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表題作美しい男(6)

あらすじ

養父ディが忘れられず、ひとり生きることへ 絶望するM2。そんな彼は、戦闘のさなか、 燃料切れで敵地に不時着してしまう。そこで 再会したのは、ディの息子ヴォルヴィ・ベイ。 ディを死に追いやったM2に、愛憎と執着を抱く ベイは、M2の身体を蹂躙しようとするが…!?  天翔ける男たちの伝説、ついに感動の完結巻!!

作品情報

作品名
美しい男(6)
著者
高口里純 
作画
高口里純 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
美しい男
発売日
ISBN
9784199601323
3.2

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(1)

萌々

(0)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

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レビュー数
2
得点
12
評価数
4
平均
3.2 / 5
神率
25%

レビュー投稿数2

美しくて悲しい不死の人

興味深い内容でとても面白かった。もう現実化しつつある件ですね。
▼低評価の理由に「人物の見分けが難しい」が目立ちますますが、電子書籍だと拡大して読めるので識別可能で問題ないです。
▼「あらすじが分かりにくい」は、脈絡が切れて突然流れが変わる部分があるのは、分担作業だったからじゃないかと? M2以外は、子孫が名前を世襲して、識別しにくくなってます。➡仔細はWik参照 https://ja.wikipedia.org/wiki/美しい男

「美しい男」 高口里純:
1996年作。宇宙戦闘機のパイロットが主人公のSFファンタジー。5年間連載で完結。
加倉井ミサイルがメカニックデザイン協力、作画協力。戦闘機や戦闘シーンは多くない。心理描写がメイン。

M2は、美しい男 「羽を持つ者」。M2の父は、M1. 養父はディ。
M2はずば抜けた戦闘技術を持つ為、技術保管の為にコールドスリープされる。ワイマール法の違反なのに国が実行してこっそり刑務所が保管。
国家の危機になると勝手に解凍されて出撃させられる。使役任務が終わると、また冬眠を刑として課された人。革命が起きて、勝手に冷凍解除されたM2のチームメイトは、パイロットの精鋭集団 「ダンスマニア」 

ここから6巻きのあらすじ:
★艦長のM1は、死角から突然現れた大群の敵攻撃を受け、艦員を退出させる。M2に伝言を告げた後、艦は爆発。音信が途絶える。「M1は、死ぬために蘇ってきた」と呟くM2

★M2の後を追ってマロイは飛行、敵の要塞を発見する。
任務中、燃料切れを理由に適地に不時着。養父デイの息子ヴォルヴィ・ベイと会うM2. 
生前、ガンディ・レーベンスは、M2の体に洗脳用の精密機器を仕込んでいた。
※「M」=「蜃気楼」は、所有物としてM2の両耳に仕込んだ洗脳機器のことだった。

★ディの息子;ベイの執着
M2とベイが抱き合う。「屈折していても、それは愛」 父親と同様、愛しているのでM2を殺しきれない息子のベイは、暗示をかけた者に撃たせて倒れる。
捕虜のソーンダイク・チャーチスを奪還。M2は、ベイを載せて脱出。マロイとも合流。
M2は任務完了。(端折ったあらすじですいません)でもこの後、ベイは自死。

★問題処理が終るとまた眠りにつかなければならないM2.
任務完了後、冷凍睡眠に反対するチームメイト。でもそれは無理。
M2の瞳の色と似ているブルームーンストーンをマロイに贈るM2。お礼をしたいマロイに「次起きるまでの間の日記をつけてほしい」と頼むM2、マロイは泣いて飛び出す。
☆マロイもM2に近い技術レベルの最年少合格の天才。冷凍保存されない。・・本人が拒否った為。

★チームメイトに挨拶せず、また冷凍睡眠カプセルに行くM2。
チームメイトたちのその後は、事故などでほとんど早世。子を残さずに死亡した者もいる。

★40年後、
マリッツにそっくりな男性がM2を起こしに来る。「M2 ダンスの時間だぞ」 
マリッツの孫だった。チームメイト達の孫世代とチームを組むM2。
「ダンスチーム」のメンバーが自己紹介をする。いつかM2が目覚めた時にもし出会ったら告げろと、孫たちは夫々、M2が目覚めた時の言葉を伝承されていた。
「M2 お待ちしていました」

★29才で事故死したマロイの子と孫
「マロイの日記で育った」と話す。マロイはM2との約束を守っていた。
マロイにソックリの孫が、M2が贈ったネックレスを着けている事を確認して・・・涙を流すM2 

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勝手に死ぬことが出来ないM2。戦いが終わると、きっとまた今回も冷蔵保存されて眠りにつく。
1から6巻まで読んで、最後の40年後のメンバー顔合わせのこのシーンが、とても孤独で気のどくで、涙が出ました。M2が、人として生を全うできる日が来るのか、気になります。
続編に期待(でもきっと読むことはできない。)

コールドスリープの技術は現実に存在しています。近い将来一般に普及する技術になるでしょうか?この作品を読むと、人が幸せになる技術とは思えない。

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ブルームーンストーンの石言葉:Royal blue moonstone
「愛する人との恋愛の成就」「永遠の愛」
 
