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いや、勢いがすごいですね。BLというより漫画として面白い。
ときにシリアス、ときにかわいくデフォルメされる主人公たちですが、ギャグを交えつつも、壮絶な人生が描かれています。
始まりがまたすごいですね。廃人のようになって家に閉じこもっていた三路ですが、同級生だった矢島がゲイビに出ていると聞き、見ながら泣いているとアパートの天井が落ちてくるという。
時系列は行ったり来たりします。三路と矢島の出会い編や高校時代、再開後のまったりした同棲生活、卒業後矢島が精神病院に入院しているところへ三路が乗り込むシーンなど色々。
しかし、いずれも矢島の壮絶な人生と、矢島を死んでも追いかける三路の想いに満ちています。
作者さんがこのキャラたちを愛しているんだろうなということが伝わってきます。
やはりエッジコミックスは私のドストライクを突いてくるな。
あまりレビューがなく、えいやとレーベル買いした作品でしたが、大当たりでした。
作者さんは他に作品を描いておられるのかな。別名でpixivにおられるようなので追っかけてみたいと思います。
レビューでの、人を選ぶ、との論評に惹かれ、怖いもの見たさに購入。読んではみたが…
私はこの作品に選ばれなかったみたい。
全然イミがわからない。
三路(さんじ)と矢島の恋物語が骨子なんだと思うけど、とにかくエピソードがアッチコッチ訳わかんなく展開してるし、三路は矢島にLOVEしてるけどいわゆるラブシーンは全然ないし、はっきりしたあらすじも無いし。
ストーリーがどうこうよりもそれぞれの断片がどう自分のツボに刺さるか。
私は元々ギャグのノリで押してくる作風は得意じゃないというのもあって、こういうのはのっけから読みづらい。
頑張って理解しようとして読んでたけど、そもそも頑張る事が正しくない気がしました。合う人には最初っから面白いはずなんです。
あと、ゴキ○リや蛾を喰うシーンに注意、とあって警戒してましたが、ここは私は大丈夫だった。小さいシーンだし、描写もそれほどグロいとは思わなかったです。とはいえ超地雷の人もいるでしょうからやはり注意はして下さい。
「海辺にて物思ふ」
巻末にデビュー作というこちらの作品が収録されていました。
高校生?から付き合い、今壮年となった男同士のカップル。
弟からの「孫ができた」のハガキを見て、今更ながら彼と別れて女性と付き合おうかと考える…
今までの自分。それで良かったのか。親不孝だったのではないか。
グルグル考えて、忘れ物を取りに行くとそこにパートナーが取り寄せたお墓のパンフレットが。
そしてまたグラつくのだ。
愛への迷いよりも、今までの年月の重さや相手の誠実さに涙したくなる気持ちが勝つ。
『ただひとつ言えるのは… 皆なんとか…生きているのだということです…』
ここに胸を打たれました。
表題作には全くついていけず。デビュー作はとても良い「萌x2」。合わせて「萌」で。
なぜか一気に読み進められましたが、
振り返ると「???」が飛び交う超スピード展開。
そして謎の食虫描写×2匹…
デビュー作だという「海辺にて物思ふ」の完成度を思えば、作者の力量が只者でないとわかるのですが
キチデレと表される主人公・三路君の破天荒さは、私にはどうにもレベルが高すぎました…。
作者の個性はズバ抜けていますが、奇抜過ぎる展開で読み手が置いてけぼりを食う感じ。
(キャラクターに共感できる部分がなさ過ぎたのかもしれません…)
BLというより、ノンジャンルの漫画好きの方には有りかも。
皆様おっしゃるように、デビュー作はほっこり系良作です。
ヤンデレVSキチデレという帯の言葉に惹かれて購入しました。
初回読んだ感想は、意味はわからないが、絵は上手い!ということですw
話は無茶苦茶な感じだし、シチュエーションもマニアックな感じでしたが、最近の職業や立場が違うだけで同じシチュエーションのBL漫画に飽き飽きしていた私にとってはとても魅力的でした!
特にシチュエーション!虫食べてキスするなんて…ときめいてしまいました…また、その際の絵も綺麗な感じだし
(でも虫が苦手な人は本当キツイと思います)
とにかくタイトル通り、好き嫌いの別れる作品だと思います。
でも、ありがちなシチュエーションじゃ物足りないんだ!って言うひとにはオススメできると思います!私は何度も何度も読み返すくらいハマりましたw
主人公である三路くんの凄まじい愛もなかなか素敵ですし…矢島くんもイケメンだし…
帯のヤンデレVSキチデレは正しいか微妙ですが(両方キチデレっぽいので)、面白い作品だと思います!
この表紙に、凄く上手な油絵の扉絵、
1作目の「働かない男」は絵の雰囲気といい、ダーク目な話の展開といい、
これは好きな感じかも、当たりかもって、ワクワクしながら読んで、
2作目「春を売る男」の3コマ目で、え?
ページをめくって、
えぇーーー!
え、このままの、このまん丸絵で終わっちゃうの?
で、3作目「めぐまれない大人達」でシリアス絵に戻った、のはいいけど、蛾もGも、いやーー
4作目はキチ展開が続いて、
5作目でまたまん丸ほのぼのギャグを挟んで、、、と
なんだかとっても振幅の激しい、エッジ効き過ぎなキチデレ作品。
これを評価するのは難しい。
でも、絵は好き。
本気ですごくお上手だと思う。