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表題作溺愛調教

SM作家 緋崎了一/宇崎宣彦/江里哲治
恋人に振られバイトをクビになった無職 喜多川夏乃

その他の収録作品

  • 秋祭り

あらすじ

恋人に振られ、職も失った夏乃のもとに、突然遠縁の了一が現れる。彼は有名なSM作家で、幼い夏乃に悪戯をし、その性癖を目覚めさせた男だった――。
そんな彼に「俺の手伝いをしないか」と言われ、仕方なく居候を決める夏乃。
ところがその邸宅には、了一のほかに二人の男がいて…!?

作品情報

作品名
溺愛調教
著者
西野花 
イラスト
笠井あゆみ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
ISBN
9784199007200
3.4

(98)

(20)

萌々

(30)

(29)

中立

(9)

趣味じゃない

(10)

レビュー数
18
得点
316
評価数
98
平均
3.4 / 5
神率
20.4%

レビュー投稿数18

4P?NTR?良いわ…説得力つよすぎるわ

4PもNTRも、奴隷もそれを素直に受け入れる人間も興味ないし良さも分からないのだけど(登場するSM作家の了一も「一般受けが悪くてな」と仰る)この作者にかかればすべて「良い・・・」と思わせるのが凄いです。もう夏乃と同じく読者も飼いならされておしまいになっているみたいです。

西野さんの作品を読んでいて良いなと思うところは、良いとこ美味しい展開を途中で止めたり省かずにちゃんとみっちり描いてくれるところです。例えば行為の始まるような匂わせ方で、次のページにはもう他の話にうつっていてガッカリ…ということが余りありません(本編後の二つはちょっと終わり方がそうだけど)。
だからすごくエロい。←ココ太字
そして試し読みで始まっちゃってる駆け足感も。
その文章の強い説得力と逃げないエロに神評価です。

4Pでも基本的にみんな紳士で愛と弁えを持っているので、甘いのが読みたい人にはかなり効くと思われます。しかも攻め3人が特徴と夏乃の扱い方が異なるのがまた良いんです。了一の面倒くさくて一途な恋心も良いです。
乱暴にする描写はないのでヌルいと思う方もいるかもしれませんが。
元恋人への仕返しも独特で良かった。
いくらでも続編を出してほしいです…

笠井さんの絵を楽しみにしていたのですがまさかの表紙だけでした…普段なら挿絵なしの方がラッキーなんですがしょぼん

3

叔父さん、どんだけエロオヤジ脳なんだよ(笑)

2013年刊。
最近気が付いたのだが、どうも自分が複数ものでエロエロを楽しめるのは攻め二人まで(3P)までで、三人以上絡むと何故だか萌度が下がってしまう傾向にあるようだ。
で、数年間積んでいたこの本を今更読んだのだが、この話はそんな内心の不安を吹き飛ばしてくれたのだった。
了一の連れ二人も同様に濃厚に絡んでいるが、当の二人は一線を引いていてしっかりと了一×夏乃メインとして読む事ができた。
それにしても、宇崎と江里は驚く程割り切っているし、了一に対して相当忠実だね。
好きな相手が他の者に抱かれているのを見て客観的に愉しむ『寝取られ』嗜好に関しては勉強になった。

ちなみに二人は縁戚の叔父×甥という関係だが、西野作品だと禁忌の懸念はどこ吹く風だ。
夏乃に秘められたスレイブ属性の開花を喜んでいいものか迷うところでもあるし…
何だか恋愛過程を省いて、いきなり性生活の円熟している夫婦の仲の良さを見せつけられる不思議さがある。

