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待望のシリーズ、続編登場――!!
ヘブンノウズ最終巻。
待ってたけど、終わってしまうことがさみしくてさみしくて。
ようやく恋人同士になったふたりが甘くて微笑まくして(・∀・)ニヤニヤ
旭とミツルの母親の死の真相もわかり、物語が終わっていくのがさみしい。
そんな中、作中で渋澤の語る「物語」についての話がすごく好きで。
別々の物語でも共有してお互いの物語に登場する。
そんな嬉しくて素敵なことはないよねって。
旭達の「物語」を横から覗かせてもらってる気分で、一緒に悲しくなったり切なくなったり嬉しくなったり恥ずかしくなったり。
これから先続いていく「物語」を知ることはできないけど、またどこかで共有できたら、嬉しい(*´ω`*)
奈良先生のカバーイラストは本当に素敵で。
今回のカバーもすごく楽しみにしてて。
挿絵もたくさんあってすごく嬉しかった。
ヘブンノウズは奈良先生のカバーイラストもあっての素敵な物語でした。
あ、書き忘れ。
口絵のイラスト、すごく好き。
読んで一日も経っていないのに、最終刊読むのが寂しいです。
これをリアルタイムで待ってた方はもっと寂しいだろうなあ。
前回、まとまったのでメイン二人は仲良いままでよきかな、よきかな。
やっとこ、旭兄弟の母親を殺害した犯人が分かりますが、これどうなんだろう。
あまりに身勝手な大人が多過ぎやしませんかね。一体、何人私生児がいるの?この話。
そういう意味では永一のエピソードはいらなかったかなあ。
ある意味、京香さんが一番可哀想だったかも。強く生きて下さい(泪)
萌えキャラは矢張り宇喜田さんで変わらなかったですが、次点澁澤さんという感じでしょうか。
そして、折角出てきたのに特に何もなかった平久保さん、気になります!
スピンオフを是非!!(笑)
表紙は2巻と4巻が大好きですー。本当、素敵ですよね。
澁澤先生の精子戦争論がすっごく面白かった。
擬人化してかっこいい騎士達が戦う様を思い浮かべてうっかり萌えました。
高齢の執事の後継者候補として見習い執事登場。
きっと無責任に澁澤×旭の中を引っ掻き回す嫌なやつに違いない!っと否定的な目で見てしましました。ごめんね平久保くん。
澁澤×永一?? というのが1巻からなーんか怪しいと思っていたけどそかーやっぱりかーと、痴話喧嘩モードな言い争いのシーンの永一を後ろから抱きしめるイラストを見て納得してしましましたよ。
でも、シリアスなシーンなのに後ろの方で偶然目撃してしまった旭の仰天するちっちゃーい姿に笑っちゃいましたが…
誤解だとわかったあとのお仕置きごっこがエロくてよかったです。
イラストも4巻通じて一番えっちかったです。
それと時を同じくして、母親の親友からミツルを養子にしたいという申し出、澁澤の本のイラストへのネットでの悪い評価と旭を悩ませることが立て続けて起きるけれど恋人に相談もできず悶々として過ごすことなります。
脳は主語を理解しないという話に感銘を受けました。
他人に対しての悪口や否定は脳は自分のことだと思って傷つく、人の失敗や不幸を願うことは自分に呪いをかけることだと澁澤先生は言いました。
たとえ思うだけでも気持ちのいいものじゃありませんから私も澁澤先生のようにそうしない癖をつけていきたいと思えました。ネガティブ思考は三文の得にもならないですからね。
シリーズを通して澁澤屋敷の庭がイラストも合わせてずっとワンダーランドな世界だなと思っていたので澁澤と旭がアリスの不思議な世界を思い浮かべたという場面で私も一緒にシンクロできたのは嬉しかったです。
1巻からずっと続いていた旭の母親の殺人事件が漸く解決してホッとしました。
