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3巻まとめて読んでね
田村×堺のお話2巻目。（3巻完結）
いい感じで1巻目を終えた二人でしたが、堺の娘の家出騒動や田村の見合い騒動など、他者からの横槍でギクシャクしてしまう二人。それぞれがそれぞれに嫉妬して・・・ということは、口には出さないけれど「好き」をアピールしているようなもので・・・
1巻から出ている田村の元カノ・理枝ちゃんの活躍で窮地から救われたり、バッタバタの巻です。
田村の店（タムラモータース）の自動車整備工・井村×堺の店（さかいガーデンハウス）職員・重藤の二人もバタバタしだしてこれからどうなる？
番外編では「優しい関係」の二人の今が垣間見えます。直矢は相変わらずお人よし、司はこれじゃあ悪役ですよ。
やっと念願かなったのに…ハプニングが（笑）
シリーズ第2巻！
第1巻は主要キャラや脇キャラの紹介、再会〜一応恋人同士になるまで、どちらかと言えば表面上メンイの展開でした。
第2巻は、キャラ達の内面の葛藤であったり、将来（結婚や夢）の不安や悩みといった、もっと奥深い部分を追求した内容になっていくので、私的には読み応えはありました。
第1巻で書き忘れてましたけど、堺も都心から出戻り、今は実家の花屋で働いています。
田村は失恋と父の死が理由でしたけど、堺の場合はもっと深い理由がありました。
人を好きになったことも、愛する事も出来ないと思っている堺。
そんな彼は、実は都心で結婚し子供も2人いました。
でも、堺の運転する車が事故に遭い、一緒に乗っていた1人の子供は亡くなってしまったと…堺自身も心に深い傷と、足に軽い後遺症を残してしまっていたのです。
娘の死でさえも、涙が流れなかった…自分は冷たい人間だと思っている堺。
結局、その事故後心を閉ざした堺は夫婦間も上手くいかなくなり離婚していたのです。
そんな堺の過去の背景を知り、突然もう1人の娘乱入で、田村もハラハラ、ヤキモキさせられています（笑）
結構内容的には、せつない、シリアスな展開なんですけど、田村が前向きで、優しさ全開！
堺の心を溶かせれるよに訴えかけていってくれるので非痛感はありません。
田村の方はお見合い話が浮上し、堺の機転で同級生の男前な女性に助けてもらったりと、こっちは結婚経験もなく、実家を継いだことで安心したい家族（母親）のお世話に悩まされています。
同級生の女性も辛い恋愛を経験して後悔していたり…
田村と堺の仕事場で働く若者2人も、それぞれ悩みを抱えていたり…
メンイの恋愛話はもちろん、2人に並行する形で脇キャラのお話も上手く絡めらていくのも目が離せません。
若者カプの井村 × 重藤の方も徐々に2人の間に生まれていきそうな展開ですし、感情表現が苦手な堺も、田村のしつこい愛情効果で（笑）
『好き』になりつつある感じです。
毒舌さは相変わらずなんですけど、読み手には、どんどん艶っぽく可愛いらしく見えていくので、堺の甘い変化が初々しく、胸がキュンとしました。
エロシーンは、ソフトにしか描かれていません。
でも2人の常時前後の会話だけで、私は結構満足で、好きなシーンです。
大人な感じで、押したり引いたり、探りあい…からかったり、口喧嘩したり、笑いあったり…こういう所は不破先生は上手いな〜といつも楽しく読ませて頂いてます。
最後には『優しい関係』のメインカプも登場して、相変わらずな田村との関係にほのぼのさせて頂きました。
第3巻では⁉︎
それぞれどんな答えを出して、未来を歩んでいくのか⁉︎
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