価値はあるんですがその役すら満足に
こなせていない。
その役を演じる振りをして甘い汁を吸おうとしてるだけ。
でもこの攻めが居ないと肝心の物語が動かないので
それが余計に腹立たしい。

ばらは枯れてもばらで在り続けます。ばらを育てる事が
出来なかった男は、枯れたら何になるのでしょうね。

7

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