一応、作中には了一と夏乃、宇崎、江里との淡々とした心の交流?もあるにはある。
これでも了一は、夏乃を側に置く決心を固めるまでは、彼が思い描く変態の世界に引き込む事に躊躇していた、と語ってはいるものの…
「初めて子供の頃の夏乃に手を出した時にいつかは俺のものにすると決心した」、
「ずっとお前のぐちゃぐちゃになったエロ可愛い姿を見たかった」、
「お前にいやらしい事して余生を過ごしたい」
だのと言い放つ辺り、了一叔父さんてばどんだけエロオヤジ脳なんだよ!?
でも、上辺だけインテリに見せて取り繕う事なくあけっぴろげに本音を晒す姿には清々しさすら感じるぜ(笑)

でも、夏乃の成長記録?としてビデオ映像を残していくってのは如何なものかと。
了一叔父さんてば大雑把で整頓下手じゃないですか…

2

まさに溺愛調教

西野花先生の作品を初めて読みました。今までひたすらどえろい(失礼!)イメージしか無かったので敬遠していたのですが…勿体ないことした~。
複数プレイが苦手で3Pすら滅多に読まないのに4Pかっ!大丈夫か私。読みきれるのか?なんてチラリと思ったのは最初だけ。あっという間に本の中に引き込まれました。受け様に対する愛があれば(まさに溺愛!)4Pでも全然OKなのね~。
笠井さんのイラストもほんとうに美しく、エッチなシーンなのに神々しくすらある。
私にとって新しい萌の扉を拓かせてくれた珠玉の名作です。

7

表紙を凝視しました

西野さんの作品を読んだのはこちらがはじめてでした。
この頃の私は3 Pいいな~という短絡さでこちらを読んだ気がします。あとは、表紙に惹かれてですかね。BL初心者だったので、なんだこの構図!?どうなってるんだ!?と何度も表紙を凝視した記憶があります(苦笑)
でも、今思うと、この頃の笠井さんの描く受けはまだ服を着ているので、そんなに狼狽える必要ありませんでしたね。(現在の笠井さんの描く受けは裸が多い気がします。それも素敵です)

ストーリーはあまり好みではないですが、ひたすら受け可哀想と思ってました。が、攻めが受けのことが大好きとわかってまあいっかと。
あと、このころですね。”寝取られ”の意味を知ったのも。
”寝取られ”は私は好きでも嫌いでもないですが、よくよく考えれば3 Pもある意味”寝取られ”だなと思いました。
しかし、うーん・・・。3 Pは大好物ですが、4 Pは好きではないみたいです。読んでいると、ただただ受けが3人の男の相手をしないといけないから大変だなという感想しか浮かびませんでした。
本当は中立評価なんですけど、笠井さんの美麗イラストで萌評価に!

1

性癖だから仕方がない!

遠縁のおじさん了一とその友人宇崎と江里とどん底状態の夏乃の4Pものです。

毎回かもですが最初は辛かった~。
身勝手な男にフラれ孤独で失業してどん底状態の夏乃。
了一が現れ不穏な予感もするがこれで夏乃もいい方にいくのかな?と思いきや、いきなりの性奴隷契約!しかも相手は3人。 撮影もしちゃうよって。

この辺はこれ本当にBLなの?BLの定義って何だろうとひやひやしました。

色々あったけど確かに了一の溺愛調教ですね。
突っ込みたいことはたくさんあるけど性癖だから仕方がない。すんごい変態さんです。

夏乃も馴染んじゃって素質あったんでしょうか。

元カレへの見せしめはぬるい気もしましたがすっきりしました。

初めは愛情のないセックスだと思い読んでいて辛かったですが、了一がずっと夏乃を好きで9年も見守って悩んでさらってくれたことがわかり私も嬉しかったです。

歳をとっても続けるつもりのようですが攻めたちは何歳位の設定だろう。気になりました。
イラストでは年齢を感じさせず、笠井あゆみ先生のイラストは今回も麗しいのですが、攻め達が髭か眼鏡か髪型でしか見分けがつきませんでした。

あと好みとしては了一の言葉使いが紳士で髭もなかったらより良かったです。

今回も4Pでもフォーメーションはグッジョブでしたね!
寝取られは初めて読む設定でした。

3

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