▼著者のHP サロンバタイユ 続篇「月の庭荘」について
『マリッツ将軍の特別休暇』『カリスマ』が続篇にあったらしいので、伺い返答を受けました。
https://www.takaguchi.net/ 
▽返答:
あとがきにあった小説はこちらで読めます。https://puboo.jp/book/28048
挿絵も入っています。悪態2はもう販売はしていませんが、高口の書いた「美しい男」の小説は上記の電子書籍にまとめています

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結局、登場人物たちの気持ちが理解できなくて・・・

1巻から6巻までまとめてレビューしようとしたら文字数オーバーしてしまったので、5巻、6巻で分けました。
すごくストーリーとか人間模様とかが描かれているお話だなと思うんですが、前に読んだ高口さんの作品もそうでしたが、読んで引き込まれるんですが、私にはいまいちちゃんと理解できないなと、思いました。
登場人物たちの心情が。
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5巻からの続き
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実父、生還して復帰するの早すぎじゃない?
M2ともまともに話もしないうちに仕事に復帰するなんて。
そして死んじゃうんじゃないかなぁという気はしていました。

そしてM2と義父以外でHするのがマロイじゃなくて、マリッツの息子だなんて。
なぜマリッツ息子?そりゃマリッツは若い頃その気はあったかもしれないけど。
今もあるかもしれないけど。息子とは会ったばかりだよね。なぜー。

義父の息子は、M2をやっと手に入れた、復讐、とか言ってたけど、結局一体何がしたかったんだろう。
M2を永遠に眠らせるとか、氷の棺にいれるとかって殺すってこと?
でも結局、最後は洗脳した男に自分を殺させようとしてたし、M2が助けたけど結局自殺しちゃったし。
この最後のM2と義父息子の会話はだいぶいろいろ意味がわからなかった。
そしてこの間、マロイはどこで何してたの?

そして最後、うーんそういう終わり方かーと思いました。
M2がコールドスリープしないといけない状況だったら、何も言わずにコールドスリープしてしまう、40年後、昔の仲間の子どもたちに会うっていうのは、ストーリー的には、かっこいい感じだとは思うんですが、このお話ではM2の意志次第で、コールドスリープは強制ではなかったと思います。
M2はなぜまたコールドスリープしたんでしょう。
それが全然理解できませんでした。
M2が一人にならないように、とか、また来年すぐに起こすなよ、とかいうセリフがでてくるけど、それらは矛盾してるんですよね。
M2の能力が必要な重大な事態の時に活躍させるため、だったら、起こす時期は状況次第なわけで、すぐ起こすなよとか、まだそれほど経ってないとか、起こす時期について文句を言うのはおかしい。
重大な事態がそうそう起こってほしくないという意味かもしれないけど、ちょっとそういう感じには聞こえないような。
M2が一人にならないようにだったら、他にも優秀な人間をコールドスリープさせればいいだろうし、マロイはコールドスリープしないのかとも思ったし、コールドスリープする人がM2以外にいないというのは緊急時のシステムとしてどうなんだという気もした。M2が最後に起きるまでの40年間で他にいなかったかどうかまではわからないけど。
そして、すぐに起こすなよ、というくらいだったら目覚めた時に知ってる人がいないかもしれないのは覚悟の上のはず。
我々はいずれ死んでしまう、M2を一人にしないように、とかいう発言は、M2がコールドスリープしないといけない、という前提で言っるけど、その前提がそもそも絶対じゃないのになんで?って思ってしまった。
嫌ならコールドスリープしなきゃいいだけだよね。

そして、別れの挨拶をせずにコールドスリープして、40年の間にみんな死んじゃって。
M2がいなくなるならネックレスなんていらないって言って別れて、そのままM2に会わないままM2はコールドスリープしちゃってネックレスを他の人に届けさせて、マロイが嘘だーと叫んだ次のページで、マロイが27才で結婚して29才で事故で死亡ってでてきて、仲間たちのその後の説明が始まって、「えーー!!うそーん」と思った。
そんな別れ方って、マロイかわいそすぎる。

コールドスリープしないといけない状況があってなら、あーなんか切ない、って思えたんだけど、そういう前提ないよね?って思うから、白々しいというか。
ほんとになんで、最後、M2がコールドスリープしたのか全く理解できず。
こんな終わり方ってないよ。
ほんとに最後には納得がいきませんでした。

数十年後、子どもたちに会うっていうのをやりたかったからじゃないのっていう気がした。
真面目に考えると40年て長すぎでしょ。
その前も30年だったけど、数十年たってたら、技術の進歩すごいありそうだよね。
最新技術に慣れるのにある程度の時間かかるよね。
緊急事態に備えてだったら、ある程度定期的に起こして慣れさせないとじゃないの。

全体を通してエロはほとんどありません。
高口さんの作品は読んで気持ちは揺さぶられるんだけども、結局よくわからなくて、なんか悶々としちゃうんですよね・・・。

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