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コミカライズを読んでから小説を読みました。そしたらコミカライズの完成度にびっくり!こんなに分厚い本なのに2冊のコミックでしっかり網羅されてます。正直小説の方は新鮮味がなく、うんうんあったよねって感じで。
違うといえばやたらエッチばかりしてるところですかね。
すぐ相手のアソコを見て勃ち具合をチェックするのとか。
小説のほうがキートンがチェイに愛され自分の居場所や帰る場所ができて満たされる様子がよくわかりました。
お互いがタイプで何もかもが好ましくて仕方ないところも。
海外のBLは初めて読みましたがエッチ描写はしっかり書かれていて、日本以外の国でもこういう本を堂々と売れるんだなあと新鮮でした。
人狼もの?っていうのかな。改まった世界観の説明等はなく、当然のように人狼が存在する世界のお話が始まる。とはいえ特に分かり辛い点もなく、楽しく読めた。
ノンケの人狼チェイがやっと見つけた運命のメイト(伴侶)は、男であるキートンだった!という単純明快なやつ。だがチェイが性別に拘るのは序盤のみで、ぐいぐい迫ってすぐにカップル成立となる。元々キートンがゲイなのもあって、わりとすんなり。おかげで作中ずっといちゃいちゃしていて、エロシーンも何度あるんだろう……と。とにかく甘かった。
くっついてからの方が長い一冊で、定番のストレートと付き合うのを怖がるゲイの悩みや、決められたメイトだからじゃない、この相手だから好きなんだ、という気持ちの流れも見られる。
二人の問題以外にも、ゲイを受け入れられない友人や家族との衝突と和解、過去のしがらみを解決したり、命を狙われたり新たなカップルの誕生を匂わせたりと賑やか。
全体の雰囲気がほのぼのしており、優しい世界が広がっているタイプの作品で、嫌悪を向けてくる相手との対立も長続きしない。すぐに仲直りしてくれるので、やきもきすることもなく読み進められた。
物騒な殺人未遂も発生するが、人狼ゆえに治りが早く、そこまで深刻にならないのも良い。
すごく好きなのが、旅行の準備をするシーン。コミカルな無声映画のような雰囲気で、映像が浮かんできて良かった。
気になるのは股間の状態描写が多いこと。フェロモンにあてられた状態を分かりやすく伝えるものだと思うが、出現頻度が高くて……。人狼設定じゃなきゃドキドキする、などと書かれていたところかもしれないと、意味合いは分かっても苦手な表現だった。まあ好みの問題。
少々雑多な印象だが、全部盛りのようなお得感がある。人狼特有のエピソードも丁寧に描かれ、シリーズ開始のご挨拶のような一冊。甘さが欲しい時に良いかもしれない。
◾︎チェイ(獣医)×キートン(歴史学教授 日本で言うところの教授とはちょっと違うのかな?講師ぐらいかな)
股間が熱くなりすぎで、自身が元気になりすぎで、つまり勃起しすぎ。どのページでもソコを誰かしらが滾らせている。振り返ればずっとイチャイチャしてた。
リバ好きには非常に良いリバでした。リバ初心者にも良いリバな気がする。チェイが挿入されながらも、主導権を持ってキートンに命令するのがセクシー。双方どちらかが我慢してる様子なく、どちらも互いの我儘に振り回されてるのが可愛い。年下の分ちょっとキートンの方が奔放に見えるかな。チェイは有無を言わさぬ圧って感じ。
しかしながらモノクロームロマンス文庫ということで少々期待し過ぎたかもしれない。
面白かったんです。止まることなくザクザク読めたし、楽しめたなと思います。でも、それで結局なんだったんだ感が強い…
人狼とか、獣医とか、歴史学とか、キートンの家柄とか、掘り下げたら面白そうな要素でいっぱいなのに、全ての表層をさらりと撫でただけで、どれもこれも深い話は描かれません。キートンが命を狙われるというミステリ要素も自分にはイマイチ跳ねない結末でした。
2人とも料理できない作品、珍しい気がする。
萌〜萌2
そういえばオーブリーが一箇所オードリーにになってるのはひかりだけ?どこも?紙の重版も?
とても面白かったです。
人狼×人狼の組み合わせ。しかも、その組み合わせは異例で……と、いうお話。
ただのラブストーリーではないんですよね。
ちょっとサスペンスチックで、見えない敵と闘わなければならないというドキドキもあり。
「メイト」と呼ばれる運命の相手みたいな者同士なので、惹かれ合うのは必然のチェイとキートン。
欧米の翻訳物なので、アメリカンジョークみたいなものがバシバシ飛び交います。それも、上滑りしていなくて楽しく読ませてくれました。
読み終わってみれば、チェイとキートンのウィットに富んだやり取りが懐かしくさえ感じます。
何度も命を狙われるキートンと、チェイと間違われて殺されかけたレミ。
誰が犯人?まさかの!?
って感じで、最後までドキドキワクワクさせられました。
男同士、しかも褐色と白人という民族差もあり、チェイの母親は大反対!!
この問題はどうなる?と、こちらも注目していたのですが、これはあっさり解決。
うーん、ちょっと肩透かしをくらいましたねー
全体的にはとても面白く、スピンオフも気になります。
お互いに発情しっぱなしなのは、半ケモノ故なのかな?
勃ちっぱなしでかなりエロエロです♡
愛が溢れる二人なので、リバも自然なことに思えました。
長い休みに長いシリーズ!と思い、久々に発掘して再読。
久々に読むと、やはり日本のBLとは一味も二味も違いますね。
描写がドライなのかな…曖昧さのないストレートな感じ…
本はズシッと重く、ボリューム的にも内容的にも読み応えあり。
内容は人狼もののファンタジーです。
今のオメガバースに通じる「メイト」(伴侶)という世界観。メイトはいわば運命で自分では選べません。
また、主人公チェイトン(チェイ)はアパッチ族で、メイトが思いがけず「男」で「白人」だったという性と人種の問題提起もあり。
前半は、元々ゲイで、ストレート男性とは付き合いたくない白人人狼のキートンとやっと恋愛関係に到達するまで。
離れがたいメイトとしてフェロモンの湧き出るままにしょっちゅう発情しセックスする2人です。
セックス描写での視点は第三者的になって、チェイの感じ方、キートンの感じ方が両方書かれ、その描写は日本のBLみたいなウェットさが無くかなり淡々と、そしてお互いが快楽に忠実で肯定的。
受けのキートンも非常に積極的に快楽を求めます。
後半からは、キートンが命を狙われる、という推理もの的な展開、そして同時にゲイフォビアなチェイの親友・レミが狼に襲われ、彼の命を救うために人狼にする、という盛りだくさんでジェットコースター的な展開となります。
また、アメリカのM/Mものにはつきものらしいですが、リバありです。攻めのチェイが非常に男前に挿入されます。
キートンの家族との確執・誤解も解け、チェイの家族も完全にキートンを受け入れ、オールハッピーなエンディング。
カラリとした明るい読後感でしかも骨太。海外小説も面白いですよ。