散りばめられた伏線やヒントから結末を予測していくのもいいですが、謎解きとしてのストーリーよりも旭が再生していく過程やそれを助ける登場人物達との関わりが面白く読めました。
1年間の時の中で成長していく旭の姿を見守ることができてよかったです。
このシリーズは手元に置いて何度でも読み返したい作品になりました。
4巻目にして完結編となる今作品。発売を心待ちにしていました。
前作の「赦罪」で恋人同士になった渋澤さんと旭。甘々な空気が流れ、作品を通して一番のラブ度・エロ度の高さで思わずニヤニヤしてしまいました。ミツルもだんだん子どもらしさを取り戻し、明るい雰囲気で話は進んでいきます。
ただ旭とミツルの母親である花枝殺しの犯人探しの巻でもあり、若干シリアスムードが漂います。
誰が、何のために花枝を殺したのか。
花枝の親友の京香の存在。
花枝の弟の亨からの忠告。
ミツルの前の学校の先生である御船先生の証言。
などなど、ミステリとしての側面もありちょっとドキドキしながら読み進めました。
一人の女性として、大人として、花枝の判断には賛同しかねるところも多々あります。けれど、その時の立場や心理状態で、何が正しいのか、とか、受け止め方は変わってくるんだろうなあとも思いました。
しかし渋澤さんは年齢の割に落ち着いてますねえ。34歳、でしたよね。まるで50歳くらいのオジサンのようだ、とかいろいろ思いつつ。話し方が独特ということもあるでしょうが、彼の育った家庭環境も影響しているのかな、と。
孤独を感じ、一人で頑張って生きてきた渋澤さんと旭が、お互いの存在によって癒されていく過程にはホッとしました。
しかしこの作品はタイトルも素晴らしい。足跡、赦罪、そして物語。簡潔にしてスパッと内容を表しているな、と。
それと奈良さんの挿絵も非常に良かった。内容と素晴らしくあっていると思いました。表紙も1巻目の時はすれ違っている二人が、だんだんと近づき今巻は温かみのある色遣いに二人の表情。挿絵を描く旭に、その挿し絵に文を書き足していく渋澤さん。イヤ、すごく良かった。
またどこかで旭たちに会えると良いな、と思います。
正月4日間「ヘブンノウズ」シリーズ、新書4冊一気読み耐久レースはしておりました。やっぱきつかった。「やっと終わってすべての謎が解けた~」てのが、ひとまずの感想。
マラソン完走のさわやかさ。いい読後感。
前巻「赦罪」で、めでたく結ばれた渋澤先生と旭。「よかったねえ」と思いつつ、「渋澤先生、あなたがこんな激アマな、恥ずかしい台詞連発男になるとは思いませんでした」とも思いました。
ミツルくんの事情と、お母さんの殺人事件は、意外な方向に展開しました。私の予測は外れていました。
ふと、思ったのですが、これはシンデレラ・ストーリーではあるまいか?と。
引きこもりの弟を引き取って生活にいっぱいいっぱいで追い詰められていた旭くん、そこに王子さま(渋澤先生)が現われてイラストレーターとして採用になる。自宅にも居候させてもらって、とりあえず食住の心配は無くなった。(ここまではね)
ところが王子さまにはいろいろ秘密があって…。シンデレラ側にも謎がいろいろあって…。
(ありゃ後日談があると「いばらひめ」になるのかな? 王子さまのお母さまが人食い鬼だったってぇアレです)
こんな感じ。大雑把すぎかな?(褒めてます)
まあ、BLでは片方に片方が窮地を救われて、衣食住の心配が無くなる、というのは黄金パターンだもんね。
薫さんも帰ってきて、執事見習いの平久保も加わり、一家7人、まったり暮らしていくのかなあ。
「ヘブンノウズ」とは「神のみぞ知る」みたいな意味だそうです。英田サキさんの作品で同じ名前のゲイバーが出てきたような記憶が……、それは「バカな犬ほど可愛くて」でした。
4冊とも、奈良千春さんの表紙が素敵すぎて、しみじみじーっと眺めて深読みしたくなりますなあ。