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小山田あみ さんの描く表紙のイラストは、物語のダイジェスト版
表紙の黒髪の麗人は、キヨ。隣の美男子はダイス。下は弟分のテオ。
物語の構成が上手できちんと組み立てられてます。
悪い方にしか展開しないからみあう人間模様。バッドエンド、痛くて重いお話でした。
家人の診察付き添い、待ち時間の御供に選んだ一冊ですが、
病院で読む内容じゃなかった、暗すぎる。
明るいハッピーエンドを心がけて作品を選んでいたんだけど、これはハズレ。
ダイスがある日、マフィアのボスの娘・サラを助けたことから不幸が始まる。
一目惚れしたダイスを手に入れたくて、ボスの娘・サラは父親を唆し、キヨを奪わせて執着させる。
恋人を取り戻したくて、策を練り機会を狙うダイス。
最悪な方法でキヨを取り戻した後、逃避先でジワジワ追い詰められていく3人。
キヨとダイスの心の結びつきは、ダイスが思う以上に深かった。
恋人を目の前で暗殺されたキヨは「生きろ」と言い遺されても、キヨはテオとは生きていけない。
墓前で、眠るキヨの心は、ダイスと共に既に死んでいたんでしょう。
墓前のキヨを見つけたテオは、恋人ダイスの代わりを務めた弟分。
キヨは後を追うつもりでいたなら、テオを抱くべきじゃなかったと思う。
テオじゃだめだと言うのと同じなので、テオの予後をダメにしてしまう。
死ぬときは三人一緒だと誓いあった仲だから、テオが後を追わないか心配。
あとがきに、「これしか無い終わり方」ってありましたが、ホントにこれしか無かったの??原稿を期日までに仕上げる作業的には、アレしか無かったってことかな?
虚しい。
結末が不幸な創作物は 趣味じゃない です。
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ボクシング・デー( Boxing Day)
英連邦でよく見られる、キリスト教に由来した休日(public holiday)。
寄付を募った「箱」の “box” から来ている「バーゲンの日」
水原先生の本は大好きで、いつも読んでいますが、2冊目の乗り切れずでした。
話自体は好きですが、どうも受けのキャラが受け付けない。
男じゃないよ〜これは、髪の毛は女のように長く、言動や考えてることも男っぽくない、とにかく、これは男だという雰囲気が伝わりません。
小山田先生のイラストは美しく、余計女にしか見えない受けでした。
自分的にはせっかくいい話なのに、キャラの設定で失敗してしまった残念な一冊でした。
小山田あみ先生のイラストがとても綺麗です。
水原とほる先生の作品も嫌いじゃありません。
ダイスが殺される所は、無理矢理だった気がします。
死を二人が分かつまでだから、どちらが死ぬのは良いと思います。
私がそう思うのはダイス達が逃げてる組織ではなく、別の組織に殺された為ですが…テオから北部の連中だとゆう説明はありましたが、ダイスが死にかけてる時にそんな事いきなり言われてもって感じでした。
ダイスの話をもうちょっと読みたかったですね。
マフィアに入るにしても、いろいろ葛藤とか合ったと思うんですけどね…。
デステ暗殺計画とか?
デステがキヨにした酷い仕打ちや、身体にピアスを7箇所も開けられてるらしいので、そのシーンとかも盛り込んで良かったのでは?
あの時、脱走を試みたけど捕まって酷い仕打ちをされプライドも何もかも失ったとゆう部分がありますが回想シーンみたいになっていてかなり省略されてる気がするので普通に組み込んで欲しかったです。
デステの心情も全く分からない。
娘に言われたからキヨを飼ってるだけ?
キヨの身体が良い 顔が良いとかだけだったとは思えない節もあるので…もっと、キヨの心も手に入れたいとゆう苦悶とかあっても良かったのではと思います。
キヨがダイスのお墓の前で死ぬシーンはこの流れだとありだと思いました。
永遠に離れず2人きりになれたのです。
今度こそ、幸せになって欲しいと思います。
ダイス キヨ テオの3人のキャラ好きです。
デステも割と好きです。
どうせなら、上下で出して欲しかったです…。
私にはなんか詰め込み過ぎ感がありすぎます。
バットエンドが苦手な私。
つい、マフィアという甘い誘惑に負けて買ったら気分がブルーになりました。
バットエンドが大丈夫の方には良いかも。
水原先生の話はしっかりしてるので。
ハッピーエンド好きな私としては全然楽しめない作品でした。
途中まではとても惹きつけられたのですが
ラストがどうしても腑に落ちず、評価に迷う作品でした。
東洋と西洋の交差点にある寒い国で生まれたキヨとダイス。
僧院に併設された孤児院で兄弟同然に育った二人はやがて自然に愛し合うようになる。
しかし弟分のテオがマフィア相手にスリを働いたことと、
ダイスに執着するマフィアのボスの娘の策略により
キヨは連れ去られ、ボスの愛人として監禁生活を送ることに。
黒髪を金髪に染められ、体中にピアスを入れられ、心身ともに陵辱される日々。
壮絶なのに、感情を失ったかのように淡々とそれらを語るキヨが怖いし痛ましいです。
しかし、マフィアとなったダイスとテオとの再会で、再びその心が動きだします。
5年待ってようやくキヨを救い出し、三人は組織から逃亡。
その後1年、2年と、流浪者のように町を渡り歩く。
そして、「真夏のクリスマス」の国へ行くことや、
小さな居酒屋を営み三人で静かに暮らすことを夢見る。
穏やかな時間のはずなのに、そんな繊細な夢が今にも踏みにじられそうな気配が漂いすぎていて、だからこそ、彼らのささやかな幸せがとても愛おしく感じます。
彼らは強い絆で結ばれていると思っていたのですが、ラストは…?
ダイスの件は仕方ないとして、その後の結末がどうも腑に落ちませんでした。
あれだけキヨが生きることを望んでいたダイスが、
キヨの涙一つ(と、時節柄)だけで今更現れる意味が分からない。
寂しさに負けて生を放棄したキヨの見た幻かもしれませんが、どちらにせよ、今までの三人の誓いや、生前のダイスの言葉は何だったのかと虚しい気持ちになるガッカリエンディングでした…。
あれでは約束を守った挙句取り残されたテオへの同情と、結局二人さえ良ければいいのかという戸惑いしか残らず…美しい悲劇とも思えないし、祝福する気持ちにもなれません。
これしかなかった、とあとがきにありますが、個人的にはそうかなぁ…?と。
「死がふたりを分かつまで」という言葉通り分かたれたまま、キヨがダイスに生かされた命を真っ当するラストの方が愛を感じられたし、物語としても重みを感じられた気がします。